最終更新日:2024/06/17

この地域は危険地帯として知られています。

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This area is known as the danger zone.

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元となった辞書の項目

zone

名詞

(何らかの目的・特徴などによって他の地域と区別された)地帯,地域,地区(belt, area) / (気候によって地球を大別した)帯(たい) / 《米》(交通・郵便などの)同一料金区域;(郵便番号で分けた)郵便区 / (環状の)ベルト,輪,帯

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解説

以下では、英単語“zone”をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

▸ 単語


  • 英語: zone

  • 日本語: ゾーン、区域、地帯、領域 など

▸ 品詞


  • 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • (参考)動詞用法もあり: to zone(区域分けをする、用途地域に指定する など)

▸ 意味

英語の“zone”は「特定の地域」や「特別な目的や特徴をもつ区画」を表します。日本語では「ゾーン」や「地帯」などと訳されることが多いです。「ある特性や制限がある区域や領域」というニュアンスで使われます。

学習者目線で言うと、普段の会話や地理的説明、ビジネスや科学的分野など、幅広い文脈で登場する単語です。

▸ 活用形


  • 単数形: zone

  • 複数形: zones

▸ 他の品詞になったときの例


  • 動詞: to zone(例: The city is zoned for residential use. 「その都市は住宅用地として区分指定されている」)

  • 形容詞: zonal(例: zonal flow「帯状の流れ」、気象専門用語など)

▸ CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)


    • より専門的な文章(例: 地理、ビジネス文書など)でも登場する可能性が高い単語。日常会話でも「time zone(時間帯)」などの形で使われます。



2. 語構成と詳細な意味

▸ 語構成


  • 語源としてはギリシャ語の“zonē”(帯の意)→ ラテン語の“zona” -> フランス語の“zone”を経て英語へ入った言葉です。

  • 接頭語・接尾語として目立った要素はありません(zone自体が語幹)。

▸ よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. time zone(タイムゾーン/時間帯)

  2. comfort zone(コンフォートゾーン/安心できる領域)

  3. danger zone(危険地帯)

  4. demilitarized zone(非武装地帯)

  5. no-parking zone(駐車禁止区域)

  6. restricted zone(制限区域)

  7. free-trade zone(自由貿易地域)

  8. tropical zone(熱帯地域)

  9. zone of influence(影響圏)

  10. pedestrian zone(歩行者専用区域)


3. 語源とニュアンス

▸ 語源


  • もともとの起源はギリシャ語の“zonē”で「帯」「腰帯」を意味しました。それが「ベルト状のもの」、「帯状のエリア」といった発想に広がり、「区域」「地帯」という意味で使われるようになりました。

▸ ニュアンスや使用時の注意


  • 「はっきり線引きされた領域」というイメージが強いです。実際の区域分けや抽象的な領域(例: mental zone, comfort zone)などにも使われます。

  • ビジネスや学術、行政文書、日常会話など、幅広い文脈で使える比較的フォーマル寄りの単語ですが、カジュアルな会話でも「time zone」などはよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文

▸ 可算名詞としての使い方


  • zoneは地理的、物理的に区分された領域を表す時、可算名詞として使われ、複数形はzonesとなります。


    • 例: The city has multiple industrial zones.(その都市には複数の工業地帯がある。)


▸ 動詞 “zone” の使われ方


  • 主に土地の用途指定など、都市計画の文脈で使われます。

    例: The area was zoned for commercial use.(その地域は商業用地に指定された。)

▸ よくある構文・イディオム


  • be in the zone: 「集中力が高まり、非常に良いパフォーマンスを発揮している状態」を表す口語表現

    例: He’s really in the zone today; he’s scoring every shot.

  • zone out: 「ぼんやりする」「意識が飛ぶ」というカジュアルな表現(こちらは動詞で使われる)。

    例: I zoned out during the lecture.


5. 実例と例文

以下、場面ごとに3例ずつ紹介します。

▸ 日常会話


  1. “Which time zone are you in right now?”

    (「今どのタイムゾーンにいるの?」)

  2. “I need some quiet time in my own zone to focus on this book.”

    (「この本に集中するには自分だけの静かなゾーンが必要だな。」)

  3. “I’m completely in the zone while painting.”

    (「絵を描いているときは、完全に集中しているんだ。」)

▸ ビジネスシーン


  1. “Our office is located in a commercial zone.”

    (「私たちのオフィスは商業地域にあります。」)

  2. “The city council decided to rezone the area into a mixed-use zone.”

    (「市議会はその地域を複合用途地域に再区分することを決定した。」)

  3. “In our free-trade zone, taxes are significantly reduced.”

    (「自由貿易地域では税金が大幅に減免されます。」)

▸ 学術的・専門的文脈


  1. “Scientists are studying the subduction zone off the coast.”

    (「科学者たちは沿岸沖の沈み込み帯を研究している。」)

  2. “The tropical zone is known for its high biodiversity.”

    (「熱帯地域は高い生物多様性で知られている。」)

  3. “The demilitarized zone between the two countries is heavily monitored.”

    (「その2国間の非武装地帯は厳しく監視されている。」)


6. 類義語・反意語と比較

▸ 類義語(Synonyms)


  1. area(地域、場所):よりカジュアルかつ広範な表現。

  2. region(地域、地方):やや広域で公式・地理的なニュアンス。

  3. sector(部門、区分):経済・産業分野などで使われることが多い。

  4. district(地区、区):行政区画としてのニュアンスが強い。

  5. section(部分、区分):単に一部分を指す場合に使われやすい。

“zone”は、はっきりとした目的・性質で区切られた領域をいう点で、“area”や“region”よりも「区切り」が明確なニュアンスがあります。

▸ 反意語(Antonyms)


  • 特定の明確な反意語はありませんが、「全域」「制限がない範囲」など、ゾーンが存在しないことを示すとすれば、entire area(全域)などが対照的な概念になります。


7. 発音とアクセントの特徴

▸ 発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (AmE): /zoʊn/

  • イギリス英語 (BrE): /zəʊn/

▸ アクセント(強勢)


  • “zone”は1音節の単語なので、強勢は“zone”全体にあります。

▸ 発音上の注意点


  • アメリカ英語では zoʊn

  • イギリス英語では zəʊn

  • つづりの最後の“e”は発音されないことに注意してください( “zohn” のように聞こえる)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “zone” を “zoon” や “zon” と間違えないようにしましょう。

  2. 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、“own”(オウン)などと紛らわしい発音をしないよう意識してください。

  3. 試験での出題: TOEICや英検のリスニングで“time zone”や“comfortable zone”などの形で聞こえる場合が多いです。視覚的にも見慣れておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ギリシャ語の“zonē”が「ベルト」を意味したことから、「ぐるっと帯状に囲んだエリア」とイメージすると覚えやすいです。

  • 「ゾーン」とカタカナ英語としても日常会話に浸透しているので、そのまま英単語としても覚えやすいでしょう。

  • 短い単語なので発音・スペリング共に混同しづらいですが、音で覚える場合は “ゾウン(or ゾーン)” のイメージで定着させると良いです。


以上が名詞“zone”の詳細解説です。地理・ビジネス・日常会話まで幅広く使われる単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
zone
意味(1)

(何らかの目的・特徴などによって他の地域と区別された)地帯,地域,地区(belt, area)

意味(2)

(気候によって地球を大別した)帯(たい)

意味(3)

《米》(交通・郵便などの)同一料金区域;(郵便番号で分けた)郵便区

意味(4)

(環状の)ベルト,輪,帯

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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