元となった辞書の項目
mug
解説
1. 基本情報と概要
英単語: mug
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A mug is a type of cup, often with a handle, used for drinking hot beverages such as coffee or tea. It can also be used as a slang term for someone’s face (e.g., “Look at that mug!”), though this usage is more informal.
意味(日本語): 「マグカップ」として、取っ手付きの大きめのカップを指します。紅茶やコーヒーなどの温かい飲み物を飲むのに使われます。また、口語・スラングでは「顔」を指す場合もあります。ただし、やや砕けた表現なので注意が必要です。
「mug」は、日常生活でコーヒーや紅茶を飲むときによく使う言葉です。サイズが大きめで取っ手があるカップのイメージが強いですね。スラングで「顔」を指す使い方もありますが、カジュアルな場面でのみ使うので、やや気をつけましょう。
活用形: 名詞なので、基本的に数(単数/複数)の変化があります。
- 単数形: mug
- 複数形: mugs
- 単数形: mug
他の品詞形:
- 動詞形: “to mug” (意味:通りで強盗に襲う、または人前で芝居がかった表情をする など)
- 例: mugging(動名詞), mugged(過去形・過去分詞形), mugger(強盗する人)
- 動詞形: “to mug” (意味:通りで強盗に襲う、または人前で芝居がかった表情をする など)
CEFRレベル目安: B1(中級)
- 日常会話で頻繁に見かける単語ですが、スラングの意味など複数含むので、やや気をつけて使う必要があります。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: “mug” は短い単語で、はっきりした接頭語や接尾語、語幹分けはありません。
- 関連性のある派生語・類縁語:
- mugger (名詞): 通りで襲う強盗を指す
- mugging (名詞): 路上強盗の行為
- mug shot (名詞): 逮捕された際の顔写真
- mugger (名詞): 通りで襲う強盗を指す
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- coffee mug : コーヒーマグ
- tea mug : 紅茶用のマグ
- beer mug : ビールジョッキ
- travel mug : 持ち運びできるフタ付きのマグ
- mug shot : 犯罪者写真(スラング系でも「顔写真」のニュアンス)
- ceramic mug : 陶器製のマグ
- plastic mug : プラスチック製のマグ
- mug handle : マグの取っ手
- personalized mug : 名前やメッセージ付きのマグ
- mug collection : マグのコレクション
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「mug」は17世紀ごろから使われていたとされ、もともとは厚手で取っ手のあるカップを指す言葉として定着しました。
- 歴史的な使われ方: 主にビールやエールなどを飲むための容器として使われており、その後日用品として幅広い飲み物に使われるようになりました。
- 特定の状況でのニュアンス:
- 「マグ」を指す場合:親しみとカジュアルさが出やすい単語です。「cup」よりも大きめのイメージが強く、コーヒーや紅茶など、どっしりした温かい飲み物を想起します。
- 「顔」を指すスラング:やや下品または砕けた言い方なので、親しい間柄で使われることが多いです。「Look at that mug!」といった慣用的な表現がありますが、文脈によっては失礼になる場合もあります。
- 「マグ」を指す場合:親しみとカジュアルさが出やすい単語です。「cup」よりも大きめのイメージが強く、コーヒーや紅茶など、どっしりした温かい飲み物を想起します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “mug” は可算名詞なので、“a mug”“two mugs” のように数を数えられます。
- 動詞としての使い分け(他動詞・自動詞): 名詞形「mug」をそのまま動詞で使う場合は「襲う」という意味になりますが、これは他動詞として「人を襲う」(to mug someone) という使い方が一般的です。
- 使用シーン:
- カジュアル: 日常の会話で「マグカップ」を指すとき
- フォーマル: フォーマルシーンではあまりスラング的な用法(顔)では使われません。容器としての「マグ」自体は誰でもよく使う日常単語です。
- カジュアル: 日常の会話で「マグカップ」を指すとき
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Could I get a mug for my coffee?”
(コーヒー用にマグを貸してもらえますか?) - “This is my favorite mug because it has a cute cat design.”
