最終更新日:2025/09/20

を熱する, を暖める / を興奮させる / 熱くなる, 暖まる

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元となった辞書の項目

heat

IPA(発音記号)
動詞

を熱する, を暖める / を興奮させる / 熱くなる, 暖まる

このボタンはなに?

彼女は冷えたスープを夕食に暖めた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: heat

品詞: 動詞 (ただし名詞としても使われる)

活用形:


  • 現在形: heat

  • 過去形: heated

  • 過去分詞形: heated

  • 現在分詞形: heating

意味(英語): to make something hot or warm, or to become hot or warm.

意味(日本語): 「~を熱する、温める」または「熱くなる、温まる」という意味の動詞です。たとえば、料理を温めたり、部屋を暖めたりするときに使われる言葉です。日常の調理シーンや暖房、気温に関する表現など、幅広く使われます。

また、heat は名詞として「熱、熱さ、熱量、暑さ」という意味でも使われます。その場合は「The heat is unbearable.(この暑さは耐えられない)」のように使われます。

CEFRレベル目安: A2 (初級) 〜 B1 (中級)

A2 (初級レベル) の学習者でもよく目にする、シンプルな単語ですが、抽象的な表現や熟語など広い意味合いを持つため、B1 (中級) まで学ぶとさまざまな使い方に触れるようになります。


2. 語構成と詳細な意味

英語の “heat” は、明確な接頭語や接尾語がついているわけではありませんが、派生語として以下のようなものがあります。


  • heater (名詞): 暖房器、ヒーター

  • heating (名詞/形容詞): 暖房(システム)、暖房用の

  • overheat (動詞): 加熱しすぎる、オーバーヒートする

  • heat up (句動詞): (~を)温める、(自分が)熱くなる

  • reheat (動詞): 再加熱する

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. heat the oven(オーブンを熱する)

  2. heat water(水を温める)

  3. heat thoroughly(完全に加熱する)

  4. heat waves(熱波、非常に暑い時期)

  5. generate heat(熱を発生させる)

  6. dissipate heat(熱を散らす/放散する)

  7. apply heat(熱を加える)

  8. heat capacity(熱容量)

  9. heat transfer(熱伝達)

  10. in the heat of the moment(感情的になった瞬間に、興奮状態で)


3. 語源とニュアンス

“heat” は古英語の “hǣtan” に由来し、「熱」「暑さ」「暖かさ」を表す語でした。中世以降も変わらず「温める」「熱する」というコアの意味を保っています。

使用上のニュアンス:


  • 日常会話の中で「温める」「熱する」という意味でカジュアルに使われます。

  • 技術的・科学的な文脈では「熱処理する」「熱を加える」といったより専門的な使い方もできます。

  • 文章でも会話でも幅広く使われるため、フォーマル・カジュアルを問わず使いやすい単語です。

ただし、「in the heat of the moment」のように感情や状況が最高潮に達しているときに使われる慣用表現もあり、「勢い」や「激しい状態」を指すニュアンスになるので注意してください。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞/他動詞の使い分け


    • 他動詞: “Heat the soup.”(スープを温めて)

    • 自動詞: “The soup is heating.”(スープが温まっている)

      実際の会話では自動詞として使う場合は “heat up” の方が自然に聞こえることも多いです。(e.g., “The soup is heating up.”)


  • idioms / レディメイドフレーズ


    • “heat up something” / “heat something up”: ~を温める

    • “Heat of the moment”: 感情が高ぶっている瞬間


フォーマルな文書からカジュアルな会話まで幅広く応用可能ですが、形がシンプルな動詞なので、特に文法上の複雑な制約はありません。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you heat up the leftovers for dinner?”

    (夕食に残り物を温めてくれる?)

  2. “I always heat the milk before adding it to my coffee.”

    (コーヒーに入れる前に、いつも牛乳を温めます。)

  3. “Be careful when you heat water in the microwave.”

    (電子レンジで水を温めるときは気をつけてね。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to heat the chemical solution to 80°C for the reaction to occur.”

    (反応を起こすために、化学溶液を80℃まで加熱する必要があります。)

  2. “Please ensure the conference room is heated before the meeting starts.”

    (会議が始まる前に、会議室が暖房されているか確認してください。)

  3. “The maintenance team will heat the pipes to prevent them from freezing.”

    (保守チームがパイプの凍結を防ぐために加熱処理を行います。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “When you heat a gas, its volume typically expands according to Charles’s Law.”

    (気体を加熱すると、シャルルの法則に従ってその体積は通常膨張します。)

  2. “Researchers observed changes in the material’s structure when heated under pressure.”

    (研究者たちは、その物質を加圧下で加熱した際の構造の変化を観察しました。)

  3. “The experiment requires precise control of the heating rate.”

    (この実験では、加熱速度を正確に制御する必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. warm (温める)


    • 「ほどよい暖かさ」を与えるときに使うことが多い。heat より弱いニュアンス。

    • 例: “Could you warm the soup?”(スープをちょっと温めてくれる?)


  2. heat up (温める / 熱くなる)


    • “heat” に “up” を付けた句動詞。会話でよく使われ、対象を温めるのに特化した表現。

    • 例: “It’s cold. Let’s heat up some cocoa.”


  3. reheat (再加熱する)


    • 再び温め直す意味。他の動詞が使いにくいときに便利。

    • 例: “I’ll reheat the pizza in the oven.”


反意語 (Antonyms)


  1. cool / cool down (冷やす、冷える)


    • 熱を奪って冷たくする場合に使う。

    • 例: “Let the cake cool before frosting.”(ケーキにアイシングする前に冷ましてください。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /hiːt/

  • アクセント: heat は1音節の単語で、アクセントは特に移動しません。

  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: どちらも /hiːt/ で大きな違いはありません。

  • よくある間違い: “hit (/hɪt/)” と発音を区別しましょう。“heat” は長音 /iː/、 “hit” は短い /ɪ/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “heat” を “hete” や “heet” と書かないように注意してください。

  • 同音異義語: 厳密には同音ではないですが “hit” と混同しやすいので、長音 /iː/ と短音 /ɪ/ の違いを確認しましょう。

  • TOEIC・英検など試験での出題傾向:


    • 「heat up the leftovers」のように句動詞 (phrasal verb) で出題されることがあります。

    • 理科やテクノロジーの文脈でも「加熱する」という専門用語として出ることも多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “hot” と同じ語根: 「熱」とイメージすれば「heat」の意味が直感的に理解できます。

  • 「ヒートテック」「ヒーター」など、日本語にも「ヒート~」というカタカナ語があるので、それを思い出すと覚えやすいです。

  • “heat” はシンプルなのでまず動詞・名詞どちらの使い方もキッチンや日常生活で意識して使ってみると記憶に定着します。


以上が “heat” の詳細な解説です。料理や暖房など、日常生活のあらゆるシーンで「熱する」「温める」行為はよくありますので、実際に使いながら理解を深めてください。

意味のイメージ
heat
意味(1)

…‘を'熱する,暖める《+up+名,++up

意味(2)

…‘を'興奮させる,怒らせる《+up+名,++up

意味(3)

熱くなる,暖まる《+up

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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