元となった辞書の項目
perfume
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: perfume
品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使用される)
意味
- 英語: A fragrant liquid typically made from essential oils extracted from flowers and spices, used to give a pleasant smell to one’s body or clothes.
- 日本語: 香水、あるいは香りの良い液体のことです。服や体につけて香りを楽しむときに使います。
「いい香りを身にまとう」というようなニュアンスで、日常的にもフォーマルな場面でも使える単語です。
活用形
- 名詞としては「perfume」が基本です。複数形は「perfumes」になります。
- 動詞として使う場合には「perfume something(何かを良い香りで満たす)」という形で用いられ、“perfumed, perfuming”などの形に変化します。
- 例) “She perfumed the room with lavender oil.”(彼女はラベンダーオイルで部屋を香らせた。)
別の品詞例
- 動詞形: to perfume(〜を香りで満たす、〜に香りをつける)
- 関連名詞: perfumery(香水の製造・販売業、香水店)
難易度(CEFRレベルの目安)
- B1(中級): 香水というアイテムは日常会話に登場しやすいですが、詳しい説明になるともう少し語彙レベルが求められるため、中級レベルを想定しています。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「per-」: ラテン語由来の接頭辞で「通して、完全に」などの意味を持つことが多い
- 「fume」: 「煙、香り」を意味するラテン語 “fumus” が語源
- 結果的に “perfume” は「(良い)香りを通して満たすもの」というイメージになります。
- 「per-」: ラテン語由来の接頭辞で「通して、完全に」などの意味を持つことが多い
関連・派生語
- perfumery: 香水の製造や販売のお店、または産業のこと
- perfumer: 香水調合者
- perfumery: 香水の製造や販売のお店、または産業のこと
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- wear perfume(香水をつける)
- put on perfume(香水をつける)
- spray perfume(香水を吹きかける)
- a bottle of perfume(1本の香水)
- strong perfume(強い香りの香水)
- scented with perfume(香水で香りづけられた)
- perfume counter(香水売り場)
- perfume sample(香水の試供品)
- subtle perfume(ほのかな香水の香り)
- perfume industry(香水産業)
- wear perfume(香水をつける)
3. 語源とニュアンス
- 語源
- ラテン語の “per fumum”(煙を通して)という言葉が由来で、元々は香を焚いて匂いを出すことを指しました。
- ラテン語の “per fumum”(煙を通して)という言葉が由来で、元々は香を焚いて匂いを出すことを指しました。
- 歴史的背景
- 古代エジプトやギリシャなど、様々な文化で香油や香を焚く習慣があり、そこから香りを楽しむ目的の「香水」が発展していきました。
- 古代エジプトやギリシャなど、様々な文化で香油や香を焚く習慣があり、そこから香りを楽しむ目的の「香水」が発展していきました。
- ニュアンス・使用時の注意
- 「perfume」は芳香性のある液体として香水を指す場合が大半です。
- 「scent」や「fragrance」はより広く、「香り全般」というニュアンスを持つ場合があります。
- 「perfume」は芳香性のある液体として香水を指す場合が大半です。
- フォーマル / カジュアル
- 「perfume」はフォーマルシーンでもカジュアルでも広く使われます。特に、商品の説明や贈り物の場面などで使用されやすい単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使い分け
- 可算名詞と不可算名詞の両方の用法があります。
- 可算: 「香水」という「種類」を指す場合 (“He creates different perfumes.”)
- 不可算: 「香り」という概念的な使い方 (“I love the perfume in this room.”)
- 可算名詞と不可算名詞の両方の用法があります。
- 動詞としての使い方
- 「to perfume + 目的語」という形で、「〜を香りで満たす」という意味になります。
- 「to perfume + 目的語」という形で、「〜を香りで満たす」という意味になります。
- イディオム・一般的な構文例
- “perfume the air” = 空気を香りで満たす
- より口語的になると “the air is perfumed with 〜” などの表現もあります。
- “perfume the air” = 空気を香りで満たす
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I love the new perfume you’re wearing! Where did you get it?”