(これは私のお気に入りのマグなんです。かわいい猫のデザインが付いているので。) - “I accidentally dropped my mug this morning, so I need to buy a new one.”
(今朝マグを落としてしまったので、新しいのを買わないといけないな。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We’re handing out free company-branded mugs at the event.”
(私たちはイベントで会社のロゴ入りマグを無料配布しています。) - “Please check if the break room has enough mugs for all employees.”
(従業員全員が使えるだけのマグが休憩室にあるか確認してください。) - “We received a mug as a souvenir from our partner company.”
(パートナー企業からお土産としてマグをいただきました。)
学術的/フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “In our study, we observed heat retention properties of different mug materials.”
(研究では、さまざまなマグの素材ごとの保温特性を観察しました。) - “Historical artifacts include decorative mugs from the 18th century.”
(歴史的工芸品の中には、18世紀の装飾が施されたマグも含まれます。) - “We analyzed consumer preferences for ceramic versus metal mugs.”
(陶器製と金属製のマグに対する消費者の嗜好を分析しました。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- cup(カップ): 一般的に小さめで取っ手の有無は問わないが、マグより容量が小さい場合が多い
- tankard(ジョッキ): 主にビールなどアルコール飲料に使われる大型の取っ手付き容器
- glass(グラス): 取っ手がなく、透明な素材の容器
- cup(カップ): 一般的に小さめで取っ手の有無は問わないが、マグより容量が小さい場合が多い
- 反意語: “mug” の直接的な反意語はあまりありませんが、用途的に全く違う“plate”(皿)などは容器としての全く異なるカテゴリーに当たります。
使い方の違い:
- “cup” は「茶碗」「カップ」として、容量が小さい場合に用いられることが多い。
- “mug” は「大きめの取っ手付きカップ」というニュアンス。
- “tankard” はビールジョッキのようにさらに大きめ・頑丈なイメージ。
- スラングで「顔」を意味するときは “mug” のみ。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /mʌɡ/
- アメリカ英語: 「マ」+「グ」のように発音されます(mʌg)。
- イギリス英語: 同じく /mʌɡ/ で発音しますが、地域によっては若干の母音の違いがある場合も。
- アクセント: 1音節なので、特にアクセントの移動はありません。
- よくある発音ミス: “mug” と “mag” (マグとマグではあまり変わらないように思われても、母音の発音が /æ/ と /ʌ/ で異なるので注意)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “mug” を “mugg” や “mag” と綴らないように注意。
- 同音異義語との混同: “mug” に同音異義語はさほどありませんが、動詞の “mug” (襲う) と名詞の “mug” (マグカップ) は同じスペルで意味が異なるので文脈を見極める必要があります。
- 試験対策での出題傾向: 単語レベルの問題として、コロケーション (“coffee mug” など) や、動詞の意味(“to mug” = 「襲う」)の区別が問われる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 取っ手が付いていて、どっしりしたカップを思い浮かべると「mug」のイメージが定着しやすいです。
- 覚え方のコツ: 「マグカップ」というカタカナ語としても定着しているため、すでに馴染みのある単語かもしれません。“coffee mug” というフレーズで一緒に覚えると自然に定着します。
- 勉強テクニック:
- マグカップを使うたびにつぶやいてみたり、好きなマグに “mug” と貼り紙してみるなど、日常の物理的なイメージと結びつけると忘れにくくなります。
- スラングで「顔」を指す意味も覚えておくと、ドラマや映画のセリフがより理解しやすくなります。
- マグカップを使うたびにつぶやいてみたり、好きなマグに “mug” と貼り紙してみるなど、日常の物理的なイメージと結びつけると忘れにくくなります。
以上が名詞 “mug” の詳細な解説です。コーヒーや紅茶を飲むシーンで覚えると同時に、スラングでの使い方も頭に入れておくと良いでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
マッグ(重い陶器製または金属製の取っ手のついたコップ)
意味(2)
(またmugful)マッグ1杯(の…)《+of+名》