元となった辞書の項目
excitedly
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: excitedly
品詞: 副詞 (adverb)
意味(英語): in a manner showing excitement or enthusiasm
意味(日本語): 興奮している様子で、わくわくする気持ちを表すように
「excitedly」は、誰かが気持ちを高ぶらせてしゃべったり行動したりする様子を表す副詞です。たとえば「彼女は新しいプロジェクトについて興奮気味に話した」というように、「興奮している感じで」「わくわくしながら」といったニュアンスを伝えたいときに使われます。
活用形(基本的に副詞は変化しない)
- 形容詞: excited (興奮している)
- 動詞: excite (興奮させる)
- 名詞: excitement (興奮、わくわく)
- 派生形容詞: exciting (わくわくさせる)
CEFRレベル: B2(中上級)
英語の学習が進んで、「形容詞を副詞化した使い分け」を学ぶレベルです。「興奮している」という気持ちを表すより自然な英語表現に踏み込む段階でよく登場します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- excite (動詞) + -ed (形容詞化の接尾語) → excited (形容詞: 興奮した)
- excited + -ly (副詞化の接尾語) → excitedly (副詞: 興奮気味に)
関連単語
- excite: 興奮させる (動詞)
- excited: 興奮している (形容詞)
- exciting: わくわくさせる (形容詞)
- excitement: 興奮 (名詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)やフレーズ(10選)
- talk excitedly → 興奮気味に話す
- shout excitedly → 興奮して叫ぶ
- jump excitedly → 興奮して飛び跳ねる
- wave excitedly → 興奮して手を振る
- squeal excitedly → 興奮して甲高い声を上げる
- giggle excitedly → 興奮してくすくす笑う
- cheer excitedly → 興奮して歓声を上げる
- whisper excitedly → 興奮した様子でささやく
- announce excitedly → 興奮気味に発表する
- clap excitedly → 興奮して拍手する
3. 語源とニュアンス
語源
- excitedlyの元となるexciteは、ラテン語の「excitāre(呼び起こす、目覚めさせる)」からきています。そこから「刺激して感情を高ぶらせる」という意味が生まれました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「excitedly」は、感情が高揚している様子をはっきりと示す表現です。
- 話し方や行動が熱を帯びているようなイメージを与えます。
- カジュアルな日常会話で頻繁に使われ、フォーマルすぎるシーンでも使えなくはありませんが、会議の議事録などであまり多用すると「少し感情的すぎる」印象を与えるかもしれません。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞の使い方: 動詞や形容詞、あるいは文全体を修飾します。
例: “She spoke excitedly about her findings.”(彼女は自分の発見について興奮気味に話した) - カジュアル/フォーマル:
- カジュアルなシーンではよく使われます。
- フォーマルな文書で使う場合は、もう少し落ち着いた言葉(e.g. “enthusiastically”)に置き換えることもあります。
- カジュアルなシーンではよく使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I told my friend excitedly about the concert I went to last night.”
(昨夜行ったコンサートについて、友達に興奮気味に話したよ。) - “She jumped excitedly when she found out she won the lottery.”
(宝くじに当たったと知って、彼女は興奮して飛び跳ねた。) - “They all chatted excitedly at the birthday party.”
(みんな誕生日パーティーで興奮気味におしゃべりしていた。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “The sales team spoke excitedly about this quarter’s achievements.”
(営業チームは今四半期の成果について熱く語り合った。) - “He presented the new marketing strategy excitedly, hoping to inspire his colleagues.”
(同僚にやる気を与えようと、新しいマーケティング戦略を熱気を込めて発表した。) - “She responded excitedly to the client’s positive feedback.”
(クライアントからの好意的なフィードバックに、彼女は興奮気味に反応した。)
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “The researchers discussed their unexpected findings excitedly after the conference.”
(研究者たちは学会のあと、予想外の発見について興奮気味に議論した。) - “Students often talk excitedly about breakthroughs in artificial intelligence.”
(学生たちは人工知能の進歩について興奮して話すことがよくある。) - “Scientists around the world collaborated excitedly on the new space mission.”
(世界中の科学者たちは、新しい宇宙ミッションについて熱気を帯びて協力した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- enthusiastically(熱心に、熱狂的に)
- 「excitedly」よりも、やや前向きなエネルギーや意欲を強調する表現。
- 「excitedly」よりも、やや前向きなエネルギーや意欲を強調する表現。
- eagerly(熱心に、待ちきれない様子で)
- 「考えや主張を待ちわびている/やりたくてうずうずしている」ニュアンス。
- 「考えや主張を待ちわびている/やりたくてうずうずしている」ニュアンス。
- passionately(情熱的に)
- 感情の強さや深さを強調するときに使う。興奮とは少し違い、情熱的な面を際立たせる。
反意語
- “calmly” (落ち着いて、冷静に)
- 興奮している様子と対極にある落ち着いたイメージを与える。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ɪkˈsaɪtɪdli/
- アクセント:
- “excitedly”の中では「saɪ」にやや強調があります (“ex-CI-ted-ly”)。
- “excitedly”の中では「saɪ」にやや強調があります (“ex-CI-ted-ly”)。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 基本的に大きな違いはありませんが、「t」の発音がアメリカ英語ではややフラップ気味(軽く“d”に近い音)になることがあります。
- よくある発音ミス: 「ex-cite-ed-ly」と「/-ɪdli/」の部分をはっきり発音しきれず、/ɪdəli/のように曖昧になる場合ものがちです。語尾「-ly」もゆっくり丁寧に発音することでクリアになります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “excitedly” の “-tedly” 部分に注意。
- “excited”と“exciting”の混同:
- “I am excited.” = 私が興奮している(受け手の感情を表す)
- “This is exciting.” = これはわくわくさせるものだ(ものや出来事が刺激的である)
- “I am excited.” = 私が興奮している(受け手の感情を表す)
- 副詞の誤用: “I’m excitedly.” は誤り。状態を述べる場合は副詞ではなく形容詞を用いて “I’m excited.” とします。
試験対策: TOEICや英検などでは、形容詞と副詞の使い分けや適切な文脈での語句選択として出題されることがあります。「excitedly」はやや上級の読解問題やリスニング問題で登場することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語感の覚え方: 「ex-cite(エクサイト)+ -ed(された)+ -ly(副詞)」という形。
- イメージ: 「わー!」「やったー!」といった高揚感で体が弾むイメージを思い浮かべると記憶しやすいです。
- 勉強テクニック: 「excited(わくわくしている)」をもとに、その状態でどんな行動を「どうするか」をイメージすると「excitedly」の使い方が自然に身に付きます。動詞をセットにして覚えると使いやすくなります(例: “talk excitedly,” “react excitedly” など)。
以上が「excitedly」の詳細な解説です。「興奮して」「わくわくしながら」というニュアンスをしっかり押さえて、日常会話やビジネス、学術的なシーンでぜひ使ってみてください。
意味のイメージ