元となった辞書の項目
text
解説
1. 基本情報と概要
英単語: text
品詞: 動詞 (他動詞/自動詞として使われる場合が多い)
意味(英語): to send a message (usually via SMS or another messaging service) using a mobile phone or similar device.
意味(日本語): (携帯電話などを使って)文章メッセージを送る。
「人にメッセージを送る」というときに使うカジュアルな動詞です。日常的にスマホなどからメッセージを送信するときによく使われます。「I’ll text you later.(後でメッセージ送るね)」のように、短い連絡などに適しています。
活用形:
- 現在形: text
- 過去形: texted
- 過去分詞形: texted
- 現在分詞形: texting
他の品詞形:
- 名詞 text (テキスト):書かれた文章、あるいはメッセージ
- 形容詞 textual (テクスチュアル):テキストの、文章の
- 動名詞/現在分詞 texting (メッセージを送ること)
CEFRレベル(目安):
- B1(中級)
日常的なやりとりやカジュアルな会話で使う単語。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- text はもともと名詞として「文章」「テキスト」を指します。動詞として使われるときには、特に目立った接頭語や接尾語はありませんが、語幹である text が「書かれた文章」を意味しており、そこから「メッセージを送る」という動詞用法が生まれました。
関連語 (派生語・類縁語)
- textual (形容詞): テキストの
- texting (動名詞/動詞の進行形): メッセージを送っていること、送る行為
- text message (名詞): テキストメッセージ
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- text someone / 〜にメッセージを送る
- text back / メッセージで返信する
- text message / テキストメッセージ
- send a text / テキストを送る
- quick text / 短いメッセージ
- group text / グループチャット(複数人への一斉メッセージ)
- shoot a text / メッセージをパッと送る(カジュアル表現)
- text alert / テキスト通知
- text conversation / テキストでのやりとり
- heavy texting / 一度に大量にメッセージを送ること
3. 語源とニュアンス
語源
- text はラテン語の textus(織り込まれたもの、文章)に由来し、中世フランス語を経由して英語に取り入れられました。もともとは「文章そのもの」を指す名詞でしたが、携帯電話の普及とともに「(文章の)メッセージを送る」動詞として広まっています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「text」は口語的でカジュアルな響きを持ち、日常会話で最も一般的に使われます。フォーマルな場面ではあまり使いません。
- 文章(特にアカデミックな文書)を書くときには「send a message」「send an SMS」など、より一般的な表現を使う場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
目的語をとる他動詞として
- “I’ll text you the details.”(詳細をメッセージするよ)
- you が目的語になり、その後ろに具体的な内容を続けることが可能です。
- “I’ll text you the details.”(詳細をメッセージするよ)
自動詞っぽく使われるパターン(実際には目的語が省略されているだけのことが多い)
- “I’ve been texting all day.”(一日中メッセージしてたよ)
イディオム/一般的な表現
- “text back”: メッセージを返す
- “shoot me a text”: 軽くメッセージして(カジュアル)
- “text back”: メッセージを返す
フォーマル vs. カジュアル
- 「text」は非常にカジュアル。ビジネスメールなどのフォーマルな場面では “contact” や “send an email” などを用いることが多いです。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
- “I’ll text you when I get there.”
(着いたらメッセージするよ。) - “Could you text me his phone number?”
(彼の電話番号をメッセージしてもらえる?) - “I was texting my friend all night.”
(夜通し友達とメッセージしていたんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Please text me once you have the final figures.”
(最終的な数字が分かったらメッセージしてください。) - “I’m running late; I’ll text my client to let them know.”
(遅れそうなので、クライアントにメッセージで知らせます。) - “Text me the address before the meeting.”
(会議の前に住所をメッセージで送ってください。)
学術的・フォーマルシーンでの例文
- “He texted updates from the conference to his research team.”
(彼は学会の最新情報を研究チームにメッセージで送った。) - “In her article, she discusses how frequently people text during lectures.”
(彼女の記事では、講義中にどのくらいの頻度で人々がメッセージを送っているかについて論じている。) - “The professor texted a reminder about the deadline.”
(担当教授は締め切りについてのリマインダーをメッセージで送ってきた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- message (someone) / (誰かに)メッセージを送る
- message はメールからSNS、チャットツールなど、幅広い送信手段に使われます。
- message はメールからSNS、チャットツールなど、幅広い送信手段に使われます。
- ping / 軽く声をかける、打診する
- 主にテック系やカジュアルな場面で使われ、テキストメッセージだけでなく、短い連絡一般を指すことも。
- 主にテック系やカジュアルな場面で使われ、テキストメッセージだけでなく、短い連絡一般を指すことも。
- DM (direct message) / ダイレクトメッセージを送る
- SNS上で相手に直接メッセージを送る行為を指します。
- SNS上で相手に直接メッセージを送る行為を指します。
反意語
- text は「メッセージを送る」という意味なので、明確な反意語はありませんが、あえて言えば「ignore(無視する)」「call(電話する)」などは行為としては逆ととらえる場合もあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- アメリカ英語(IPA): /tɛkst/
- イギリス英語(IPA): /tɛkst/
強勢(アクセント)は単音節のため、特に移動はありません。「テクスト」のような音に近いイメージですが、日本語の「テキスト」に近い発音とは限らないので、/tɛ/ の母音と /kst/ の子音を正しく発音できるように気をつけましょう。
- よくある間違いとしては末尾の -t が聞こえづらくなる「テックス」になってしまう点です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “text” はシンプルですが、 “tetx” など順番を入れ替えてしまう初歩的なミスに注意。
- 同音異義語との混同: 同音語はありませんが、 “tests” (テストの複数形) と見た目が似ているのでパッと見で混乱する場合もあります。
- 試験対策: TOEICや英検では、EメールやSNSでのやり取りを想定した問題で登場することがあります。文脈の中で “text” が動詞として使われる点を押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「text = テキスト(文字情報) → メッセージにする ⇒ text (someone)」という連想で覚えるとわかりやすいです。
- スマホ画面に “Text me!” と吹き出しで書いてあるイメージを思い浮かべるのも効果的です。
- 動詞であることをしっかり意識しつつ、スペリングを崩さないように良く見ておきましょう。
以上が動詞「text」の詳細な解説となります。日常でも頻繁に使う単語なので、ぜひ会話やチャットで活かしてみてください!
意味のイメージ