最終更新日:2025/10/11

〈自〉《...の》結果起こる, 結果生じる《from ...》 / 《...という》結果になる, 《...に》終わる《in ...》

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元となった辞書の項目

result

IPA(発音記号)
動詞

〈自〉《...の》結果起こる, 結果生じる《from ...》 / 《...という》結果になる, 《...に》終わる《in ...》

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解説

以下では、英単語 “result” (動詞) を、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語の意味: to happen or occur as a consequence or outcome of something

日本語の意味: 「(何かの)結果として起こる」「~という結果になる」などを表す動詞です。何かの原因・行為・状態があって、そこから生じたり起こったりするイメージになります。

「result」は「結果として起こる」「(何かの)結果になる」のような感覚で使われる単語です。たとえば、“A resulted in B.” と言えば、「Aが原因でBが起こった」という意味合いになります。何かの行為や状態の「直接的な結果・帰結」を表す時に使われる表現です。


  • 品詞: 主に動詞 (自動詞) ※名詞として“a result”も存在しますが、ここでは動詞にフォーカスします。

  • 活用形:


    • 原形: result

    • 三人称単数形: results

    • 現在分詞・動名詞: resulting

    • 過去形・過去分詞形: resulted


  • 他の品詞の例:


    • 名詞: result (例: “the result of the test” テストの結果)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2:中上級レベルの学習者が身につけたい単語。比較的日常会話やビジネスでもよく使われます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “re-” (ラテン語由来で「後ろへ」「再び」を意味する接頭語的要素)

  • “sult” (ラテン語 “salire”「跳ねる」からきており、 “-sult” は “resultare” から派生)

“result” はもともと「再び跳ね返る・戻ってくる」というイメージから、「あることが起きた後にどんな結果として跳ね返ってくるか」というニュアンスを含んでいます。

他の単語との関連性


  • resultant (形容詞): 結果として生じる

  • resulting (形容詞): 結果として生じる(上記 resultant と類似)

  • solution: 派生形ではありませんが、同じラテン語の “solu-” 系統で紛らわしい単語

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. result in success → 成功という結果になる

  2. result in failure → 失敗という結果になる

  3. result from an accident → 事故から生じる

  4. result of one’s efforts → 努力の結果

  5. inevitable result → 避けられない結果

  6. undesirable result → 望ましくない結果になる

  7. direct result → 直接的な結果

  8. as a result of → ~の結果として

  9. the resulting situation → その結果として起こった状況

  10. lead to a result → 結果をもたらす


3. 語源とニュアンス

語源

“result” はラテン語で “resultare”「跳ね返る、反響する」が由来です。“re-” (後ろに、再び) + “saltare” (跳ねる) から派生し、「何かの行為が返ってきた状態」を示します。そこから「ある行為や出来事が引き起こす結果」という意味が生まれました。

ニュアンス・使用上の注意点


  • 原因と結果 をはっきりさせる表現が欲しいときに便利です。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、ビジネスや報告などで特に頻繁に用いられます。

  • 結果の生起が直接的・明確な因果関係による場合に使われやすいです。


4. 文法的な特徴と構文

result自動詞 として使われることが多い単語です。「(結果として)起こる」という意味で、目的語を直接取らないのが特徴です。ただし、多くの場合、前置詞 “in” や “from” とともに用いられます。


  • result in + 名詞/動名詞

    「~という結果になる」という構文
    例: “His hard work resulted in a promotion.”

  • result from + 名詞/動名詞

    「~から生じる」という構文
    例: “Flooding often results from heavy rain.”

イディオム/一般的な構文


  • as a result: 「その結果」として

  • as a direct result: 「直接の結果として」

フォーマル/カジュアル度


  • “result” は日常会話でもかしこまった文脈でも幅広く使われますが、書き言葉(報告書・エッセイなど)でも頻繁に用いられます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “If you don’t sleep enough, you’ll result in feeling tired all day.”

