最終更新日:2024/06/17
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彼は仕事場に個室がある。

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元となった辞書の項目

private

形容詞

私的な;個人的な;私有の;内密の【名】二等兵

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解説

1. 基本情報と概要

単語: private

品詞: 形容詞 (形容詞以外に、名詞として「(軍の)二等兵」の意味でも使われることがあります)

意味(英語): belonging to or intended for the use of a particular person or group; not for public use.

意味(日本語): 「私的な・個人的な・秘密の」というニュアンスです。公共(パブリック)ではなく、個人や少人数の範囲にとどめたい状況を表すときに使われます。「他の人には知られたくない」という含みを持つことも多いです。

活用形: 形容詞なので活用(動詞のような変化)は通常ありませんが、比較級・最上級表現としては more private / most private が用いられます。


  • 比較級: more private (より私的な)

  • 最上級: most private (最も私的な)

他の品詞例:


  • 名詞形: a private(軍における最下級兵士の階級)

  • 名詞形: privacy(プライバシー:私的な情報や空間などが守られていること)

  • 動詞形: privatize(民営化する)

CEFRレベル目安: B1(中級)〜 B2(中上級)

→ 日常会話や簡単なビジネスシーンで頻繁に出てくる重要度の高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源/語幹: “privat-” はラテン語の “privatus”(個人的な・私有の)に由来します。

  • 明確な接頭語・接尾語は含まれていませんが、名詞形 “privacy” などは同じ語幹を共有しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. private room(個室)

  2. private property(私有財産)

  3. private matter(私的な問題)

  4. private life(私生活)

  5. private conversation(内密の会話)

  6. private sector(民間部門)

  7. private tutor(個人教師)

  8. private affair(内輪の問題)

  9. private information(個人的な情報)

  10. private party(身内のパーティー、または一般公開されていないパーティー)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “privatus” (他者から切り離された・個人の) が起源。

  • 中世フランス語を経由して Middle English に入り、意味や綴りが少しずつ変化してきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「公に知られたくない・公的領域ではない」という含意が強く、プライバシーの確保に関わる文脈でよく使われます。

  • 口語文章どちらでも使われますが、「confidential(機密の)」ほど硬いニュアンスではありません。カジュアルでもフォーマルでも場面に応じて使われます。

  • 場面いっぱいに広まる情報ではなく、限られた人のみが共有する情報・空間・物事に対して使うイメージです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. private は基本的に形容詞として使われます。

  2. 冠詞や修飾する名詞の前に置かれ、可算・不可算を問わず名詞を修飾可能です。


    • 例) a private event(可算名詞 event の前で修飾)

    • 例) private property(不可算名詞 “property” の前で修飾)


  3. よくあるイディオムとしては “keep something private”「何かを公表しないでおく」などがあります。

  4. フォーマルとカジュアルどちらでも使われますが、機密性の度合いが高い場合は confidential、よりプライベートで個人的な感情にフォーカスしたい場合は personal などに言い換えることもあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could we talk in private for a moment?”


    • 「ちょっと二人きりで話せるかな?」 (ほかの人に聞かれたくないとき)


  2. “I prefer to keep my personal life private.”


    • 「自分の私生活は人に知られたくないんだ。」


  3. “This is a private matter; I don't want everyone to know.”


    • 「これは私的な問題だから、みんなに知られたくないよ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “These documents are private and should not be shared outside the company.”


    • 「これらの書類は社外秘なので共有しないでください。」


  2. “She asked for a private discussion about her salary.”


    • 「彼女は給料について内密に話し合いたいと要求しました。」


  3. “We need a private room for the board meeting.”


    • 「取締役会には個室が必要です。」


(3) 学術的・アカデミックな文脈での例文


  1. “The study examines the impact of private tutoring on student performance.”


    • 「その研究は個人指導が学生の成績に与える影響を調査しています。」


  2. “Private ownership has historically differed from state ownership in terms of economic growth.”


    • 「経済成長の面で、私有はこれまで国有とは異なる傾向がありました。」


  3. “In this paper, we will focus on private investment in developing countries.”


    • 「本論文では、発展途上国における民間投資に焦点を当てます。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. personal(個人的な)


    • より感情や個人的事情にフォーカスするとき。


  2. confidential(機密の)


    • よりビジネス色が強く、厳格な秘密を保つニュアンス。


  3. exclusive(限定の・排他的な)


    • 限定されており、公に公開されないニュアンスが強い。


  4. intimate(親密な)


    • 個人間の親密さに焦点がある点で、私的領域のイメージに近いが、やや人間関係的。


反意語 (Antonyms)


  1. public(公の)


    • 不特定多数の人に公開されている。


  2. open(開かれた)


    • 誰でも見たり参加したりできる状態。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • アメリカ英語: /ˈpraɪvɪt/

    • イギリス英語: /ˈpraɪvət/


  • アクセント(強勢)は “pri” の部分に置かれます。


  • アメリカ英語の発音は「プライヴィット」に近く、イギリス英語では「プライヴァット」に近いです。


  • 間違えやすい発音として、 /eɪ/ や /iː/ で伸ばさず /aɪ/ で「プライ-」と発音する点に注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “privet”(イボタノキの一種)と間違えないようにしましょう。

  • 同音異義語としては “privet” が近い発音ですが、意味はまったく異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも「private sector(民間セクター)」「private property(私有財産)」などの熟語が出る場合があります。文脈で判断できるようにしておきましょう。

  • 「private」「privacy」「privatization」など関連語のスペルと意味の違いを明確に覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “private” は頭文字の “pri-” を「プリン(プリ)=個人的に好きなものを独占する」というイメージにすると覚えやすいかもしれません。

  • 「public」と対になる単語なので、「公」と「私」の対比でセットで覚えるのも学習に役立ちます。

  • プライバシー(privacy)という言葉と一緒に覚えると、スペルも含め一貫したイメージが作りやすいでしょう。


以上が、形容詞 “private” の詳細解説になります。日常会話でもビジネスでも非常に頻出ですので、「自分だけの」「秘密の」「人には知られたくない」領域を表すときに、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
private
意味(1)

私的迭,個人的な

意味(2)

私有の,私営の,私立の

意味(3)

内密の,非公開の,秘密の

意味(4)

公職についていない,在野の;(軍隊で)士官(下士官)でない

意味(5)

人目につからい,孤立した

意味(6)

兵卒,兵(軍隊で最も下の三階級)

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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