learner
1. 基本情報と概要
単語: learner
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): a person who is learning something.
意味(日本語): 何かを学んでいる人、生徒や学習者のことです。
「learner」は、「学習を行っている人」というニュアンスの単語です。学校で勉強中の学生はもちろん、趣味や独学で新しいスキルを習得中の人にも幅広く使われます。「学び手」「勉強している人」といった文脈で使われ、形式ばった場面からカジュアルな場面まで安心して使うことができます。
- 活用形: 単数形: learner / 複数形: learners
- CEFR レベル目安: A2(初級)
- A2:初級レベルの単語なので、比較的早い段階から身につけることができます。
他の品詞形
- 動詞形: learn (学ぶ)
- 形容詞形: learning (learning environment, などで形容詞的に使われる例がありますが、厳密には動名詞/形容詞的用法)
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: learn (学ぶ)
- 接尾辞: -er(「~する人」や「~するもの」を表す英語の典型的な接尾辞)
「learn」+「-er」で、「学ぶ人」という意味になります。
関連語や派生語
- learner’s permit: 運転免許の仮免許
- fast learner: 覚えが早い人
- slow learner: 覚えが遅い人
- learning curve: 学習曲線
- learning disability: 学習障害
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- eager learner (熱心な学習者)
- independent learner (自立した学習者)
- lifelong learner (生涯学習者)
- new learner (初心者、学び始めの人)
- visual learner (視覚的学習者)
- auditory learner (聴覚的学習者)
- kinesthetic learner (体験・体感型学習者)
- second language learner (第二言語学習者)
- online learner (オンライン学習者)
- struggling learner (苦戦している学習者)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の「leornian」(学ぶ)に由来しています。古い時代から「知識や技能を習得する」という意味を持ち、そこから “-er” がついて「学ぶ人」となりました。
- ニュアンス: 「learner」は非常に中立的・一般的な言葉です。使用時に特別な感情的ニュアンスはありませんが、「向上心がある」「学ぶ姿勢をもつ」という前向きなイメージが含まれることがあります。
- 口語では「students」「pupils」と類似の意味でも使えますが、より広範な文脈で使われるため、自己学習者や社会人学習者などにも適します。
- 文章・会話どちらでもよく使われる点が特徴です。
- 口語では「students」「pupils」と類似の意味でも使えますが、より広範な文脈で使われるため、自己学習者や社会人学習者などにも適します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): learner は人を表す名詞なので可算扱いです。
例: one learner / two learners / many learners - 一般的な構文:
- “(Someone) is a fast learner.”
- “We have many new learners this semester.”
- “(Someone) is a fast learner.”
- イディオム的用法: learner 自体に定型イディオムはあまりありませんが、”learner’s permit” は運転初心者が持つ仮免許という少し特別な表現です。
- フォーマル/カジュアルの使い分け:
- フォーマル:
He is a diligent learner who consistently exceeds expectations.
- カジュアル:
She’s a quick learner, so she picked up the new software in no time.
- フォーマル:
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“My younger sister is a fast learner; she can solve puzzles really quickly!”
- 「妹は覚えが早くて、パズルをすごく速く解いちゃうの。」
“As a visual learner, I need to see pictures or diagrams to understand.”
- 「私は視覚的に学ぶタイプだから、図や絵を見ないと理解が難しいんだ。」
“I’m a language learner, so I watch movies in English every day.”
- 「私は語学学習者だから、毎日英語の映画を観てるんだ。」
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We’re looking for a quick learner to join our marketing team.”
- 「私たちはマーケティングチームに覚えの早い人を求めています。」
“She is an independent learner who takes the initiative in projects.”
- 「彼女は自発的に学習できる人で、プロジェクトにおいても主体的に動きます。」
“Our company provides online resources for lifelong learners.”
- 「当社では生涯学習者向けのオンライン教材を提供しています。」
学術的な文脈(3つ)
“Learners often benefit from mixed-method instructional strategies.”
- 「学習者は多彩な学習方法を組み合わせた教授法から恩恵を受けることが多い。」
“Researchers are studying how technology affects second language learners.”
- 「研究者たちはテクノロジーが第二言語学習者にどのような影響を与えるかを調査しています。」
“The assessment aims to evaluate the learner’s progress over the semester.”
- 「その評価は学期を通じた学習者の進捗を測定することを目的としています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- student (学生)
- 学校などの正式な教育機関に所属している人を指す傾向が強い。
- 学校などの正式な教育機関に所属している人を指す傾向が強い。
- pupil (生徒)
- 特に小・中学校あたりで使われるやや古い響きのある言葉。主にイギリス英語で使用。
- 特に小・中学校あたりで使われるやや古い響きのある言葉。主にイギリス英語で使用。
- apprentice (見習い)
- 特定の技能を学ぶために、熟練者や職人の下で訓練を受ける人。
“learner” はもっと一般的で、場所や年齢を問わない「学習者」を広く指します。
反意語 (Antonyms)
- teacher (教師)
- instructor (指導者)
- mentor (メンター)
学習者と対比される立場の言葉になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈlɜːnər/ (イギリス英語), /ˈlɝːnɚ/ (アメリカ英語)
- 強勢(アクセント)は第1音節 (lEARner) に置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: アメリカ英語では /r/ がはっきり発音されます。イギリス英語では語末の /r/ は弱め、あるいは発音されない地域もあります。
- よくある発音の間違い: 「ラーナ」と濁音にしてしまったり、/l/ と /r/ を混同して「ラーナー」という音が曖昧になるミスが多いので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “lerner” と “a” を抜かしてしまうミスが多い。
- 同音異義(紛らわしい語): learner と似た発音で特に混同する単語はあまりありませんが、”learnt” (英) / “learned” (米・過去形) など動詞の活用形とは混同しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEIC では学習環境や人材の能力を問うパートで “quick learner” や “independent learner” といった表現が出ることがあります。英検など文法問題というよりは、読解の中で意味を問う形で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
“learn + er” で「学ぶ人」というイメージが直感的に伝わります。
- “ER” は “doer” の “-er” と同じで「~する人」を表す定番の語尾なので覚えやすいです。
- “learn” を含むので、単語を見ればすぐに「学ぶ」+「人」と理解できます。
- 自分が「learner」であるという意識をもつと、より自然と頭に残ります。たとえば「I’m a learner of English.」 などと口に出して言うと印象が強化されます。
学習者にとっての日常場面やビジネス場面で使いやすい単語ですので、ぜひ積極的に「learner」という言葉を使ってみてください。
学習者;初学者