    (十分に眠らないと、一日中疲れる結果になるよ。)

  2. “Too much junk food can result in weight gain.”

    (ジャンクフードの食べ過ぎは体重増加を招くよ。)

  3. “Arguing all night will only result in more stress for both of us.”

    (一晩中口論すると、お互いストレスが増えるだけだよ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our new marketing strategy has resulted in higher sales figures.”

    (新しいマーケティング戦略により、売上が増加する結果となりました。)

  2. “The delay in shipping resulted in significant customer complaints.”

    (出荷の遅れが大幅な顧客のクレームを招きました。)

  3. “Implementing this policy should result in greater efficiency.”

    (この方針を導入すれば、より高い効率をもたらすはずです。)

学術的文脈での例文


  1. “Repeated experiments resulted in consistent data.”

    (繰り返し行われた実験は、一貫したデータを得る結果となった。)

  2. “Such outcomes often result from environmental factors.”

    (そのような結果はしばしば環境要因によって生じる。)

  3. “Errors in calculation can result in flawed conclusions.”

    (計算の誤りがあると、誤った結論に至る可能性がある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “lead to”


    • 日本語: 「~につながる」

    • 違い: “lead to” は「最終的に~という状態を導く」といったニュアンス。


  2. “cause”


    • 日本語: 「引き起こす」

    • 違い: “cause” はより直接的に「原因として~をもたらす」と言う場合に使われる。


  3. “bring about”


    • 日本語: 「~をもたらす」

    • 違い: ややフォーマル寄り。何かを引き起こして実現するニュアンス。


反意語 (Antonyms)


  • 明確な反意語はありませんが、例えば「prevent (防ぐ)」「avoid (避ける)」「hinder (妨げる)」が「結果として~が起るのを阻む」という意味で対比的に捉えられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /rɪˈzʌlt/

  • アクセント位置: 第二音節 “-zult” に強勢があります (ri-ZULT)。

アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い


  • どちらも基本的には /rɪˈzʌlt/ ですが、母音の微妙な音の違いが出ることがあります。


    • アメリカ英語: /rɪˈzʌlt/ (リザルト)

    • イギリス英語: /rɪˈzʌlt/ (リザルト)

      両者とも大きな違いはありませんが、アメリカ英語の方が “ʌ” の音が少し強くなる傾向があります。


よくある発音の間違い


  • 「リズルト」と濁りが弱い /z/ の音が “s” (無声音) になってしまう (“risult”)

  • アクセントを “re-” に置いて “RE-sult” としてしまう


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. result of と in/from の混同


    • 名詞“result”で “the result of A” と書く場合と、動詞“result”で “result in / from” を使う場合が混同されがちです。


  2. スペルミス


    • “resault” や “reslut” などと打ち間違うことがあるので注意。


  3. 同音異義語との混同


    • 同じスペルや音をもつ単語はありませんが、 “consult” と誤読する例など。


  4. 試験での出題傾向


    • TOEICなどでは “result in / from” の正しい使い分けや、自動詞として正しく使えるかを問われることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “result” = “re + sult (ジャンプ)” → 「何か原因があって、その影響が跳ね返ってくる」イメージ。

  • “result in ...” → 「…という最終的な地点にジャンプしていく」というイメージ。

  • “result from ...” → 「…が原因でジャンプしてきた」イメージ。

  • 綴りの注意: 「re」+「sult」で「re-sult」。途中で母音が抜けないようにする。

  • 勉強テクニックとしては、「因果関係を表す動詞は“result in”/“result from”以外にも“lead to”や“cause”もある」とセットで押さえておくと便利です。


以上が、動詞 “result” の詳細解説です。何かの原因や行為から自然に導き出される結果を述べたい時に、大いに活用できる重要単語ですので、ぜひ使い方をマスターしてみてください。

意味のイメージ
result
意味(1)

(…の)結果起こる(生じる)《+from+(do*ing*)》

意味(2)

(…という)結果になる,(…に)終わる(end)《+in+(do*ing*)》

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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