napkin
1. 基本情報と概要
単語: napkin
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A small piece of cloth or paper used to wipe the mouth or fingers while eating.
意味(日本語): 食事中に口や手を拭くための小さな布や紙。
「napkin」は、食卓で手や口元を拭くために使われる布あるいは紙のことです。レストランや家庭など、食事の場面で頻繁に目にします。布製のものと紙製のものがあり、紙製のものをペーパーナプキンと言うことがよくあります。
CEFRレベル目安: A2 (初級)
比較的初期の段階で学ぶ日常単語ですが、少し専門的な場面(レストランなど)での会話でよく使われる単語です。
活用形:
- この単語は可算名詞ですので、複数形は “napkins” です。
- 他の品詞への活用は特にありませんが、同じ語根から派生していない形容詞・動詞形は存在しません。
他の品詞になったときの例:
- 「napkin」は他の品詞形を取らないため、特別な例はありません。
2. 語構成と詳細な意味
“napkin” は接頭語や接尾語に分解しにくい単語ですが、古い英語やフランス語から来ており、語尾にある “-kin” は小さいものを指す意味合いをもつ接尾辞(diminutive)として使われることがありました。
- 「nap」(布)+「-kin」(小さいを表す) ⇒ 小さな布
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- paper napkin(紙ナプキン)
- cloth napkin(布ナプキン)
- disposable napkin(使い捨てナプキン)
- table napkin(テーブルナプキン)
- napkin holder(ナプキン立て)
- napkin ring(ナプキンリング)
- to fold a napkin(ナプキンを折る)
- to place a napkin on one’s lap(ナプキンを膝に置く)
- stained napkin(シミのついたナプキン)
- extra napkins(追加のナプキン)
3. 語源とニュアンス
“napkin” は中英語 (Middle English) の “nappe” から変化した単語で、更に古フランス語 (Old French) の “nappe” (テーブルクロス) に由来します。これらはラテン語の “mappa” (布) にさかのぼります。英語では当初、食卓まわりで使う布全般を指していましたが、徐々に小さな布を指すものとして定着しました。
使用時の注意点
- レストランやフォーマルな場からカジュアルな家庭での食卓まで、幅広く使われる単語です。
- 「serviette」と呼ぶ地域 (カナダやイギリスの一部) もありますが、アメリカ英語では一般的に “napkin” が主流です。
- ビジネスシーンでも使用しますが、文書などのフォーマルな文脈では「table napkin」と表記することもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): a napkin / two napkins / many napkins
- 一般的には「冠詞 (a, the)」や「数詞 (some, many)」とともに使われます。
- イディオムとしてはあまりありませんが、日常表現で “Pass me a napkin, please.” など、依頼表現とセットで使われることがよくあります。
使用シーン
- レストラン注文やテーブルマナーに関する説明
- ホームパーティーや家庭の食卓での会話
- カジュアル〜フォーマル、どちらにも対応可
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you pass me a napkin, please?”
(ナプキンを取ってもらえますか?) - “I spilled some sauce. Do you have a napkin?”
(ソースをこぼしちゃった。ナプキンある?) - “I prefer using cloth napkins at home to reduce waste.”
(家ではごみを減らすために布ナプキンを使う方が好きなんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “During the luncheon, please ensure that every attendee has a napkin.”
(昼食会の際には、参加者全員にナプキンが行き渡るようにしてください。) - “We need to order more paper napkins for the company event.”
(社内イベント用に紙ナプキンをもっと注文しなければなりません。) - “Could you present the new product design on a napkin sketch?”
(新しい製品デザインをナプキンのスケッチにまとめてもらえますか?)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “In the study of table etiquette, the proper use of a napkin is often highlighted.”
(テーブルマナーの研究では、ナプキンの正しい使い方がよく強調される。) - “Historic references to napkin usage have been found in ancient texts.”
(古代の文献からは、ナプキンの使用に関する歴史的な記述が見られる。) - “The environmental impact of disposable napkins has been discussed in several academic journals.”
(使い捨てナプキンの環境への影響は、いくつかの学術誌で議論されている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Serviette (サービエット): 主にイギリスやカナダなどで “napkin” と同じ意味で使われるが、地域差がある。
- Tissue (ティッシュ): 鼻をかんだり、ちょっとした汚れを拭いたりする薄い紙。テーブルで宏く使われることもあるが、正式には「ナプキン」と区別される。
- Paper towel (ペーパータオル): キッチンや洗面所で手を拭く紙製タオル。サイズが大きめで、ナプキンとは若干用途が異なる。
反意語
食卓用の「ナプキン」に対して、はっきりとした反意語は特にありません。ただ、机を拭く布 (rag, dishcloth) などは用途が別です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈnæp.kɪn/
- アメリカ英語 (AE) とイギリス英語 (BE) で発音に大きな違いはなく、どちらも「ナプキン」のように発音されます。
- 強勢は最初の音節 “náp” にあります。
- 「napking」と間違って「g」を入れるスペルミスや、「ネイプキン」と誤って長く発音してしまうミスに注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “napkin” を “napking” と書き加えてしまうなどのミスが起きやすい。
- 同音異義語との混同は特にありませんが、「nap (居眠り)」と組み合わせてしまわないように気をつけること。
- 試験ではレストランの会話や、リスニングでの「Could you pass me the napkin?」などが出題されることがあります。TOEICや英検でも、接客や日常会話の文脈の語彙問題でよく登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “nap”+“kin” = 小さな布のイメージで覚えると良いでしょう。
- 「ナプキンを折る (fold a napkin)」など、折り紙との関連で覚えると印象に残りやすいです。
- 食事まわりの単語 (fork, spoon, plate, cup, napkin)をセットで覚えると、レストラン英会話などにすぐ活用できます。
- 「ナプキンがいる?」と日本語でもカタカナで普通に言うので、英語のスペリングをそのままイメージしておくと定着が早いです。
以上が “napkin” の詳細な解説です。日常生活でもビジネスでも使いやすい単語ですので、ぜひ活用してみてください。
(またtablenapkin)ナプキン
《英》=diaper