最終更新日:2024/06/18
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怖くてどきどきしたよ。

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元となった辞書の項目

frightened

形容詞

おびえた、ぎょっとした、(…に)怖がって、どきどきした

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解説

1. 基本情報と概要

単語: frightened

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): feeling fear or worry; scared

意味(日本語): 「恐れている」「怖がっている」という状態を表します。たとえば、自分が何かに対して恐怖心を抱いたときに、「I’m frightened.(私は怖い)」のように使います。わりと日常会話で、恐怖や不安な感情を表すときにカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われる表現です。

活用形


  • 形容詞: frightened(過去分詞形由来の形容詞)

  • 同じ語幹から派生した形容詞として、frightening(「怖がらせるような」「恐ろしい」)もあります。

  • 動詞: frighten(「怖がらせる」)


    • 例: frighten - frightened - frightened(過去形も過去分詞形も “frightened” )


CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 「怖い」という意味は初級者にもわかりやすい言葉ですが、日常会話に多用される表現という意味で中級レベルにあたることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成(fright + -en + -ed)


  • “fright” (名詞: 恐怖)

  • “-en” (動詞化の接尾辞。例: lengthen, strengthen など)

  • “-ed” (過去分詞形・形容詞化)

派生語や類縁語


  • frighten (動詞: 「~を怖がらせる」)

  • frightening (形容詞: 「恐ろしい、怖がらせるような」)

  • fright (名詞: 「恐怖、驚き」)

よく使われるコロケーション(共起表現)例(10個)


  1. be frightened of the dark(暗闇を怖がる)

  2. get frightened easily(すぐに怖がる)

  3. look frightened(怯えた様子に見える)

  4. frightened children(怯えている子どもたち)

  5. feel frightened at the prospect(その見通しに恐れを感じる)

  6. frightened to death(死ぬほど怖がる)

  7. frightened by a sudden noise(突然の物音に怖がる)

  8. extremely frightened(極度に怯える)

  9. be frightened for one’s safety(自分の身の安全を心配するほど怖がる)

  10. frightened expression(怯えた表情)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “frighten” は中英語(Middle English)の “frighten” に由来し、さらに古英語(Old English)の “fyrhtu”(恐れ)に関連するとされています。

  • 過去分詞形 “frightened” は「怖がらされた状態・恐れを感じる状態」というニュアンスが強いです。

特定の状況での微妙なニュアンス・感情的な響き


  • “frightened” は主に主観的な怖さを強調します。自分が何かを見て・聞いて・想像して、怖いと感じたときです。

  • 口語でも書き言葉でも広く使われます。比較的カジュアルですが、フォーマルな文章でも意味は変わりません(怖さの度合いを伝えたいときに適宜使用されます)。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 “frightened” は、基本的に「人の感情」を表すときによく使われる形容詞です。

  • “be + frightened (of/by + [名詞/動名詞/不定詞])” などの構文で用いられます。


    • 例: I’m frightened of spiders.(クモが怖い)

    • 例: He was frightened by the thunder.(彼は雷に驚いて怖がった)


  • 他動詞 “frighten” の過去分詞形として文法的には “be frightened (受け身)” の形もありますが、意味的には「怖がっている」という状態を表し、形容詞の働きをします。


5. 実例と例文

5.1 日常会話


  1. “I’m always frightened of driving at night.”


    • (私は夜に運転するのがいつも怖いんです。)


  2. “Don’t be frightened. It’s just a movie!”


    • (怖がらないで。それはただの映画だから!)


  3. “She looked so frightened when the dog barked.”


    • (犬が吠えたとき、彼女はとても怯えた表情をしていました。)


5.2 ビジネスシーン


  1. “Some employees are frightened to voice their opinions in meetings.”


    • (ミーティングで意見を言うのを怖がっている社員もいます。)


  2. “He was frightened of failing the important presentation.”


    • (彼は大切なプレゼンに失敗するのを怖がっていました。)


  3. “Don’t feel frightened to ask for clarification if you’re unsure.”


    • (分からない場合は遠慮せずに質問することを怖がらないでください。)


5.3 学術的・フォーマルな場面


  1. “Some researchers suggest that children can become frightened more easily due to stress.”


    • (研究者の中には、子どもはストレスによってさらに簡単に怖がるようになると示唆する人もいます。)


  2. “Participants reported feeling frightened after viewing the disturbing images.”


    • (参加者たちは、気分を害する映像を見た後で恐怖を感じたと報告しました。)


  3. “Critical incidents can leave individuals feeling frightened and uncertain.”


    • (重大な出来事は、人々を怖がらせ、不安な状態にすることがあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. scared(怖がっている)


    • “I’m scared of snakes.”: 主観的な「怖い」。日常会話で多用。


  2. terrified(ものすごく怖がっている)


    • “She’s terrified of flying.”: “frightened” より強い恐怖を表す。


  3. horrified(ぞっとしている・戦慄している)


    • “We were horrified by the accident scene.”: 恐怖 + ショックのイメージ。


  4. alarmed(驚いていて、不安になっている)


    • “I was alarmed by the sudden changes.”: 怖いというより予期せぬ事態に警戒・驚き。


反意語 (Antonyms)


  • calm(落ち着いている)


    • 「怖くない、恐れていない」状態。


  • unafraid(恐れていない)


    • 「まったく怖くない」状態を直接的に示す語。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /ˈfraɪtnd/


  • アメリカ英語・イギリス英語ともに比較的似た発音です。

  • “t” の後が “n” になるため「tn」の部分を一気に発音するとよいです。

  • 最初の音 “fright-” で強勢があります (FRIGHT-ened)。

よくある発音上の間違い


  • 「フライド」(例: fried)と混同して /fraɪd/ のように伸ばしてしまう場合があるので注意。

  • /fri-tn-d/ のように、「t」ははっきりと発音する意識を持つとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 綴りの間違い:


    • frightened は “fright + en + ed”。 “e” の位置が変わりやすいので注意。


  2. 同音異義語との混同はあまりありませんが、“frighten” (動詞) と “frightened” (形容詞) を混同しやすい場合があります。

  3. 派生語 “frightening” と誤用:


    • “I’m frightening.” と言うと、「私が怖がらせる存在だ」という意味になるので誤解を招きます。恐れているのは自分であれば “I’m frightened.” と言いましょう。


試験対策(TOEIC・英検など)


  • 感情を表す形容詞(interested / interesting や bored / boring のように)を問う問題で、正しく区別できるかを問われることがあります。

  • “be frightened of ~” や “be frightened by ~” など熟語的な表現で選択肢に出ることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fright” = 怖さ、そこに “-en” は動詞化(怖がらせる)、その過去分詞形が形容詞になって「怖がっている」。

  • 「フライト(flight)と発音が似ている?」と混同しやすいかもしれませんが、frightened の “gh” は「ファイト」ではなく「フライト」ですが、綴りには注意しましょう。

  • 物怖じする自分のイメージとセットで、映画やホラーの場面で用いる頻出単語として覚えるとよいです。


以上が、形容詞 “frightened” の詳細な解説です。恐怖や不安を表現したいときや、誰かが怯えている状態を描写したいときに使う、とても便利な単語です。ぜひ例文を声に出して練習し、自然な発音と併せてマスターしてみてください。

意味のイメージ
frightened

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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