ボーリングをする / (クリケットで)投球する / 〈車などが〉すべるように走る《along》 / 〈球〉をころがす / (クリケットで)〈球〉を投げる / (ボーリングなどで)〈得点〉を上げる
bowl
ボーリングをする / (クリケットで)投球する / 〈車などが〉すべるように走る《along》 / 〈球〉をころがす / (クリケットで)〈球〉を投げる / (ボーリングなどで)〈得点〉を上げる
1. 基本情報と概要
単語: bowl
品詞: 動詞 (また、同じつづりで名詞も存在します)
CEFRレベル: B1 (中級)
英語での意味:
- to roll a ball (especially in the sport of bowling or cricket)
日本語での意味:
- ボールを転がして投げる (特にボウリングやクリケットなどでボールをローリングさせる動作)
「bowl」は、ボウリングのときにピンに向かってボールを投げる行為や、クリケットでバッツマンに向かってボールを投げる行為を表す単語です。スポーツの文脈でよく使われますが、広く「ボールを転がして投げる」というイメージが基本にあります。日常会話でも「bowl over someone(人を仰天させる)」など、比喩的に使用されることもあります。
活用形:
- 原形: bowl
- 三人称単数: bowls
- 現在進行形: bowling
- 過去形: bowled
- 過去分詞: bowled
他の品詞としての例:
- 名詞: a bowl – 「ボウル、鉢」などの容器を指す
- 例: “I need a bowl for this soup.”
2. 語構成と詳細な意味
- bowl(動詞)の場合、はっきりとした接頭語や接尾語はありません。
- 語幹は “bowl” そのものです。
よく使われるコロケーション10選
- bowl a strike – ストライクをとる
- bowl someone over – (驚きなどで)人を圧倒する、仰天させる
- bowl a perfect game – パーフェクトゲームを達成する
- bowl the ball – ボールを投げる/転がす
- bowl down the lane – レーンに沿って(ボールを)転がす
- bowl in cricket – クリケットでボールを投げる
- bowl to the batsman – バッツマンに向かって投げる
- bowl for the match – (ゲーム等で)投球を行う
- bowl leisurely – ゆっくりとボールを投げる/転がす
- bowl with confidence – 自信をもって投げる
3. 語源とニュアンス
語源:
「bowl(名詞)」は古英語の “bolla” に遡り、「丸い器」を意味していました。動詞としては、「ボール状のものを転がす」という意味合いから派生しています。歴史的には、クリケットやボウリングなどのスポーツの中で「投げる/転がす」という意味が定着しました。
ニュアンスや感情的な響き:
- スポーツで「ボールを転がす」という具体的なイメージが強いです。
- 口語では “bowl over” が「圧倒する」「驚かせる」という比喩的な表現として使われます。
- フォーマル・カジュアル両方で使えますが、スポーツという文脈が多いため、日常会話でも自然に登場します。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞/自動詞: 多くの場合、「ボールを投げる(対象がある)」という意味で 他動詞 として使われます。文脈によっては「ボウリングをする」というように 自動詞的 にも使われる場合があります。
- 例: “He bowls every weekend.”(自動詞的)
- 例: “He bowled the ball perfectly.”(他動詞)
- 例: “He bowls every weekend.”(自動詞的)
頻出の構文例:
- “(主語) + bowl + (目的語) + (補足情報)”
- 例: “She bowled the ball down the lane.”
- “(主語) + bowl + (副詞)”
- 例: “He bowls professionally.”
- “(主語) + bowl + (目的語) + (補足情報)”
イディオム:
- “bowl over someone” – (比喩的に)人を驚かせる、圧倒する
- “go bowling” – ボウリングをしに行く
- “bowl over someone” – (比喩的に)人を驚かせる、圧倒する
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Let’s go bowling this Saturday!”
- 「今度の土曜日にボウリングしに行こうよ!」
- 「今度の土曜日にボウリングしに行こうよ!」
- “He bowled the ball too fast for me to catch it.”
- 「彼はボールを速く転がしすぎて、私は取れなかったよ。」
- 「彼はボールを速く転がしすぎて、私は取れなかったよ。」
- “She bowled over her friends with her incredible news.”
- 「彼女は信じられない知らせで友達をびっくりさせた。」
(2) ビジネス
- “Our company organized a team-building exercise at the bowling alley.”
- 「私たちの会社は、ボウリング場でチームビルディングを行ったんだ。」
- 「私たちの会社は、ボウリング場でチームビルディングを行ったんだ。」
- “Everyone on the team bowled their best games to bond better.”
