最終更新日:2025/02/25
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The director of the company is responsible for making important decisions.
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元となった辞書の項目
director
解説
1. 基本情報と概要
単語: director
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A person who is in charge of guiding, managing, or overseeing an activity or organization.
意味(日本語): 何かを指揮したり管理したりする責任者のこと。映画や演劇の「監督」、会社や組織の「取締役・役員」などを指す場合があります。「全体を統括する人」「方向性を決める人」というニュアンスの語です。
活用形:
- 単数形: director
- 複数形: directors
- 単数形: director
他の品詞:
- 形容詞: directorial(監督の、指導上の)
- 動詞: direct(指揮する、管理する)
- 形容詞: directorial(監督の、指導上の)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- ある程度英語に慣れてきた学習者が、ビジネスや専門的な英語でよく耳にする語彙です。
2. 語構成と詳細な意味
- direct + -or
- direct: 「指揮する、導く」という動詞/形容詞的な語幹
- -or: 「~する者」を表す接尾語
- direct: 「指揮する、導く」という動詞/形容詞的な語幹
他の単語との関連性
- directorate: (名詞)役員会、または監督の職
- directorship: (名詞)取締役などの地位・職務
- directorial: (形容詞)監督の、指導上の
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- film director(映画監督)
- creative director(クリエイティブ・ディレクター)
- board of directors(取締役会)
- executive director(執行役員)
- managing director(常務取締役、常務)
- theater director(演劇の演出家)
- artistic director(芸術監督)
- director of operations(事業部長、オペレーション部門の責任者)
- assistant director(助監督)
- director’s cut(監督版、映画などで監督が意図する形に再編集した版)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中世ラテン語「director」からきており、さらにラテン語「dirigere」(導く、方向づける)が変化したものです。
- 歴史的背景: もとは「指揮する人」を指す語で、組織をまとめる役員職としての意味や、表現活動を統括する映画や演劇の監督という意味で広く使われるようになりました。
- 使用時の注意点:
- 口語とビジネスの両方で使われますが、ビジネス文脈では「director」が「取締役・役員」を指すことが多いため、文脈に応じて正確に理解する必要があります。
- 「監督」というとスポーツ分野で使う場合もありますが、英語では「coach」と表現されることが多く、「director」だと管理責任者的なニュアンスが強いです。
- 口語とビジネスの両方で使われますが、ビジネス文脈では「director」が「取締役・役員」を指すことが多いため、文脈に応じて正確に理解する必要があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a director / the director / directors の形で扱います。
- よくある文法的特徴:
- 前置詞
of
を伴い、「~の監督 / ~の取締役」という形で使います。(例: Director of Marketing) - 役職としてタイトルを示す場合は大文字で始めることがあります。(例: She was appointed Director of Finance.)
- 前置詞
一般的な構文やイディオム
- to serve as a director: (取締役や監督として)務める
- to appoint someone (as) director: 人を監督や取締役に任命する
director’s chair: 監督いす(映画監督の象徴)
フォーマル/カジュアル:
- 「director」はビジネス文書や公式文書で頻繁に使用されるフォーマルな語です。
- 映画や演劇などの場では、カジュアルに「director」と言う場面もあります。
- 「director」はビジネス文書や公式文書で頻繁に使用されるフォーマルな語です。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “My cousin wants to become a film director someday.”
(いとこはいつか映画監督になりたいんだって。) - “That new director is really friendly and easy to talk to.”
(あの新しい監督はとても親しみやすくて話しやすいね。) - “I heard the director changed the company’s strategy.”
(会社の戦略を変えたのは取締役だって聞いたよ。)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “We need to consult with the board of directors before making that decision.”
(その決定を下す前に、取締役会に相談が必要です。) - “Our new managing director will start next month.”
(新しい常務取締役は来月着任予定です。) - “The director of the marketing department is planning a new campaign.”
