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sandy
解説
以下では、形容詞「sandy」について、さまざまな観点から詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 英語: sandy
- 日本語: 砂のような、砂だらけの、砂質の、砂の色をした
「sandy」とは、砂が多い場所や砂のような質感・色を表すときに使われる形容詞です。たとえば、「sandy beach(砂浜)」のように「砂でできている、砂が多い場所」を指すイメージで使われます。また「sandy hair」といえば、少し黄色みがかった茶色のような色合いの髪を指します。日常会話でもよく登場し、砂の質感や色合いを表現したいときに、とても便利な単語です。
品詞
- 品詞: 形容詞 (adjective)
活用形
- 形容詞は原形を基本として比較級や最上級を作ります。
- 比較級: sandier (より砂っぽい)
- 最上級: sandiest (最も砂っぽい)
他の品詞への派生例
- 「sandy」は形容詞であり、他品詞の派生形は直接はありませんが、「sand」という名詞から派生した形容詞が「sandy」です。動詞「to sand(紙やすりで磨く)」などもありますが、元は「sand」をベースにしています。
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 「sandy」は日常会話や旅行・ニュースなどで目にする機会が多い単語で、自然や景色を表すときにも出てくるため、中級レベル程度で習得しておくと便利です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: sand(砂)
- 接尾辞: -y(~のような状態、性質を表す形容詞化の接尾辞)
「sand(砂)」に「-y」(形容詞を作る語尾)がつき、「砂の性質をもつ」「砂のような」を表す形容詞になっています。
類縁語・派生語
- sand (名詞): 砂
- to sand (動詞): 砂をかける、やすりをかける
- sandy soil (形容詞+名詞): 砂質土壌
よく使われるコロケーション(10個)
- sandy beach → 砂浜
- sandy soil → 砂質土壌
- sandy hair → 砂色の髪(やや明るい茶髪)
- sandy texture → 砂のような手触り
- sandy desert → 砂漠
- sandy surface → 砂状の表面
- sandy footprints → 砂まみれの足跡
- sandy path → 砂っぽい道
- slightly sandy → 少し砂が混じった
- sandy dunes → 砂丘
3. 語源とニュアンス
語源
- 「sandy」は古英語の「sandig」に由来するといわれています。英語の「sand(砂)」に形容詞化する語尾「-y」が付き、古くから「砂のような、砂の性質をもつ」という意味で使われてきた語です。
ニュアンス・使用上の注意
- 基本的に「sandy」は砂の性質や色を表現するために使われます。砂浜や砂質土壌、砂色の髪や動物の毛などによく用いられる語です。
- 文章でも会話でも違和感なく使えますが、カジュアルな会話では「It’s pretty sandy here.(ここ結構砂っぽいね)」のように気軽に用いられます。一方、学術文献では「sandy soil」などの専門用語的な使われ方をします。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として使われるため、名詞を修飾します。可算・不可算の区別はありません。
- 文法上は単に名詞を修飾するので、前に置くだけでOKです。
- 例: a sandy beach (1つの砂浜) / the sandy shoreline (その砂の海岸線)
イディオムや構文例
- 直接的なイディオムは多くありませんが、形容詞として「sandy + 名詞」という形で頻繁に登場します。
5. 実例と例文
以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈での例文をそれぞれ3つずつ提示します。
① 日常会話
- “Let’s go to a sandy beach this weekend.”
「今週末は砂浜に行こうよ。」 - “My shoes are all sandy after playing volleyball.”
「バレーボールしたら靴が砂だらけになっちゃった。」 - “He has sandy blond hair that looks really cool.”
「彼は砂っぽいブロンドの髪をしていて、すごくかっこいいよ。」
② ビジネス
- “We need to inspect the sandy area near the construction site for stability.”
「工事現場の近くにある砂地の区域を安定性のために調査する必要があります。」 - “The sandy terrain might affect our vehicle’s performance.”
「砂質の地形が、私たちの車両のパフォーマンスに影響を与えるかもしれません。」 - “Our resort features a long, sandy shoreline that appeals to beach lovers.”
「当リゾートには、ビーチ好きに人気の長い砂浜があります。」
③ 学術的文脈
- “Sandy soils typically have good drainage but low nutrient retention.”
「砂質土壌は一般的に水はけは良好だが、栄養分の保持は低い。」 - “The sediment layer is largely composed of sandy deposits from the river.”
「堆積層は主に川からもたらされた砂質の堆積物で構成されています。」 - “The study focuses on the erosion patterns found in sandy coastal regions.”
「この研究は、砂質の海岸地域で見られる浸食パターンに焦点を当てています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- gritty(ざらざらした)
⇒ 「砂や小石が混じっているような粗い感じ」を強調するときに使います。 - dusty(ほこりっぽい)
⇒ 「砂」ではなく「ほこり」をイメージさせるときはこちらの形容詞。
反意語(Antonyms)
- rocky(岩だらけの)
⇒ 砂ではなく岩石が中心の状態。 - muddy(泥だらけの)
⇒ 泥や水分を含んだ状態。 - clayey(粘土質の)
⇒ 粘土が多く、べとつく状態。
「sandy」は「砂が多い様子」や「砂色」を表すので、「泥っぽい」や「岩っぽい」などは反意語として考えられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈsændi/
- 強勢(アクセント): 最初の音節「san」にアクセントがあります (SAN-dy)。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語ではやや鼻にかかった「æ」音になり、イギリス英語では少し「æ」が浅く発音される傾向があります。
- よくある間違い: “sand” と “sandy” の発音を混同すること。「sandy」の場合は音節が2つあることに注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “sandy”を“sandi”や“sandee”などと書いてしまうミス。正しくは“s-a-n-d-y”。
- 同音異義語との混同: 特に思いつく同音異義語はありませんが、人名としての“Sandy”(サンディ)とも区別が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、風景描写や不動産、環境問題などの文脈で「sandy beach」「sandy soil」などが出さてもおかしくありません。長文読解で恥ずかしいミスをしないよう、意味を押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「sand」をもとにした形容詞と覚えておくと連想しやすいです。
- スペリングのポイントは「sand + y」。発音も[sændi]と2音節なので、1音節の「sand」とは区別して認識してください。
- イメージとしては、浜辺を想像すると覚えやすいです。ビーチでサンダル(sandal)をはくと砂が付く→ “sandy”という連想で記憶するのも一つの手です。
以上が形容詞「sandy」の詳細な解説です。砂の多い場所や砂っぽい色合いを表現するときには欠かせない単語ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
砂の;砂だらけの
意味(2)
砂色の,薄茶色の(yellowish brown)