- 「チームのみんなは仲を深めるために最高の投球をしたよ。」
- 「チームのみんなは仲を深めるために最高の投球をしたよ。」
- “He bowled the idea to the board of directors, and they loved it.”
- 「彼は取締役にそのアイデアを提案して、好評だった。」
- ※ “bowl an idea” はあまり一般的ではありませんが、カジュアルな比喩として「転がすようにアイデアを提案する」イメージで使われています。
- 「彼は取締役にそのアイデアを提案して、好評だった。」
(3) 学術的な文脈
- “Researchers studied how professional players bowl consistently to optimize training methods.”
- 「研究者たちは、プロ選手がいかに一貫して投球するのかを調査して、トレーニング法を最適化したんだ。」
- 「研究者たちは、プロ選手がいかに一貫して投球するのかを調査して、トレーニング法を最適化したんだ。」
- “The biomechanics of how a cricketer bowls can reveal potential injury risks.”
- 「クリケット選手がボールを投げる生体力学は、ケガのリスクを明らかにする可能性がある。」
- 「クリケット選手がボールを投げる生体力学は、ケガのリスクを明らかにする可能性がある。」
- “This paper examines how pin placement affects the trajectory of a bowled ball.”
- 「この論文は、ボウリングのピンの配置が投げられたボールの軌道にどのように影響するかを調査している。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- roll (転がす)
- “He rolled the ball down the lane.” → 「ボールをレーンに沿って転がした。」
- “bowl” よりも幅広く「転がす」という意味を持つ。
- “He rolled the ball down the lane.” → 「ボールをレーンに沿って転がした。」
- throw (投げる)
- “He threw the ball aggressively.” → 「彼はボールを力強く投げた。」
- “bowl” は「転がすように投げる」ニュアンスが強いが、 “throw” は「上から放つ」ニュアンスが強い。
- “He threw the ball aggressively.” → 「彼はボールを力強く投げた。」
- pitch (投げる)
- “He pitched the ball in baseball.” → 「彼は野球でボールを投げた。」
- 野球などの「投球」のニュアンス。クリケットやボウリングでは使わない。
- “He pitched the ball in baseball.” → 「彼は野球でボールを投げた。」
反意語(Antonyms)
- catch (受け取る)
- “He bowls the ball, and she catches it.” → 「彼がボールを投げ(転がし)、彼女が受け取る。」
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /boʊl/(米英)、/bəʊl/(英英)
- アメリカ英語では「ボウル」の “ow” が /oʊ/、イギリス英語では /əʊ/ の音です。
- アクセントは1音節なので強勢は特に “bowl” 全体にかかります。
- “bowl” と “ball” (/bɔːl/) の発音を混同しないように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “bowl” を “bowel”(腸)と書き間違えないように注意。まったく別の意味になります。
- “bowl” を “bowel”(腸)と書き間違えないように注意。まったく別の意味になります。
- 同音異義語との混同:
- 同音異義語は特にありませんが、 “ball” と発音が似ていると誤解されがちです。
- 同音異義語は特にありませんが、 “ball” と発音が似ていると誤解されがちです。
- 試験対策:
- TOEIC や英検では、スポーツ関連のトピックや、イディオム “bowl over” が登場する可能性があります。文章の流れで「驚き」や「感動」の意味合いを示す場合には要注意です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ボールをボウル(bowl)する」という語呂合わせ
- “bowl” は “ball” と似ているけれど “o” の音がしっかり入ると覚えるとよいでしょう。
- “bowl” は “ball” と似ているけれど “o” の音がしっかり入ると覚えるとよいでしょう。
- イメージ:
- ボウリングやクリケットで、転がすようにボールを投げる姿を思い浮かべると覚えやすいです。
- ボウリングやクリケットで、転がすようにボールを投げる姿を思い浮かべると覚えやすいです。
- 勉強テクニック:
- 実際にボウリングをしてみて、投げる様子を英語でイメージすると定着しやすいです。
- “bowl over” の使い方を日常表現に取り入れてみると、自然と覚えられます。
- 実際にボウリングをしてみて、投げる様子を英語でイメージすると定着しやすいです。
以上が、動詞「bowl」の詳細な解説です。スポーツから日常表現、イディオムまで幅広く使われる単語なので、レーンにボールを転がすイメージとともに覚えると身につきやすいでしょう。