(マーケティング部門のディレクターが新しいキャンペーンを企画しています。)
学術的・専門的シーン (フォーマル)
- “The research lab’s director emphasized the need for interdisciplinary collaboration.”
(その研究所の所長は、学際的な協力の必要性を強調しました。) - “A renowned theater director will be joining our conference to share his insights.”
(著名な舞台演出家がカンファレンスに参加し、見解を共有してくれます。) - “Our department chair will act as an interim director while they search for a permanent hire.”
(恒久的な後任を探している間、学科長が暫定的な監督役を務める予定です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- manager(マネージャー)
- 「管理職」や「主任」を意味します。より日常的に「部門の責任者」などに使います。
- 「管理職」や「主任」を意味します。より日常的に「部門の責任者」などに使います。
- administrator(管理者)
- 組織運営をする立場ですが、より事務的・管理的な役割が強いです。
- 組織運営をする立場ですが、より事務的・管理的な役割が強いです。
- chief(最高責任者)
- 「~長」として組織のトップを表す場合に使われることがあります。たとえば「Chief Executive Officer (CEO)」など。
- 「~長」として組織のトップを表す場合に使われることがあります。たとえば「Chief Executive Officer (CEO)」など。
- head(責任者)
- 部署や集団の「トップ」を示す砕けた表現です。academicなどで「Head of Department」として用いられます。
- 部署や集団の「トップ」を示す砕けた表現です。academicなどで「Head of Department」として用いられます。
反意語(直接的な反意語ではありませんが、対極の役割イメージ)
- subordinate(部下)
- 「部下」「下位に位置する人」など、指示を受ける側を表します。
- 「部下」「下位に位置する人」など、指示を受ける側を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /dəˈrɛktər/ または /daɪˈrɛktər/
- アメリカ英語: /dəˈrɛktər/(ダ・レクター)、/daɪˈrɛktər/(ダイ・レクター)の2種類があり、地域や話者によって異なります。
- イギリス英語: /dɪˈrɛktə/(ディ・レクタ)となることが多いです。
- アクセント: 「re」の部分に強勢が置かれることが多いです: di-REC-tor。
- よくある発音ミス:
- 「directer」と誤って母音を入れてしまったり、語尾を「~er」を強く発音しすぎたりする場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “director” を “directer” と綴ってしまうミスが多いので注意。
- 同音異義語との混同: “dIRECTOR” と同じ発音の単語はありませんが、“directorate” など派生語のスペルには気をつけましょう。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検などでは、ビジネス文脈で出てくることが多いです。取締役や監督としての役職名の問題で選択肢に登場する場合があります。
- 文脈から「映画監督」の意味か「会社役員」の意味かを問う問題もあるため、前後関係をよく読む必要があります。
- TOEICや英検などでは、ビジネス文脈で出てくることが多いです。取締役や監督としての役職名の問題で選択肢に登場する場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: 「dirigere(導く)」からきているので、「方向を示す人」として覚えるとわかりやすいでしょう。
- 音のイメージ: “direct” + “-or” = “director”。「導く人」という感覚で結びつけると記憶しやすいです。
- 勉強テクニック:
- 実際に自分の周囲の「director(責任者・監督)」を連想して単語カードなどに書くと実感を伴いやすいです。
- 映画のエンドロールで「Director」と出てくる度にチェックして定着させましょう。
- 実際に自分の周囲の「director(責任者・監督)」を連想して単語カードなどに書くと実感を伴いやすいです。
以上が名詞「director」の詳細な解説です。ビジネスや映画業界など、さまざまな場面で使われる重要な単語ですので、ニュアンスや語源を踏まえつつ覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
指導者,指揮者
意味(2)
(会社・法人の)重役,取締役
意味(3)
(映画・演劇・テレビ番組などの)監督,演出家,ディレクター
意味(4)
(オーケストラ・合唱団などの)指揮者(conductor)
意味(5)
(私立学校の)校長(principal)(施設の)所長,(役所の)局長,部長