(つけてる新しい香水すごくいいね!どこで買ったの?) - “Could you smell my perfume? Is it too strong?”
(私の香水の匂いわかる?きつすぎない?) - “I accidentally spilled some perfume on the floor.”
(床に誤って香水をこぼしちゃった。)
ビジネス (フォーマル / 少し改まった状況)
- “We plan to launch a new perfume line this summer.”
(今夏、新しい香水のラインを立ち上げる予定です。) - “Our marketing department is researching current perfume trends.”
(マーケティング部は現在の香水トレンドを調査しています。) - “We received a shipment of high-end perfumes for our VIP customers.”
(VIP顧客向けに高級香水の入荷がありました。)
学術的 / 専門的 (論文やレポートなど)
- “Several factors influence the longevity of perfume on the skin, including body temperature and skin pH.”
(香水の肌上での持続性には、体温や肌のpHなどの複数の要素が影響します。) - “The chemical composition of a perfume determines its evaporation rate.”
(香水の化学組成が、その蒸発速度を決定します。) - “Advances in synthetic chemistry have transformed the modern perfume industry.”
(合成化学の進歩は現代の香水産業を変革しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- fragrance(芳香): 「香り」全般を指す場合に使いやすい。
- scent(香り): 一般的に「いい香り」だけでなく、動物のにおいなどにも使用。
- aroma(香り): 料理や飲み物、食品の香りを指すことが多い。
- fragrance(芳香): 「香り」全般を指す場合に使いやすい。
反意語 (Antonyms)
- 明確な「反意語」は存在しませんが、「bad odor(悪臭)」や「stench(悪臭)」など、好ましくない匂いを表す語と対比されることがあります。
- 明確な「反意語」は存在しませんが、「bad odor(悪臭)」や「stench(悪臭)」など、好ましくない匂いを表す語と対比されることがあります。
ニュアンスの違い
- perfume: 一般的に体や衣類につける製品としての香水
- fragrance: 香り全般を広く指せる、ややフォーマルな響き
- scent: 香りに対してカジュアルで多義的に使いやすい語
- perfume: 一般的に体や衣類につける製品としての香水
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- 英国英語 (BrE): /ˈpɜː.fjuːm/
- アメリカ英語 (AmE): /pərˈfjuːm/ または /ˈpɝː.fjuːm/ (地域により若干の差あり)
- 英国英語 (BrE): /ˈpɜː.fjuːm/
強勢(アクセント)の位置
- 英国英語では「PER-fume」、アメリカ英語では「per-FUME」と強調される場合がありますが、両方ともよく聞かれます。
- 英国英語では「PER-fume」、アメリカ英語では「per-FUME」と強調される場合がありますが、両方ともよく聞かれます。
よくある発音の間違い
- 「パフューム」のように /pə/ の部分が曖昧になることがあります。最初の音節や第二音節の強勢に気をつけましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “perfume” の “u” を忘れて “perfme” などと書いてしまうケース。
- “perfume” の “u” を忘れて “perfme” などと書いてしまうケース。
- 同音異義語との混同
- 目立った同音異義語は少ないですが、”per fume” など別の単語分割と混同しないように注意。
- 目立った同音異義語は少ないですが、”per fume” など別の単語分割と混同しないように注意。
- 試験対策
- TOEICや英検などでは、香水のマーケティングなどビジネスの文脈や、公共の場での使用に関する話題などで出題される場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「煙を通して」に由来する単語であるとイメージすると、部屋や体に「ふわっと広がる香り」を連想しやすくなります。
- perfume の “fume” 部分は「煙や蒸気」を意味しているので、「香りが立ちのぼる」というイメージを思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
- スペリングは “per + fume” と分解して覚え、「香りが漂う・通る」というストーリーで押さえておくと忘れにくくなります。
以上が「perfume」の詳細解説です。日常生活からビジネスシーンまで、幅広い場面で使える単語なので、ぜひ香りの表現に役立ててみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉香り,よいにおい,芳香
意味(2)
〈C〉〈U〉香水,香料
意味(3)
…‘に'香水をつける
意味(4)
…‘を'いい香りでいっぱいにする