元となった辞書の項目
rating
名詞
〈C〉〈U〉(品質・技量などによる)格づけ,評価 / 〈C〉(個人・会社の経済的な)信用度 / 〈C〉(トン・馬力による)(船舶・車)の等級 / 〈C〉(テレビ・ラジオの)視聴率
解説
1. 基本情報と概要
英単語: rating
品詞: 名詞 (countable: a rating / ratings)
意味 (英語)
- “Rating” means an evaluation or classification of something or someone, often shown as a number or category that indicates quality, performance, or level.
意味 (日本語)
- 「評価」または「格付け」を表す単語です。何かを数値やレベルで評価したり、順位付けしたりするときに使われます。たとえば映画の星の数、会社の信用度、テレビ番組の視聴率などを表すときに「rating」が使われます。
「rating」は「○○の評価」というような場面で使われ、品質・性能・好感度・支持率などを数値で表したり格付けしたりするときに用いられるニュアンスの単語です。
活用形
- 単数形: rating
- 複数形: ratings
他の品詞形
- 動詞 “to rate” (評価する): 例) “I rate this movie five stars.”
- 形容詞 “overrated” (過大評価された), “underrated” (過小評価された) など
CEFRレベル (推定: B2 中上級)
- 具体的な評価や表現を扱うため、やや広い語彙が必要な単語
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- rate (動詞/名詞: 評価する/評価) + -ing (名詞化/動名詞化の接尾語)
主な派生語や関連語
- rate (動詞) : 評価する、見積もる
- rating (名詞) : 評価、格付け
- overrated / underrated (形容詞) : 過大評価/過小評価された
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- credit rating(信用格付け)
- approval rating(支持率)
- rating scale(評価スケール)
- TV rating(テレビの視聴率)
- safety rating(安全評価)
- customer satisfaction rating(顧客満足度評価)
- rating agency(格付け機関)
- vendor rating(ベンダー評価)
- rating system(評価システム)
- top rating(最高評価)
3. 語源とニュアンス
語源: “rate” は中英語からの動詞で、「船の階級を決める」「見積もる」を意味していました。そこから派生して「〜を評価する」という意味が一般化し、-ing が付いて名詞形 “rating” が生まれました。
ニュアンス・使用時の注意点
- “rating” は客観的・数値的な評価を指すことが多いです。感覚的な「好き嫌い」を表す評価よりも、一定の尺度に基づく「点数」や「基準」に基づく評価を示すときに使われます。
- 公的・ビジネス文書などから日常会話まで幅広く使われます。フォーマル度は中程度ですが、テレビの視聴率やレビューの星の数など、カジュアルな場面でも広く用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として使われる: “one rating,” “two ratings” のように数えられます。
- 評価を示す名詞で、前置詞 “of” を用いて対象を示すことがあります。例) “the rating of the show”
一般的な構文例
- “The rating of this restaurant is very high.”
- “This show has the highest rating this season.”
- “We need to improve our customer satisfaction rating.”
イディオムや短い表現
- “get a good/bad rating” : よい/悪い評価を得る
- “top the ratings” : (番組などが) 視聴率トップになる
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I saw the rating for that new movie—it's five stars!”
(あの新作映画の評価を見たんだけど、星5つだったよ!) - “What's your rating for this café?”
(このカフェをどう評価してる?) - “Her rating on that app is fantastic!”
(あのアプリでの彼女の評価、すごくいいね!)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “Our company's credit rating improved this quarter.”
(当社の信用格付けは今期上がりました。) - “We need to analyze the overall customer satisfaction rating.”
(顧客満足度評価を総合的に分析する必要があります。) - “The vendor rating indicates performance and reliability.”
(ベンダー評価はパフォーマンスと信頼性を示すものです。)
学術的・専門的な文脈 (フォーマル)
- “According to the survey, the rating reflects participants’ perceived value of the service.”
(調査によると、この評価は参加者が感じるサービスの価値を反映しています。) - “We utilized a standardized rating scale to measure students’ progress.”
(学生の進歩を測定するために、標準化された評価スケールを使用しました。) - “The average rating of the newly developed product was significantly higher than that of the control group.”
(新たに開発された製品の平均評価は、対照群より有意に高い結果となりました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- score(スコア)
- 試合やテストなど、数値としての結果を示す場合に使われる。
- 例) “He got a high score on the exam.”
- 試合やテストなど、数値としての結果を示す場合に使われる。
- evaluation(評価)
- “evaluation” はプロセス自体や総合的評価を指すことが多く、ややフォーマル。
- 例) “We conducted an evaluation of the new policy.”
- “evaluation” はプロセス自体や総合的評価を指すことが多く、ややフォーマル。
- grade(成績、評価)
- 主に学校や試験などの評価に使われる。A, B, Cなどの段階評価。
- 例) “Her grade in math improved.”
- 主に学校や試験などの評価に使われる。A, B, Cなどの段階評価。
反意語
- 日常的に “rating” の直接の反意語はありませんが、「無視する」「評価しない」という意味では “disregard” や “neglect” などが考えられます。
- 例) “They disregarded the survey’s findings.”
- 例) “They disregarded the survey’s findings.”
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈreɪ.tɪŋ/
- アクセントは第1音節 “RAY” に置かれ、“-ing” 部分は弱く発音されます。
- アメリカ英語 / イギリス英語
- 大きな違いはほとんどありません。両方とも /ˈreɪ.tɪŋ/ で発音されますが、英国発音はやや /ˈreɪ.tɪŋ/ と /ˈreɪ.tɪŋ/ の中間の響きになることがあります。
- 大きな違いはほとんどありません。両方とも /ˈreɪ.tɪŋ/ で発音されますが、英国発音はやや /ˈreɪ.tɪŋ/ と /ˈreɪ.tɪŋ/ の中間の響きになることがあります。
- よくある間違い
- “raiting” とスペルミスすることがあります。正しくは “rating” です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「raiting」と書きたくなるミスがよくあるので注意しましょう。
- 意味の混同: “ranking” と混同する人が多いですが、 “ranking” は順位付けを強調し、 “rating” は評価点や格付けを含む場合に使われることが多いです。
- 試験対策: TOEICや英検、IELTSなどで、 “customer satisfaction rating” や “approval rating” などの形で出題されることがあります。「評価や品質」を問う文章問題で登場することもしばしばです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “rate” + “-ing” という形が示すように、「評価している状態」→「評価」というイメージを持ちましょう。
- 「映画の★の数」がイメージしやすいです。「この映画は星5つ=高評価!」という印象で覚えると忘れにくくなります。
- スペル練習では “rat” (ネズミ?) と混同しないよう “ra-ting” と区切って覚えてください。
以上が名詞 “rating” の詳細解説です。何かの質や良し悪しを数値や指標を使って示したいときに便利な単語です。ぜひ実際に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(個人・会社の経済的な)信用度
意味(2)
〈C〉(トン・馬力による)(船舶・車)の等級
意味(3)
〈C〉(テレビ・ラジオの)視聴率
意味(4)
〈C〉〈U〉(品質・技量などによる)格づけ,評価