元となった辞書の項目
wedding
解説
1. 基本情報と概要
● 英単語: wedding
● 品詞: 名詞 (noun)
● 意味(英語): a marriage ceremony and the related celebrations
● 意味(日本語): 結婚式、およびそれに付随する祝宴や行事
「wedding」は、結婚式や披露宴など、結婚にまつわる一連の行事や儀式を指す名詞です。日常会話では、「友達の結婚式に参加する」「自分の結婚式を計画する」といった場面でよく使われます。日本語でいう「結婚式」に近い感覚です。
- 活用形: 名詞なので、単数形「wedding」、複数形は「weddings」になります。
- 他の品詞: 「wed (動詞)」という動詞形があります(やや形式ばった表現)。たとえば “They are to be wed next month.” のように使われます。
● 難易度 (CEFR レベル): A2 (初級) 〜 B1 (中級)
「wedding」という単語自体は比較的初級レベルでもよく目にしますが、結婚に関する文脈での使い方やニュアンスを深く学ぶ場合は中級レベル程度の理解が必要です。
2. 語構成と詳細な意味
- 「wedding」は「wed」と「-ing」から成る派生形です。
- wed: もともと「結婚する」という意味の動詞
- -ing: 動名詞や形容詞を作り出す接尾語ですが、この場合は名詞として「結婚の行事」を指すようになっています。
- wed: もともと「結婚する」という意味の動詞
関連語や派生語
- wed (動詞): 結婚する、嫁ぐ(少々フォーマル)
- newlyweds (名詞): 新婚夫婦
コロケーション(よく使われる共起表現)10選
- wedding ceremony
- 日本語: 結婚式の式典
- 日本語: 結婚式の式典
- wedding reception
- 日本語: 結婚披露宴
- 日本語: 結婚披露宴
- wedding ring
- 日本語: 結婚指輪
- 日本語: 結婚指輪
- wedding vows
- 日本語: 結婚の誓い
- 日本語: 結婚の誓い
- wedding gown / wedding dress
- 日本語: ウェディングドレス
- 日本語: ウェディングドレス
- summer wedding / autumn wedding (など季節名+wedding)
- 日本語: 夏の結婚式 / 秋の結婚式
- 日本語: 夏の結婚式 / 秋の結婚式
- wedding invitation
- 日本語: 結婚式の招待状
- 日本語: 結婚式の招待状
- wedding venue
- 日本語: 結婚式会場
- 日本語: 結婚式会場
- dream wedding
- 日本語: 夢の結婚式
- 日本語: 夢の結婚式
- destination wedding
- 日本語: リゾート婚、海外婚など遠方で行う結婚式
3. 語源とニュアンス
- 「wedding」の語源は古英語の “weddian” にさかのぼり、「結婚する」「誓約する」という意味を持っていました。
- 結婚式や披露宴など、祝福ムードを伴うポジティブな単語として使われます。
- 形式ばった会話でもカジュアルな会話でも使われ、相手を祝福する場面でポジティブな響きを持ちます。
使用時の注意点:
- 「結婚式」の正式な呼び方は「wedding ceremony」ですが、単に「wedding」と言う場合も多いです。
- カジュアル/フォーマル どちらにも対応可能ですが、ビジネス文書などでは「wedding ceremony」や「marriage ceremony」を使うなど、文脈に合わせるほうが自然です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun)
「wedding」は「数えられる結婚式」という意味なので、「a wedding」「two weddings」のように可算として扱います。 - 一般的な構文
- “I’m going to a wedding this weekend.”
- “They’re planning their wedding for next spring.”
- “I’m going to a wedding this weekend.”
- イディオムでの使い方: 特別なイディオムは多くありませんが、
white wedding
(伝統的な白ドレスでの結婚式) などがあります。
5. 実例と例文
① 日常会話 (カジュアル)
- “I’m so excited for my cousin’s wedding next month!”
- 来月はいとこの結婚式があるからすごく楽しみ!
- 来月はいとこの結婚式があるからすごく楽しみ!
- “Have you decided what you’re wearing to the wedding?”
