最終更新日:2025/10/12
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元となった辞書の項目

currently

副詞

現在は

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解説

1. 基本情報と概要

単語: currently

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): “at the present time”

意味(日本語): 「現在は」「今のところ」「今の時点で」

「currently」は、「現在この瞬間においてこういう状態です」というニュアンスを伝えるときに使います。フォーマルからカジュアルまで幅広い文脈で使われる、便利な副詞です。

活用形: 副詞のため、時制や人称による変化はありません。


  • 副詞形: currently

  • 形容詞形: current(「現在の」「最新の」など)

  • その他: 動詞形や名詞形としては存在しませんが、名詞 “current”(「流れ」「潮流」「電流」)として使われることはあります。

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2: ある程度幅広い文脈ややや専門的なトピックでも自然に理解・表現できるレベル


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): current(「現在の」「今の」)

  • 接尾語 (suffix): -ly(形容詞を副詞化する一般的な接尾語)

形容詞 “current” に副詞化のための “-ly” をつけた形が “currently” です。発音やスペリングが多少変化するわけではなく、シンプルに「現在の状態」を副詞として表す単語です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. currently available(現在利用可能な)

  2. currently working on(今取り掛かっている)

  3. currently in use(現在使用中の)

  4. currently under construction(現在工事中の)

  5. currently employed(現在雇用されている)

  6. currently out of stock(現在在庫切れの)

  7. currently in effect(現在有効な)

  8. currently being processed(現在処理されている最中)

  9. currently underway(現在進行中の)

  10. currently scheduled(現在予定されている)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “currere” (「走る」)が大元とされ、その後フランス語を経由して英語に入ってきました。派生して「流れる水流、電流」の “current” や「今動いている」という意味合いが広がったといわれています。

  • 使用時の注意点: 口語・文章ともに使われますが、ビジネスメールや公式文書など、ややフォーマルな場面でもよく見かけます。カジュアル会話でも「Right now」の少し書き言葉寄りの表現として使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 副詞

  • 使い方:


    • 主に文中や文頭に置いて、「現在において~です」という意味を付与します。

    • フォーマル/カジュアルどちらにも使えます。


  • 構文例:


    • “I am currently studying for my exam.”

    • “Currently, there is no official statement.”


“currently” は不可算・可算などの区別は必要ありません(副詞のため)。文中の位置としては動詞の前や文頭で用いられることが多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’m currently looking for a new apartment.”

    (今、新しいアパートを探しているんだ。)

  2. “He’s currently at the grocery store picking up some fruit.”

    (彼は今、果物を買いにスーパーにいるよ。)

  3. “I’m currently busy, so can I call you back later?”

    (いま忙しいから、あとで電話してもいいかな?)

(2) ビジネスでの例文


  1. “We are currently reviewing the project proposal.”

    (弊社は現在、プロジェクト提案を検討中です。)

  2. “The position is currently open, and we are accepting applications.”

    (そのポジションは現在空いており、応募を受け付けています。)

  3. “She’s currently leading the development team on the new software.”

    (彼女は現在、新ソフトウェアの開発チームを率いています。)

(3) 学術的 / 公的な文脈での例文


  1. “Currently, researchers are focusing on more sustainable energy options.”

    (現在、研究者たちはより持続可能なエネルギー源に注目しています。)

  2. “The data is currently being analyzed to identify possible trends.”

    (可能性のある傾向をつかむため、データは現在分析中です。)

  3. “Currently, there is no conclusive evidence supporting this theory.”

    (現在のところ、この理論を支持する決定的な証拠はありません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. now(今、現在)


    • 口語で短くシンプルに「今」を表す。


  2. at the moment(この瞬間に)


    • “currently” よりも少し口語的。


  3. presently(現在)


    • “currently” とほぼ同義だが、ややフォーマルに響くこともある。


  4. right now(まさに今)


    • 口語でより強調を伴う。


  5. for the time being(当面のところ)


    • 一時的なニュアンスを強調。


反意語 (Antonyms)


  • “previously” (以前は)

  • “formerly” (かつては)

  • “once” (かつて)

いずれも「過去」に焦点がある単語です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈkʌr.ənt.li/


    • アメリカ英語 (AmE): /ˈkɝː.ənt.li/ に近い発音になる (/ɝː/ の r が強め)

    • イギリス英語 (BrE): /ˈkʌr.ənt.li/ (/ˈkʌr-/ の r がやや弱め)


  • アクセント: 第1音節 “cur-” に強勢があります。

  • よくある発音ミス: “c” を /s/ ではなく /k/ と発音し、「カー」(/kʌr/)のようにしっかりと始めること。また真ん中の /ənt/ が「urent」のように曖昧になることが多いので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “curently” “currenty” などと書き落とすことがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: 大きな同音異義語はありませんが、「current(電流、潮流)」と混同してしまう学習者もいるので文脈で区別してください。

  • 試験対策: TOEICや英検の長文読解や会話文で「現在の状況」を表す文脈に出題されやすい単語です。形容詞 “current” とセットで覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “cur*rent*ly” のつづりの中に “rent” があると覚えておくと、スペルミスを防ぎやすいかもしれません。

  • “current” は「今流れている流れ (current)」というイメージを持つと、そこに “-ly” をつけて「現在の状態で」という副詞として理解しやすいでしょう。

  • 会話でもよく使うので、身近な場面で “currently” を使った例文を自作し、声に出して練習すると定着しやすいです。


以上が副詞 “currently” の詳細解説です。日常生活からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使える表現なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
currently
意味(1)

現在は;広く,一般に

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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