web page
1. 基本情報と概要
単語: web page
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
意味(英語): A document on the World Wide Web that can be displayed in a web browser.
意味(日本語): ウェブブラウザで表示できる、インターネット上の文書やコンテンツのことです。
「インターネットにアクセスした時に、ブラウザ上で見る一つ一つの画面を指し、テキストや画像、動画などがまとめられているものです。」
活用形:
- 「web page」は可算名詞なので、複数形は “web pages”。
- 動詞や形容詞としての形は通常ありませんが、名詞形容詞的に “web-page layout” といった形で使われる場合があります。
他の品詞になる例:
- 「web page」は他の品詞としては使われませんが、関連する単語として “webpage” (ひとつの単語として綴る場合もある)、あるいは動詞部分を変えた “to post on a web page” など、表現を変化させることは可能です。
CEFRレベルの目安:
- A2(初級)程度:インターネットの基本知識を学び始める段階。
「web page」は日常でよく耳にする語なので、インターネットに馴染みがあればA2程度でも理解できます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「web」+「page」
- 「web」は「蜘蛛の巣」や「ネットワーク」といった意味から転じて「World Wide Web」の略称として用いられています。
- 「page」は紙のページを指す単語ですが、インターネット上の一画面を「ページ」と同様に扱ったものです。
- 「web」は「蜘蛛の巣」や「ネットワーク」といった意味から転じて「World Wide Web」の略称として用いられています。
よく使われるコロケーション(10個)
- create a web page(ウェブページを作成する)
- design a web page(ウェブページをデザインする)
- host a web page(ウェブページをホスティングする)
- load a web page(ウェブページを読み込む)
- refresh a web page(ウェブページを再読み込みする)
- open a web page(ウェブページを開く)
- close a web page(ウェブページを閉じる)
- access a web page(ウェブページにアクセスする)
- share a web page(ウェブページを共有する)
- interactive web page(インタラクティブなウェブページ)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「web」は「spider’s web(蜘蛛の巣)」などから派生し、ネットワーク状に広がる概念として使われるようになりました。
- 「page」は古くはラテン語 “pagina” に由来し、印刷物や書物の一枚を指す言葉です。
- セルン(CERN)の研究者ティム・バーナーズ=リーがWorld Wide Webを開発した際、印刷物の「ページ」という概念をそのままインターネット上に持ち込んだことで生まれた用語です。
ニュアンス
- インターネット上の特定のドキュメントを指す、非常に中立的な単語です。
- 大きなサイトの一部を指す場合に「web page」と呼ぶことが多く、形式ばった印象ではありません。一般的にカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a web page / two web pages」のように数えられます。
- 構文例:
- “This web page contains detailed instructions.”
- “I updated the web page with new information.”
- “This web page contains detailed instructions.”
使用シーン
- フォーマルでもカジュアルでも使われ、論文から日常会話まで汎用的に使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I found a great recipe on a web page today!”
(今日、あるウェブページで素晴らしいレシピを見つけたよ!)“Could you send me the link to that web page?”
(そのウェブページのリンクを送ってくれない?)“I spent hours browsing web pages without realizing it.”
(気づかないうちに何時間もウェブページを見て回ってたよ。)
(2) ビジネスでの例文
“Please update the company’s web page with our new product details.”
(新製品の詳細を、会社のウェブページに更新してください。)“We need to improve the loading speed of our main web page.”
(メインのウェブページの読み込み速度を改善する必要があります。)“Our marketing team is creating a new web page to showcase our services.”
(マーケティングチームはわれわれのサービスを紹介するため、新しいウェブページを作成中です。)
(3) 学術的文脈での例文
“Refer to the web page for the latest conference schedule.”
(最新の学会スケジュールはウェブページを参照してください。)“The university’s web page provides extensive research materials.”
(大学のウェブページは幅広い研究資料を提供しています。)“Students are required to post their assignments on the class web page.”
(学生はクラスのウェブページに課題を投稿する必要があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
“website”(ウェブサイト)
- ウェブページが集まって構成される全体や複数ページの集合体を指す。
- 例:A “website” can have many “web pages.”
- ウェブページが集まって構成される全体や複数ページの集合体を指す。
“web portal”(ウェブポータル)
- 情報の玄関口となるウェブサイト。メールやニュースなどが集約されているページ。
- 例:A “web portal” often has links to various “web pages.”
- 情報の玄関口となるウェブサイト。メールやニュースなどが集約されているページ。
“homepage”(ホームページ)
- サイトアクセスした際に最初に表示されるトップページ。
- 例:A “homepage” is usually the main “web page” of a site.
- サイトアクセスした際に最初に表示されるトップページ。
反意語
- 明確な反意語は存在しませんが、オフラインの書面や印刷物を指す “printed page” などはオンラインではない点で対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- web page: /wɛb peɪdʒ/
- アメリカ英語(米):/wɛb peɪdʒ/
- イギリス英語(英):/wɛb peɪdʒ/(大きな違いはありません)
- アメリカ英語(米):/wɛb peɪdʒ/
アクセント
- “web” と “page” はそれぞれ1音節なので、強く読むときは “WEB page” というように前半寄りにアクセントがかかりやすいです。
- “web” の /ɛ/ の発音に注意し、日本人学習者は “we-bu” のような母音を増やさないようにしましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングの混同: “webpage” と “web page” など、綴りにバリエーションがありますが、意味はほぼ同じです。学習やビジネス文書では分けて書く方が多いです。
- “website”との混同: “website” は「サイト全体」、 “web page” は「サイト内の1ページ」。これを混同しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICなどのビジネス系試験でも、ITやインターネット関連の文脈で出題される可能性があります。とはいえ、高度な単語というよりは基礎的に押さえておくべき単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「web」(クモの巣)と「page」(ページ)を思い浮かべて、蜘蛛の巣状に広がるインターネットの1ページ、とイメージすると覚えやすいです。
- 「書籍の1ページと同じように、ネットの1画面」と捉えると理解しやすいでしょう。
- スペリングでは “web page” と2語に分けることが多い点を意識しておくと混乱を避けられます。
以上が「web page」に関する詳細な解説です。参考になれば幸いです。