- 結婚式に何を着ていくかもう決めた?
- 結婚式に何を着ていくかもう決めた?
- “We haven’t picked a date for our wedding yet.”
- まだ結婚式の日取りを決めていないんだ。
② ビジネスシーン
- “Our hotel offers a comprehensive wedding package for couples.”
- 当ホテルではカップル向けに充実したウェディングプランを提供しています。
- 当ホテルではカップル向けに充実したウェディングプランを提供しています。
- “We need to finalize the wedding budget before sending out invitations.”
- 招待状を送る前に、結婚式の予算を確定しなければなりません。
- 招待状を送る前に、結婚式の予算を確定しなければなりません。
- “The company organizes corporate events, weddings, and private parties.”
- その会社は、企業イベントや結婚式、プライベートパーティーを企画しています。
③ 学術的・フォーマルな文脈
- “In many cultures, the wedding is a pivotal rite of passage.”
- 多くの文化において、結婚式は重要な通過儀礼です。
- 多くの文化において、結婚式は重要な通過儀礼です。
- “Research indicates that the average wedding cost has risen over the past decade.”
- 研究によると、過去10年間で平均的な結婚式の費用が上昇していることがわかっています。
- 研究によると、過去10年間で平均的な結婚式の費用が上昇していることがわかっています。
- “The study examines the sociocultural significance of wedding traditions.”
- その研究は、結婚式の伝統が持つ社会文化的意義を考察しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- marriage ceremony (結婚式)
- 「wedding ceremony」とほぼ同じ意味ですが、ややフォーマル度が上がります。
- 「wedding ceremony」とほぼ同じ意味ですが、ややフォーマル度が上がります。
- nuptials (結婚式)
- 文語的・フォーマルな響きがあり、口語ではあまり使われません。
- 文語的・フォーマルな響きがあり、口語ではあまり使われません。
反意語 (Antonyms)
- 主だった反意語として「divorce ceremony」という一般的でない表現はありますが、実際には「divorce (離婚)」自体が結婚の反対と言えます。ただし「式」という形では定着していないため、はっきりした反意語はないのが現状です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈwɛdɪŋ/
- イギリス英語: /ˈwɛdɪŋ/
- アメリカ英語: /ˈwɛdɪŋ/
- アクセント (強勢)
最初の音節 “wed” に強勢があります。 - 発音上の注意
- “wed” の部分は「ウェッド」(短い「エ」) で、「wedding」の「-ing」部分は「イング」とはっきり発音します。
- “weeding (雑草取り)” と間違えやすいので要注意です。
- “wed” の部分は「ウェッド」(短い「エ」) で、「wedding」の「-ing」部分は「イング」とはっきり発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “weding” や “weeding” と書かないように気をつけましょう。
- “weding” や “weeding” と書かないように気をつけましょう。
- 同音異義語との混同
- “weeding” (雑草を取る) とスペルが似ているため、混同しがちです。発音は似ているようで微妙に違います。
- “weeding” (雑草を取る) とスペルが似ているため、混同しがちです。発音は似ているようで微妙に違います。
- TOEIC・英検などの試験対策
- 結婚関連の語彙として、招待状や予算に関する文脈で出題されるケースがあります。
- 「bride」「groom」「reception」など関連単語も覚えておくと便利です。
- 結婚関連の語彙として、招待状や予算に関する文脈で出題されるケースがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「wed + ing」で「結婚(wed)の行事(ing)」と捉えると覚えやすいかもしれません。
- 「weeding(雑草取り)」との違いを思い出すために、「結婚式では雑草は抜かないよね」といったユーモアを使うとスペルの混乱を防げます。
- 結婚式の雰囲気をイメージしながら覚えれば、ポジティブな印象とともに記憶に残りやすいでしょう。
以上が名詞「wedding」の詳細解説です。結婚にまつわるシーンでとても頻繁に使われる単語なので、関連する単語やフレーズとあわせてしっかり覚えておくと、会話や文章で役立ちます。祝福やお祝いを表す文脈でもよく登場する単語ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(特に,教会で誓いを済ませた後で宴会のある)結婚式,婚礼