最終更新日:2025/08/23
正解を見る

私は医者になりたい。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

wish

動詞

〈他〉《that ~》...であればよいのにと思う / を望む / 《...に》〈あいさつ,幸運を祈る言葉など〉を述べる《to ...》 / 〈自〉《...を》望む《for ...》 /

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

wish (動詞)


  • 意味(英語): to want something to be true or to happen, often when it is unlikely or impossible

  • 意味(日本語): 望む、願う(実現が難しいまたは不確実なことを願望するイメージ)

「wish」は、何かを強く望むときや、事実とは異なる状況を願うときに使われます。

「I wish I could〜」のように、「こうだといいのになあ」という少し叶いづらい願い事をするニュアンスがあります。


  • 品詞: 主に動詞(名詞としても使用可:「make a wish(願い事をする)」など)

  • 活用形:


    • 原形: wish

    • 三人称単数現在形: wishes

    • 過去形/過去分詞形: wished

    • 現在分詞/動名詞形: wishing


  • 他の品詞: 名詞「wish(願い、望み)」としても使えます。例:「My wish is to travel the world.」


  • CEFRレベル: おおよそB1(中級レベル)


    • 「if only」「I wish that…」構文など、条件法・仮定法を理解する必要があるため、B1の文法レベルによく対応しています。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:

    「wish」は、接頭語や接尾語を含まず、単独で成立する語です。


  • 詳細な意味:


    1. 「〜したいと思う」「〜であればいいと思う」


      • 例: I wish to speak with you in private.(あなたと内密に話したいのですが)


    2. 「(仮定法を用いて)実現が難しいことを望む」


      • 例: I wish I could fly.(飛べたらいいのに)


    3. 「(相手に対して)幸運や幸福を祈る」


      • 例: I wish you the best of luck.(あなたの幸運を祈っています)



  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


    1. make a wish(願い事をする)

    2. wishful thinking(希望的観測)

    3. wish someone luck(誰かに幸運を祈る)

    4. wish someone well(誰かの幸せを願う)

    5. wish for peace(平和を願う)

    6. wish upon a star(星に願いをかける)

    7. best wishes(ご多幸をお祈りします)

    8. wish you were here(あなたがここにいてくれたらいいのに)

    9. wish away one’s problems(問題が消えてほしいと願う)

    10. Death wish(死にたいほどの思い、肉体的にも危険を顧みないような願望)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「wish」は古英語の “wȳscan” に由来し、「強く願う」といった意味のゲルマン祖語にさかのぼります。


  • 歴史的変遷:

    もともとは「熱望する」という強い感情を表す言葉として用いられ、現代英語でも「少し実現しにくいかもしれないが心からそうなってほしい」と願うニュアンスが強調されています。


  • ニュアンス・使用上の注意:


    • 口語: 「I wish…」の形でよく使われる口語表現は日常会話で頻出です。

    • 文章: フォーマルな文脈でも、「We wish to inform you…」などと控えめに要望を伝える際に使われます。

    • 感情的な響き: どこかロマンチックさや希望的観測を伴うイメージがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 仮定法を使うパターン


    • 「I wish (that) 主語 + 過去形」:現在の状況が異なればいいのに、と願う


      • 例: I wish I had more free time.(もっと自由な時間があればいいのに)


    • 「I wish (that) 主語 + 過去完了形」:過去の事実が違っていればよかったのに、と後悔を含む


      • 例: I wish I had studied harder.(もっと勉強しておけばよかったのに)



  2. 希望を表すパターン


    • 「wish + to + 動詞の原形」:丁寧に何かをしたい、という希望


      • 例: I wish to see the manager.(支配人にお会いしたいのですが)



  3. 名詞としての使い方


    • 「make a wish」:願い事をする

    • 可算名詞として「a wish」、不可算名詞的にはあまり使わない


  4. フォーマル/カジュアルの使い分け


    • カジュアル: 「I wish I could…」「I wish you luck!」など会話で頻出

    • フォーマル: 「We wish to notify you that…」と公的文書やビジネス文書でも使用可



5. 実例と例文

5.1 日常会話(カジュアル)


  1. “I wish I could go to the concert with you!”


    • (一緒にコンサートに行けたらいいのになあ!)


  2. “I really wish I had more time to watch movies.”


