元となった辞書の項目
type
解説
1. 基本情報と概要
● 英語/日本語での意味
- 英語: “to type” = to write something using a keyboard or typewriter.
- 日本語: 「タイプする」=キーボードやタイプライターを使って文字を入力・作成することです。
- パソコンやスマートフォンなどで文章やメッセージを入力するときに使います。「キーを打つ」「入力する」というニュアンスです。
● 品詞
- 動詞 (Verb)
● 活用形
- 原形: type
- 過去形: typed
- 過去分詞形: typed
- 現在分詞形 / 動名詞: typing
● 他の品詞へ変化する例
- 名詞形の “type” は「種類」という意味を持ちます
例) “What type of music do you like?” (どんな種類の音楽が好きですか?) - 名詞 “typist” (タイプをする人)
- 動名詞 “typing” (タイピングすること)
● CEFR レベル (目安: A2 初級)
会話の中で「入力する」といった基本的な動作を表すため、初級レベル(A2)からでもよく使われます。
2. 語構成と詳細な意味
● 語構成
- 接頭語や接尾語は特になし
- 語幹: “type” (古フランス語 “type” やラテン語 “typus” に由来)
● 意味の詳細
- キーボードやタイプライターなどで文字情報を入力する
- コンピューター上で文章を作成するときなどに使う
● 関連する派生語・類縁語
- “typist” (タイピスト、タイプ担当者)
- “typewriter” (タイプライター)
- “typewriting” (タイピング作業)
● よく使われるコロケーション/関連フレーズ(例)
- type an email → メールをタイプする(入力する)
- type your password → パスワードを入力する
- type out a document → 文書をタイプ(入力)する
- type in data → データを入力する
- type away → ひたすらタイプする
- type a letter → 手紙をタイプする
- type quickly → 素早くタイピングする
- type incorrectly → 誤ってタイプする
- type on a keyboard → キーボードでタイプする
- type from notes → ノートからタイプを起こす
3. 語源とニュアンス
● 語源
- ラテン語の “typus” (型・姿) → フランス語 “type” → 英語の “type” へ。
- もともと「型を押す・型を取る」という意味があり、そこからタイプライターで文字を“型押し”するイメージに発展しました。
● 微妙なニュアンスや感情的な響き
- 「type」はシンプルに「キーボードで打つ」という行為を指します。特にカジュアルなニュアンスで、会話やビジネスメールなど幅広く使われます。
- 口語でも文章でもよく使われ、カジュアルからフォーマルまで様々な場面で汎用的に使えます。
4. 文法的な特徴と構文
● 他動詞 / 自動詞としての使い分け
- 他動詞: “I typed the report.”(私はレポートをタイプしました)
- 目的語を必要とするパターンが一般的です。
- 目的語を必要とするパターンが一般的です。
- 自動詞: “I was typing all morning.”(午前中ずっとタイプしていました)
- 何をタイプしていたか明確に示さず、「タイプ作業をしていた」という自動詞的な使い方も可能です。
● イディオム / 慣用句
- “type away”
- 集中して(ひたすら)タイプすること
- 例) “She spent the afternoon typing away on her novel.”
- 集中して(ひたすら)タイプすること
● フォーマル/カジュアルの使い方
- ビジネスでも「タイプする」「入力する」は日常的に使う表現なので、フォーマルな文書でも問題なく使用できます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文(3つ)
- “Could you type that address for me?”
(その住所を入力してくれる?) - “I often type my notes on my laptop while watching online lectures.”
(オンライン講義を見ながら、ノートはよくノートパソコンにタイプしています。) - “I’m trying to type faster, but I keep making mistakes!”
(もっと速くタイプしようとしてるんだけど、ミスばかりしちゃう!)
(2) ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Please type up the meeting minutes by tomorrow morning.”
(明日の朝までに会議の議事録を入力してまとめておいてください。) - “I’ll type the final report after verifying all the data.”
(すべてのデータを確認した後で、最終レポートをタイプします。) - “Could you type this contract and send it to our legal department?”
(この契約書をタイプして、法務部に送ってもらえますか?)
(3) 学術的・アカデミックな文脈での例文(3つ)
- “Students are required to type their assignments using the provided format.”
(学生は、指定された形式で課題をタイプして提出する必要があります。) - “You should type your research findings clearly for the conference presentation.”
(学会発表用に、研究成果をわかりやすくタイプしておくべきです。) - “Before submitting your thesis, make sure you type your references correctly.”
(論文を提出する前に、参考文献を正確にタイプしているか確認してください。)
6. 類義語・反意語と比較
● 類義語 (Synonyms)
- “keyboard” (キーボード入力する)
- 動詞としてはあまり一般的ではないが、同じく「キーボードを使って文字を書く」意味。
- 動詞としてはあまり一般的ではないが、同じく「キーボードを使って文字を書く」意味。
- “input” (入力する)
- 数字や情報をシステムに入れるイメージが強く、一般的な「タイピング」より技術的。
- 数字や情報をシステムに入れるイメージが強く、一般的な「タイピング」より技術的。
- “enter” (入力する)
- データや数字をコンピューターに入力するニュアンス。どちらかといえば「押し込む」感覚。
● 反意語 (Antonyms)
- “handwrite” (手書きする)
- “scribble” (走り書きする)
- タイプすることと対比して、手で書く場合に用いられる表現。必ずしも完全な反意語ではありませんが、入力方法としては対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
● 発音記号 (IPA)
- /taɪp/
● アメリカ英語 (AE) とイギリス英語 (BE)
- どちらもほぼ同じ発音 ([taɪp]) で、強勢は唯一の音節にあります。
- 間違って “タイプ-ee” のように伸ばしてしまわないように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “typ” で終わらせてしまったり、 “typo” と混同したりしやすいので注意。「type」は最後に “e” が入ります。
- “typ” で終わらせてしまったり、 “typo” と混同したりしやすいので注意。「type」は最後に “e” が入ります。
- 同音異義語との混同
- “type” (種類・タイピングする) と “typ” (存在しない単語) を混同しないように。
- “type” (種類・タイピングする) と “typ” (存在しない単語) を混同しないように。
- 試験対策
- TOEIC や英検などで “type” は直接の設問というよりは、文中に当たり前のように出てくる語です。「入力する」という意味で理解しておけば十分対応できます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「タイプライター(Typewriter)」から考えると覚えやすいです。“type” + “writer” = キーボードで打つイメージ。
- パソコンのキーボードを打っているイラストや映像を思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
- スペリングは「t-y-p-e」の順番をしっかり確認するクセをつけると、単純なミスを防げます。
以上が、動詞 “type” の詳細解説です。
キーボードでの入力動作を表す非常に身近な単語なので、日常からビジネス、学術まで幅広いシーンで活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
…‘を'タイプに打つ
意味(2)
(…として)…‘を'分類する《+名+as+名(doing)》
意味(3)
…‘の'型を決める
意味(4)
タイプライターを打つ