elbow
1. 基本情報と概要
英単語: elbow
品詞: 名詞(可算名詞)
日本語訳: 肘(ひじ)
CEFRレベル目安: A2(初級)
概要(英語)
“elbow” refers to the joint between the upper arm and the forearm.
概要(日本語)
「elbow」は、「上腕と前腕をつなぐ関節(肘)」を指す英語の単語です。自分の体の部位について説明するときに使われる、よく耳にする日常的なワードです。
活用形
- 単数形: elbow
- 複数形: elbows
他の品詞への変化例
- 動詞(to elbow): 「(肘で)押す」「ひじ打ちする」の意味で、たとえば「I elbowed him out of the way.(私は肘で彼を押しのけた)」のように使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: 「elbow」
接頭語や接尾語がついていない単語ですが、もともと古い英語の要素が組み合わさってできています(語源は後述)。
詳細な意味
- 【名詞】肘:上腕と前腕をつなぐ関節。
- 【動詞(派生)】肘で押す、肘で小突く。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- bend your elbow(肘を曲げる)
- hit one’s elbow(肘をぶつける)
- elbow room(十分なスペース、ゆとり)
- elbow pad(肘当て)
- at someone’s elbow(すぐそばに、ぴったり寄り添って)
- elbow someone aside(人を肘で押しのける)
- rub elbows with someone(人と交際する、交流する)
- elbow grease((比喩的に)肉体労働、力仕事の努力)
- lean on one’s elbows(肘をついて寄りかかる)
- push through the crowd with elbows(肘でかき分けて人混みを進む)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「elbow」は古英語の “elnboga” に由来し、“eln”(腕)と “boga”(曲がり、弓)という2つの要素の組み合わせに起源があります。すなわち「腕の曲がり」を意味するところからきています。
ニュアンスや使用時の注意点
- 肘という具体的な身体部位の名称なので、日常会話でカジュアルに使われることが多いです。
- しかし「elbow room」や「rub elbows with someone」のように、比喩的な表現でフォーマルな文章やスピーチの中に登場する場合もあります。
- 動詞として使う際は、やや荒っぽいイメージがあるので、ニュアンスにも注意が必要です。カジュアルな文脈でも使われますが、フォーマルにはあまり向きません。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての使い方
- 可算名詞(数えられる名詞)です。
- 例: “I hit my elbow on the table.”(テーブルに肘をぶつけた)
- 可算名詞(数えられる名詞)です。
動詞としての使い方
- 他動詞として使われ、「〜を肘で押す」という意味があります。
- 例: “She elbowed me in the ribs.”(彼女は私のあばらに肘を入れてきた)
- 他動詞として使われ、「〜を肘で押す」という意味があります。
よくある構文・イディオム
- “rub elbows (with someone)”: 「誰かと交流する」
- “give someone the elbow”: イギリス英語の口語で「関係を断ち切る」「解雇する」などの意味を持つ表現。
- “rub elbows (with someone)”: 「誰かと交流する」
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I accidentally hit my elbow on the door, and it hurts so much!”
(ドアに肘をぶつけちゃって、めっちゃ痛い!)“Could you stop elbowing me? There’s enough room on the couch.”
(肘で押すのやめてくれる?ソファは十分スペースあるよ。)“Don’t rest your elbows on the table while eating, please.”
(食事中は肘をテーブルにつかないでね。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We need more elbow room in our budget to invest in new projects.”
(新しいプロジェクトに投資するために、予算にもっと余裕が必要です。)“They were rubbing elbows with top executives at the conference.”
(彼らはカンファレンスでトップ幹部たちと交流していました。)“Clear some elbow room for our visiting clients in the meeting room.”
(会議室に来客があるから、少しゆとりのあるスペースを確保してください。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“The flexion and extension of the elbow joint are essential for upper limb mobility.”
(肘関節の屈曲と伸展は、上肢の可動域を維持するのに不可欠です。)“Recent studies on elbow injuries in athletes suggest the importance of proper training.”
(アスリートの肘のケガに関する最近の研究は、適切なトレーニングの重要性を示唆しています。)“Detailed analysis of elbow biomechanics can lead to more effective rehabilitation programs.”
(肘の生体力学を詳細に分析することで、より効果的なリハビリプログラムが作成できます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- joint(ジョイント、関節): 肘に限らず関節全般を指すため、より広い意味です。
- arm(アーム、腕): 肘を含む腕全体を総称するため、部分と全体の違いがあります。
- joint(ジョイント、関節): 肘に限らず関節全般を指すため、より広い意味です。
反意語
- 「elbow」と反意語になるような単語は特にありませんが、足の関節を指す “knee” と比較されることがあります。肘と膝で役割は似ていますが、腕と足の関節という違いがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(アメリカ英語 / イギリス英語)
- アメリカ英語: /ˈɛlboʊ/
- イギリス英語: /ˈelbəʊ/
- アメリカ英語: /ˈɛlboʊ/
アクセントの位置
- 最初の “el” の部分に強勢がきます。
よくある発音ミス
- “el-bow” の2音節をしっかり発音せず、「エボー」のように母音を省略してしまうミス。
- また、「bow(弓)」と混同して “el-ˈbaʊ” と発音しないよう注意。
- “el-bow” の2音節をしっかり発音せず、「エボー」のように母音を省略してしまうミス。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “elbow” の b の位置を間違えて “elbow” 以外の形で書いてしまうケース(例: “elbowe”, “elboww” など)。
- 同音異義語や似た発音との混同
- “below”(下に)や “allow”(許す)のように、語中に “l” と “o” が含まれる単語と混同しないように注意。
- 試験対策
- 身体部位を尋ねる問題(TOEICや英検の初級〜中級程度)で出題されることがあります。
- イディオム(“rub elbows with ...”など)が問われるケースもあるので、表現として合わせて覚えておくとよいです。
- 身体部位を尋ねる問題(TOEICや英検の初級〜中級程度)で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源のイメージ: “el” (arm) + “bow” (曲がり)。
肘は「腕が曲がるところ」というイメージを思い浮かべると覚えやすいかもしれません。 - 覚え方のコツ:
- “el” を「L」や「曲線」と結びつけて、肘の曲がった形を連想する。
- スペリングの “bow” の部分を「弓(bow)」に見立て、その弧を肘と関連づけると印象に残りやすいでしょう。
- “el” を「L」や「曲線」と結びつけて、肘の曲がった形を連想する。
以上が “elbow” の詳細解説です。肘という身体部位を覚えるだけでなく、派生する動詞表現やイディオムにも注目して覚えると、より幅広い英語表現に役立ちます。
ひじ
ひじ形(L字形)のもの;ひじ形の屈曲;(管の)ひじ形継ぎ手;(いすの)ひじ掛け