    • (本当にもっと映画を見る時間があればいいのに。)


  3. “I wish you the best on your exam tomorrow!”


    • (明日の試験、うまくいくといいね!)


5.2 ビジネス(ややフォーマル)


  1. “We wish to invite you to our annual conference next month.”


    • (来月の年次会議にご招待したいと考えております。)


  2. “I wish to request a meeting with the director at his earliest convenience.”


    • (取締役の都合がつき次第、お会いしたいと思っています。)


  3. “Best wishes for your continued success in your new position.”


    • (新しい役職でのますますのご活躍をお祈りしています。)


5.3 学術的・公的文脈(フォーマル)


  1. “The committee wishes to acknowledge your contribution to this research project.”


    • (委員会はこの研究プロジェクトへの貢献を認め、感謝の意を表します。)


  2. “Should the board wish to proceed, further documentation will be required.”


    • (理事会が進める意向であれば、追加の書類が必要になります。)


  3. “We wish to clarify the scope of the agreement in writing.”


    • (合意の範囲を文書にて明確にしたいと考えています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. hope(望む)


      • 「希望」を意味。やや実現可能性がある場合や肯定的な期待を込めるときに使う。

      • 例: I hope it rains tomorrow.(明日は雨が降るといいな)

      • 「wish」は叶いづらい願望にも使えるが、「hope」は現実味のある望みに使われやすい。




  1. desire(強く望む)


    • 「激しい欲望」を表すこともあるため、よりフォーマルで情熱的な文脈。

    • 例: I desire to learn more about the subject.


  2. want(〜がほしい、〜したい)


    • 日常会話で非常に一般的で、具体的な欲求を示す。現実的に手に入れやすいニュアンス。



  • 反意語


    1. disregard(無視する、顧みない)


      • 望むどころか、まったく関心がないことを表す。


    2. resent(憤慨する、恨む)


      • 望む気持ちと反対に、嫌悪や不満をもつイメージ。




7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • 米音: /wɪʃ/

    • 英音: /wɪʃ/

      (米英ともに大きな違いはありませんが、地域によっては若干の母音の響きに差があります)


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 単音節語のため、特別な強勢の移動はありません。全体をしっかり発音します。


  • よくある発音ミス:


    • /ʃ/ の音を /s/ と混同しがち。正しくは「ウィッシ」のように少し「シュ」音をしっかり発音します。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 仮定法のミス


    • 「I wish I was…」と書いてしまうケース。口語では使われるが、正式には「I wish I were…」となるのが文法的に正しい(ただし現代英語では「was」も広く使われる)。


  2. “hope” との混同


    • 「wish」は非現実的、または実現が難しいこと、「hope」は現実的な期待を表す傾向がある。文脈に合わせて使い分ける。


  3. スペルミス


    • “whish” や “wishh” などと誤って書くことがあるので注意。短い単語なのでスペルミスに気をつけましょう。


  4. 試験対策(TOEIC・英検など)


    • 文法問題として「I wish I had studied harder」など仮定法の活用がよく出題される。

    • 前置詞・不定詞の使い分け(wish to do / wish for 〜)にも留意すると良い。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「wish」を覚えるとき、ディズニー映画などに出てくる “When you wish upon a star” (星に願いをかけるとき)というフレーズを思い浮かべると良いでしょう。

  • 「実現が難しい願い」というイメージを思い出すと、仮定法での使い方が理解しやすくなります。

  • スペリングは「wi + sh」で音声的には「ウィッシュ」。sとshの違いを意識しましょう。


以上が動詞「wish」の詳細解説です。実現可能性の低い願望から、丁寧なビジネス表現など幅広い場面で活躍する語ですので、ぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
wish
意味(1)

《現在の反対への願望を表して》《wish+that*》…であればよいのにと思う*

意味(2)

《過去の事実と反対の仮定・想像を表して》《wish+that*》…であればよかったのにと思う*

意味(3)

…‘を'望む,したい

意味(4)

wish+〈人〉+=++to+〈人〉》〈人〉に〈あいさつ,幸運を祈る言葉など〉‘を'述べる,言う,祈って言う

意味(5)

《実現の可能性がある願望》…であればよいと思う

意味(6)

(…に)…‘を'押しつける,無理して頼む《++on(upon)+

意味(7)

(…を)望む,ほしがる《+for+

意味(8)

(…に)願いをかける《+on(upon)+

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★