最終更新日:2024/06/17

彼は近所ではよく知られた顔です。

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He is a familiar face in the neighborhood.

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元となった辞書の項目

familiar

形容詞

よく知られている, 見慣れた / 《be ~》よく知っている, 《...に》精通している《with ...》 / 親しい

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解説

以下では、形容詞「familiar (ファミリア)」について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。日本語はやさしめの表現を使い、理解しやすいように段階的にまとめました。


1. 基本情報と概要

英語: familiar

日本語: よく知っている、親しみのある、見慣れた、馴染み深い

「familiar」は、「よく知っているものや人」に対して「親しみがある」「馴染み深い」というニュアンスの形容詞です。ある物事について知識や経験がある場合、それが「familiar with 〜」という表現で示されます。カジュアルな日常会話からフォーマルな文書まで幅広く使用されます。


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 比較級/最上級: more familiar / most familiar

  • 他の品詞形:


    • 名詞形「familiarity」(親しみ、熟知)

    • 副詞形「familiarly」(親しげに)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 中上級レベル。ある程度英語に慣れた学習者が、日常会話やビジネスシーンでも使える単語。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): 「famil-」はラテン語の「familia(家族)」から来ており、家族や身内のように「親しい」「よく知っている」イメージとつながります。

  • 接尾語 (suffix): 「-iar」 は形容詞を作る役割を持ちます。

関連語・派生語


  • familiarity (n.): 親しみ、熟知

  • familiarly (adv.): 打ち解けた感じで、親しみをこめて

コロケーション(共起表現)10選


  1. be familiar with (〜をよく知っている)

  2. look familiar (見覚えがある)

  3. sound familiar (聞き覚えがある)

  4. feel familiar (馴染みがあるように感じる)

  5. familiar face (見慣れた顔)

  6. become familiar (慣れてくる)

  7. surprisingly familiar (意外に馴染み深い)

  8. somewhat familiar (どこかで聞いたことがあるような)

  9. vaguely familiar (ぼんやりと覚えがある)

  10. increasingly familiar (ますます馴染みがある)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の“familiāris”(家族の、親密な)から派生した語。もとは「家族と同じくらい身近なもの」を表す言葉でした。

  • ** historical usage**: 中世英語を経て、現在のように物事や人間関係に対して「よく知っている」「慣れ親しんだ」意味を表すようになりました。

  • ニュアンス:


    • 「見慣れたもの」「知識・経験のあるもの」に対して使われます。

    • カジュアルにもフォーマルにも使いやすく、気軽な会話でもビジネス文章でも登場します。

    • 「too familiar」と言うと、時に「なれなれしすぎる」という否定的ニュアンスにもなるので注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 形容詞として名詞や代名詞を修飾する。

    • 「be familiar with + 名詞(または動名詞)」の形で、「(〜に)よく精通している」「よく知っている」という意味になる。

    • 「familiar to + 人」で「(人)にとってなじみがある」の意味になる。


一般的な構文・イディオム


  • be familiar with something: 何かをよく知っている、精通している

  • be familiar to someone: 誰々にとって馴染み深い

  • get familiar with: 〜に慣れるようになる

  • make oneself familiar with: 自分が〜に詳しくなるようにする

フォーマル・カジュアルの使い方


  • カジュアル: “I’m familiar with this game.”

  • フォーマル: “I am quite familiar with the details of this project.”


5. 実例と例文

それぞれの場面での使用例を示します。

日常会話での例文


  1. “This song sounds familiar. Where have I heard it before?”

    (この曲、聞き覚えがあるな。どこで聞いたんだろう?)

  2. “Are you familiar with this neighborhood?”

    (このあたりの地理に詳しい?)

  3. “I’m not familiar with the rules of this board game.”

    (このボードゲームのルールをよく知らないんだ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “I’m familiar with the client’s requirements, so I can handle the project.”

    (顧客の要件に精通しているので、私がそのプロジェクトを担当できます。)

  2. “Could you become familiar with the new software before our next meeting?”

    (次のミーティングまでに新しいソフトウェアに慣れておいてもらえますか?)

  3. “He’s already familiar with our company’s guidelines.”

    (彼は既に我が社のガイドラインを把握しています。)

学術的/アカデミックでの例文


  1. “Students should be familiar with fundamental theories in this field.”

    (学生はこの分野の基本的な理論に精通しているべきです。)

  2. “I am not familiar with the latest research on climate change.”

    (気候変動に関する最新の研究にはあまり詳しくありません。)

  3. “Researchers must become familiar with various data analysis methods.”

    (研究者はさまざまなデータ分析手法に慣れ親しむ必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. well-known(よく知られている)

  2. recognizable(見覚えがある、認識できる)

  3. accustomed(慣れている)

  4. experienced(経験豊富な)

  5. knowledgeable(知識豊富な)


  • 「well-known」は万人に広く知られたというニュアンスにはなるが、「familiar」は“個人的に” なじみがある意味を強調します。

  • 「accustomed」は習慣的に慣れているというニュアンス。必ずしも「知識がある」というより「慣れ」の意味が強い。

反意語 (Antonyms)


  1. unfamiliar(馴染みのない)

  2. strange(見知らぬ、奇妙な)

  3. unknown(知られていない)


  • これらは「知らない」「なじみがない」といった意味で、「familiar」と正反対のイメージです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /fəˈmɪliər/


    • アクセントは第二音節「-mil-」の部分に置かれます。


  • アメリカ英語 (AmE): [ファミリァ] のように発音されることが多い

  • イギリス英語 (BrE): [fəˈmɪli.ə] のように、語尾の “r” が弱く発音またはあまり明確に発音しない場合も多い

よくある発音の間違い


  • 「fa mii lier」と「ミー」と間延びさせてしまう

  • 最後の「r」を強く巻き舌にしすぎる(イギリス発音を目指す場合は注意)


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “familar” や “faminlar” など、「i」が抜けてしまうミス。

  2. 同音異義語との混同: 特に「familiar」は同音異義語はあまりありませんが、「family」と綴りや発音が似ているため混同に注意してください。

  3. 試験対策: TOEICや英検では「be familiar with ~」や「familiar to ~」といった定型表現として出題されることが多いです。熟語として覚えておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「family」と綴りが似ている → 家族のように「親しんでいる」「よく知っている」とイメージすると覚えやすい。

  • 「-iar」の部分を「いやー、知ってる!」くらいに自分なりの語呂合わせで覚えると印象に残りやすい。


まとめ

「familiar」は「よく知っている」「なじみ深い」という意味を持つ形容詞です。「be familiar with…」という形で「〜について精通している」という表現として非常に頻繁に使われます。スペルの「f-a-m-i-l-i-a-r」を家族(family)と関連づけて覚えると、学習効率がアップします。ビジネスや日常会話、学術的な場面でも幅広く使える便利な語なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
familiar
意味(1)

《補語にのみ用いて》(物事を)よく知っている,(…に)精通している《+with+

意味(2)

(人が)親しい,親密な

意味(3)

(文体などが)くだけた,打ち解けた

意味(4)

(…に)なれなれしい,ずうずうしい《+with+

意味(5)

親友

意味(6)

使い魔,使いの精(魔法使い魔女などの召使い;小悪魔)

意味(7)

(物事が)よく知られている;見慣れた,聞き慣れた

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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