最終更新日:2025/09/20

ボーリングをする / (クリケットで)投球する / 〈車などが〉すべるように走る《along》 / 〈球〉をころがす / (クリケットで)〈球〉を投げる / (ボーリングなどで)〈得点〉を上げる

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元となった辞書の項目

bowl

動詞

ボーリングをする / (クリケットで)投球する / 〈車などが〉すべるように走る《along》 / 〈球〉をころがす / (クリケットで)〈球〉を投げる / (ボーリングなどで)〈得点〉を上げる

このボタンはなに?

週末はいつもボウリングをしています。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: bowl

品詞: 動詞 (また、同じつづりで名詞も存在します)

CEFRレベル: B1 (中級)

英語での意味:


  • to roll a ball (especially in the sport of bowling or cricket)

日本語での意味:


  • ボールを転がして投げる (特にボウリングやクリケットなどでボールをローリングさせる動作)

「bowl」は、ボウリングのときにピンに向かってボールを投げる行為や、クリケットでバッツマンに向かってボールを投げる行為を表す単語です。スポーツの文脈でよく使われますが、広く「ボールを転がして投げる」というイメージが基本にあります。日常会話でも「bowl over someone(人を仰天させる)」など、比喩的に使用されることもあります。

活用形:


  • 原形: bowl

  • 三人称単数: bowls

  • 現在進行形: bowling

  • 過去形: bowled

  • 過去分詞: bowled

他の品詞としての例:


  • 名詞: a bowl – 「ボウル、鉢」などの容器を指す


    • 例: “I need a bowl for this soup.”


2. 語構成と詳細な意味


  • bowl(動詞)の場合、はっきりとした接頭語や接尾語はありません。

  • 語幹は “bowl” そのものです。

よく使われるコロケーション10選


  1. bowl a strike – ストライクをとる

  2. bowl someone over – (驚きなどで)人を圧倒する、仰天させる

  3. bowl a perfect game – パーフェクトゲームを達成する

  4. bowl the ball – ボールを投げる/転がす

  5. bowl down the lane – レーンに沿って(ボールを)転がす

  6. bowl in cricket – クリケットでボールを投げる

  7. bowl to the batsman – バッツマンに向かって投げる

  8. bowl for the match – (ゲーム等で)投球を行う

  9. bowl leisurely – ゆっくりとボールを投げる/転がす

  10. bowl with confidence – 自信をもって投げる

3. 語源とニュアンス

語源:

「bowl(名詞)」は古英語の “bolla” に遡り、「丸い器」を意味していました。動詞としては、「ボール状のものを転がす」という意味合いから派生しています。歴史的には、クリケットやボウリングなどのスポーツの中で「投げる/転がす」という意味が定着しました。

ニュアンスや感情的な響き:


  • スポーツで「ボールを転がす」という具体的なイメージが強いです。

  • 口語では “bowl over” が「圧倒する」「驚かせる」という比喩的な表現として使われます。

  • フォーマル・カジュアル両方で使えますが、スポーツという文脈が多いため、日常会話でも自然に登場します。

4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞/自動詞: 多くの場合、「ボールを投げる(対象がある)」という意味で 他動詞 として使われます。文脈によっては「ボウリングをする」というように 自動詞的 にも使われる場合があります。


    • 例: “He bowls every weekend.”(自動詞的)

    • 例: “He bowled the ball perfectly.”(他動詞)


  • 頻出の構文例:


    • “(主語) + bowl + (目的語) + (補足情報)”

    • 例: “She bowled the ball down the lane.”

    • “(主語) + bowl + (副詞)”

    • 例: “He bowls professionally.”


  • イディオム:


    • “bowl over someone” – (比喩的に)人を驚かせる、圧倒する

    • “go bowling” – ボウリングをしに行く


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “Let’s go bowling this Saturday!”


    • 「今度の土曜日にボウリングしに行こうよ!」


  2. “He bowled the ball too fast for me to catch it.”


    • 「彼はボールを速く転がしすぎて、私は取れなかったよ。」


  3. “She bowled over her friends with her incredible news.”


    • 「彼女は信じられない知らせで友達をびっくりさせた。」


(2) ビジネス


  1. “Our company organized a team-building exercise at the bowling alley.”


    • 「私たちの会社は、ボウリング場でチームビルディングを行ったんだ。」


  2. “Everyone on the team bowled their best games to bond better.”


    • 「チームのみんなは仲を深めるために最高の投球をしたよ。」


  3. “He bowled the idea to the board of directors, and they loved it.”


    • 「彼は取締役にそのアイデアを提案して、好評だった。」

    • ※ “bowl an idea” はあまり一般的ではありませんが、カジュアルな比喩として「転がすようにアイデアを提案する」イメージで使われています。


(3) 学術的な文脈


  1. “Researchers studied how professional players bowl consistently to optimize training methods.”


    • 「研究者たちは、プロ選手がいかに一貫して投球するのかを調査して、トレーニング法を最適化したんだ。」


  2. “The biomechanics of how a cricketer bowls can reveal potential injury risks.”


    • 「クリケット選手がボールを投げる生体力学は、ケガのリスクを明らかにする可能性がある。」


  3. “This paper examines how pin placement affects the trajectory of a bowled ball.”


    • 「この論文は、ボウリングのピンの配置が投げられたボールの軌道にどのように影響するかを調査している。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. roll (転がす)


    • “He rolled the ball down the lane.” → 「ボールをレーンに沿って転がした。」

    • “bowl” よりも幅広く「転がす」という意味を持つ。


  2. throw (投げる)


    • “He threw the ball aggressively.” → 「彼はボールを力強く投げた。」

    • “bowl” は「転がすように投げる」ニュアンスが強いが、 “throw” は「上から放つ」ニュアンスが強い。


  3. pitch (投げる)


    • “He pitched the ball in baseball.” → 「彼は野球でボールを投げた。」

    • 野球などの「投球」のニュアンス。クリケットやボウリングでは使わない。


反意語(Antonyms)


  • catch (受け取る)


    • “He bowls the ball, and she catches it.” → 「彼がボールを投げ(転がし)、彼女が受け取る。」


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /boʊl/(米英)、/bəʊl/(英英)

  • アメリカ英語では「ボウル」の “ow” が /oʊ/、イギリス英語では /əʊ/ の音です。

  • アクセントは1音節なので強勢は特に “bowl” 全体にかかります。

  • “bowl” と “ball” (/bɔːl/) の発音を混同しないように注意しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “bowl” を “bowel”(腸)と書き間違えないように注意。まったく別の意味になります。


  • 同音異義語との混同:


    • 同音異義語は特にありませんが、 “ball” と発音が似ていると誤解されがちです。


  • 試験対策:


    • TOEIC や英検では、スポーツ関連のトピックや、イディオム “bowl over” が登場する可能性があります。文章の流れで「驚き」や「感動」の意味合いを示す場合には要注意です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ボールをボウル(bowl)する」という語呂合わせ


    • “bowl” は “ball” と似ているけれど “o” の音がしっかり入ると覚えるとよいでしょう。


  • イメージ:


    • ボウリングやクリケットで、転がすようにボールを投げる姿を思い浮かべると覚えやすいです。


  • 勉強テクニック:


    • 実際にボウリングをしてみて、投げる様子を英語でイメージすると定着しやすいです。

    • “bowl over” の使い方を日常表現に取り入れてみると、自然と覚えられます。



以上が、動詞「bowl」の詳細な解説です。スポーツから日常表現、イディオムまで幅広く使われる単語なので、レーンにボールを転がすイメージとともに覚えると身につきやすいでしょう。

意味のイメージ
bowl

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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