最終更新日:2025/02/25

先生は黒板に方程式を書いた。

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The teacher wrote the equation on the blackboard.

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元となった辞書の項目

blackboard

名詞

『黒板』

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解説

1. 基本情報と概要

単語: blackboard

品詞: 名詞 (countable noun)

日本語の意味: 黒板

英語での意味: A board with a black (or dark-colored) surface used for writing or drawing on with chalk.

「blackboard」は、主に教室などでチョークを使って書き込むための黒板を指す名詞です。学校の授業で先生が使ったり、発表の場でちょっとしたメモを書くときにも使われたりします。最近ではホワイトボードが普及していますが、クラシックな教室のイメージとして「黒板」は今でもよく登場します。


  • 活用形:


    • 単数形: blackboard

    • 複数形: blackboards


  • 他の品詞形:


    • 特に一般的な動詞形や形容詞形はありませんが、同義的な名詞として「chalkboard」が使われることがあります。


  • CEFRレベルの目安: A2(初級)

    日常会話レベルや学校生活に慣れてきた初級学習者が習得する単語として妥当です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • black (形容詞「黒い」) + board (名詞「板」)

      文字通り「黒い板」という構成になっています。


  • 派生語や類縁語:


    • chalkboard(チョークボード):ほぼ同じ意味で使われる場合が多い

    • whiteboard(ホワイトボード):マーカーを使って書き込む白い板


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(計10個)


    1. write on the blackboard(黒板に書く)

    2. erase the blackboard(黒板を消す)

    3. clean the blackboard(黒板をきれいにする)

    4. chalk dust on the blackboard(黒板に付着したチョークの粉)

    5. stand at the blackboard(黒板の前に立つ)

    6. cover the blackboard with notes(黒板をノートで埋める)

    7. point to the blackboard(黒板を指す)

    8. draw a diagram on the blackboard(黒板に図を描く)

    9. leave a message on the blackboard(黒板にメッセージを残す)

    10. lean against the blackboard(黒板にもたれる)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「黒」を意味する black と「板」を意味する board が組み合わさった非常に直接的な複合語です。19世紀頃から学校などで使われていた木製や石板(スレート)の表面を黒や濃い緑色で塗ったものを指していました。


  • 使用時の注意点・ニュアンス:


    • かつては学校で一般的に使われていたが、現代ではホワイトボードに置き換わっている場合も多い。

    • 「blackboard」は非常に中立的な語で、感情的な響きはありません。学校現場や昔ながらの教室のイメージを伴います。

    • フォーマル/カジュアルを問わず使われますが、最近の話題で「黒板」を使う場合は少し懐かしさのニュアンスが入ることもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的ポイント:


    • 可算名詞 (countable) なので、単数形 (a blackboard / the blackboard) と複数形 (blackboards) の区別があります。

    • 他動詞・自動詞の区別は関係なく、主に「(to) write on the blackboard」など、前置詞「on」とともに使われます。


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “(someone) writes on the blackboard” (誰かが黒板に書く)

    • “(someone) erases the blackboard” (誰かが黒板を消す)

    • 特定のイディオムは少ないが、学校や会議シーンの描写で頻出。


  • 使用シーンに応じた特徴:


    • 授業や学習での指示を表すカジュアルな文脈から、正式な学校行事の説明でも使われるなど、幅広く用いられます。



5. 実例と例文

それぞれ日常会話、ビジネス、学術的な文脈での例文を3つずつ示します。

(A) 日常会話


  1. “The teacher wrote today’s date on the blackboard.”

    (先生は今日の日付を黒板に書きました。)


  2. “Could you erase the blackboard for me?”

    (黒板を消してくれますか?)


  3. “Don’t lean against the blackboard—your clothes will get dusty.”

    (黒板にもたれないで。服がチョークまみれになるよ。)


(B) ビジネスシーン

(実際にはホワイトボードを使うケースが多いですが、あえて黒板を使用する場合の例)


  1. “We used a blackboard in the meeting room to brainstorm ideas in a retro style.”

    (会議室でレトロなスタイルでアイデア出しをするために黒板を使いました。)


  2. “Make sure the blackboard is clean before the presentation starts.”

    (プレゼンテーションが始まる前に、黒板がきれいか確認しておいてください。)


  3. “We decided to leave the final points on the blackboard for everyone to see after the session.”

    (セッション後に皆が見られるように、最後のポイントを黒板に書いておくことにしました。)


(C) 学術的な文脈


  1. “In physics class, the professor covered the entire blackboard with complex formulas.”

    (物理の授業で、教授は黒板いっぱいに複雑な公式を書きました。)


  2. “Students often take pictures of the blackboard to review the notes later.”

    (学生たちは、後でノートを見返すために黒板の写真をよく撮ります。)


  3. “During the seminar, the speaker used colored chalk to highlight key terms on the blackboard.”

    (セミナーの最中、講演者は重要語句を強調するために色付きのチョークを使って黒板に書きました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • chalkboard(チョークボード)

      → ほぼ同じ意味。アメリカ英語では chalkboard がやや一般的。

    • whiteboard(ホワイトボード)

      → マーカーを使って書き込む現代的な板。黒板との違いは筆記具と表面の色。


  • 反意語:

    厳密な反意語はありませんが、「画面やデジタルディスプレイ」(screen) などは物理的に書き込む「黒板」とは対照的なツールといえます。


  • ニュアンスの違い:


    • blackboard はやや古風・伝統的なイメージ

    • whiteboard は現代的でクリーンなイメージ



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈblæk.bɔːrd/ (アメリカ英語), /ˈblæk.bɔːd/ (イギリス英語)

  • アクセント: “bláckboard” のように、最初の “black” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /ˈblæk.bɔːrd/ → “ブラックボー(r)ド”

    • イギリス英語: /ˈblæk.bɔːd/ → “ブラックボード” (r の発音が弱め)


  • よくある発音の間違い:


    • “black” の [æ] を [ɑː] としてしまうミス。

    • “board” を [bərd] や [bɔrd] と曖昧に発音してしまうミス。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス:


    • blackbord と “a” を入れ忘れる

    • blackboard を “black board” と分けてしまうケース


  • 同音異義語との混同:


    • backboard(バスケットボールのバックボード)と混同しないよう注意


  • 試験対策:


    • TOEICや英検などの英語試験ではあまり頻出例ではありませんが、学校や教室を描写する問題で目にする可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ:


    • 「black(黒)+ board(板)」という直訳でイメージしやすい。

    • 日本語の「黒板」と全く同じ構成なので、対応づけると覚えやすいです。


  • 関連ストーリー:


    • 昔ながらの映画に出てくる学校シーンで、先生がチョークで「キィー」という音を立てながら書く黒板のイメージをもつと印象に残ります。


  • 勉強テクニック:


    • “board” という単語が出てきたら「板状のものや掲示板」を連想し、それが黒い場合は「blackboard」だとイメージしやすくなります。



学校や学習の場面を象徴する「blackboard」は、英語学習でもイメージしやすい単語のひとつです。ぜひ「黒板」のビジュアルと結びつけて、自然な発音とスペリングで覚えてみてください。

意味のイメージ
blackboard
意味(1)

黒板

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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