元となった辞書の項目
解説
以下では、動詞「e-mail」を、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: e-mail (動詞)
意味 (英語): to send a message electronically via e-mail
意味 (日本語): 電子メールを送ること
「e-mail」は「電子メールを送る」という意味の動詞です。たとえば、「I will e-mail you the details.(詳細をメールで送ります)」のように使います。カジュアルなメールからビジネスの正式なメールまで、幅広い場面で使われる便利な単語です。
品詞と活用
- 動詞 (verb): e-mail
- 三人称単数現在形: e-mails
- 現在分詞/動名詞: e-mailing
- 過去形/過去分詞: e-mailed
- 三人称単数現在形: e-mails
他の品詞形
- 名詞 (noun): “e-mail” 「メール」という意味で使われる。たとえば「I got an e-mail from John. (ジョンからメールを受け取った)」など。
- 形容詞・副詞形は一般的にありませんが、「e-mail address (メールアドレス)」のように名詞を形容する形で使われることはあります。
CEFRレベルの目安
- B1(中級) 〜 B2(中上級)レベル
- メールのやり取りがある程度頻繁に行われるレベル。ビジネスや個人でのやりとりに必須。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: “e-” (electronicの略。電子的な、という意味)
- 語幹: “mail” (郵便、手紙、または通信手段)
「e-mail」は“electronic mail”の略からきています。かつてはハイフン付きの“e-mail”表記が主流でしたが、最近は“email”とハイフンなしで書かれることもよくあります。動詞としては「e-mail someone/something」の形で「誰かに何かをメールする」を意味します。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)
- send an e-mail (メールを送る)
- receive an e-mail (メールを受け取る)
- forward an e-mail (メールを転送する)
- reply to an e-mail (メールに返信する)
- check one’s e-mail (メールをチェックする)
- e-mail attachment (メールの添付ファイル)
- urgent e-mail (至急のメール)
- spam e-mail (迷惑メール)
- read one’s e-mail (メールを読む)
- compose an e-mail (メールを書く)
3. 語源とニュアンス
「e-mail」は“electronic mail”の略で、インターネットを介した電子的な通信手段に由来します。歴史的には、インターネットが普及し始めた1970年代後半〜1980年代に使われ始め、日常やビジネスのコミュニケーションの中核となるまでに広がりました。
ニュアンスや注意点
- 口語/文章のどちらにも使用可能: メールの送受信に関する表現として、カジュアルにもフォーマルにも広く使われる。
- 「to e-mail someone」という言い方はくだけた雰囲気がありますが、ビジネスでもごく一般的に使われる表現です。堅苦しさはありません。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- S + e-mail + O 「(主語)が(目的語)をメールする」
例: I’ll e-mail you the proposal. (提案書をメールで送ります)
イディオムに近い表現
直接的なイディオムは少ないですが、次のようなフレーズがよく使われます。
- “Shoot me an e-mail.” (カジュアルに「メール送ってね」)
- “Drop me an e-mail.” (こちらも「気軽にメールしてね」)
使用シーン
- カジュアル: 友達・家族など、親しい間柄へのメッセージで「I’ll e-mail you.」
- フォーマル: ビジネスメールなどでも「I will e-mail you the details after the meeting.」
文法上のポイント
- 他動詞: to e-mail “someone/something” の形をとる
- “e-mail”を前置詞”to”と共に使うことはあまりありません(“I will e-mail to you.”は不自然)。
通常は “I will e-mail you.” と目的語(人)を直接取る形になります。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I’ll e-mail you the recipe later. It’s super easy!”
(後でレシピをメールで送るね。すごく簡単だよ!) - “Could you e-mail me the photos from yesterday’s party?”
(昨日のパーティーの写真をメールで送ってくれる?) - “Don’t forget to e-mail John about the plan.”
(ジョンにプランについてメールするのを忘れないでね。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “I will e-mail you the contract once it’s finalized.”
(契約書が最終決定したらメールします。) - “Please e-mail me your availability for next week’s meeting.”
(来週のミーティングの都合をメールで教えてください。) - “She e-mailed the project summary to all team members yesterday.”
(彼女は昨日、プロジェクト概要をチーム全員にメールしました。)
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “The professor e-mailed us the conference schedule.”
(教授が学会の日程を私たちにメールで送ってくれました。) - “If you have questions regarding the assignment, feel free to e-mail me.”
(課題について質問があれば、遠慮なくメールしてください。) - “I’ll e-mail the latest research articles to my study group.”
(勉強会のメンバーに最新の研究記事をメールで送ります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- send (送る)
- かなり広い意味で「送る」。宅配便なども含む。
- “e-mail”は「電子的に送る」のに特化している。
例: I’ll send you a package by mail. (荷物を郵便で送る)
※物理郵送と区別する際にこちらを使うことが多い。
- かなり広い意味で「送る」。宅配便なども含む。
- message (メッセージを送る)
- SNSやチャットアプリなど、より広範囲で使われる動詞“message”もある。
- “e-mail”はメールサービスを使って送信するニュアンスが明確。
- SNSやチャットアプリなど、より広範囲で使われる動詞“message”もある。
- mail (郵便で送る / メールする)
- アメリカ英語では“mail someone”自体が「郵送する」という意味が中心。
- 現在では“mail”を「メール (電子)で送る」という意味にも使うことがあるが、やや混同しやすい。
- アメリカ英語では“mail someone”自体が「郵送する」という意味が中心。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、“e-mail”しない/送らない状態を表す場合は “not e-mail” の形になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈiː.meɪl/
- アメリカ英語/イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- 強勢は最初の “e” の部分にあります。
- 発音ミスとしては“e”を曖昧にして “eh-mail” にならないように、はっきり “[iː]” と発音するのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “e-mail”を “e-mai”や “emaild”などと誤って書かないよう注意。
- “mail”との混同:
- “mail”は「メール(電子的)」にも「郵便」にも使われるので、混乱に注意。
- “mail”は「メール(電子的)」にも「郵便」にも使われるので、混乱に注意。
- 前置詞の誤用:
- “e-mail to someone” は一般的ではなく、“e-mail someone” と目的語を直後に置く。
- “e-mail to someone” は一般的ではなく、“e-mail someone” と目的語を直後に置く。
- TOEICなどの試験対策:
- ビジネスシーンが多いTOEICでは、“Please e-mail me…”などのビジネス文脈で頻出。
- “reply to the e-mail” などの使い方も試験問題で出ることがある。
- ビジネスシーンが多いTOEICでは、“Please e-mail me…”などのビジネス文脈で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「電気の“e”+手紙の“mail”」と覚えるとわかりやすいです。
- スペルでは “email” と “e-mail” の2種類があり、どちらでも通じますが、試験中などは辞書の表記に合わせるとよいでしょう。
- 「インターネットを通して送る手紙」とイメージしておくと、単に「手紙 (mail)」との混同を避けやすいです。
- 「I’ll e-mail you.」という短いフレーズで覚えると、実践で使いやすく記憶に残ります。
以上が、動詞「e-mail」の詳細な解説です。ぜひいろいろな場面で使ってみてください。メールの送受信という現代的なコミュニケーション手段を表す便利な単語です。
意味のイメージ