dizzy
(人が)めまいがする,ふらふらする / 《名詞の前にのみ用いて》(場所・状況などが)めまいを起こさせる,目をくらませるような / 《補語にのみ用いて》(…で)浮き浮きした《+with+名》 / 愚かな,ばかな
以下では、形容詞 “dizzy” をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味
- 【英語】dizzy
- 【日本語】めまいがする、頭がくらくらする
「dizzy」は、頭の中がぐるぐる回るような感覚や、バランスを失いそうになる状態を表す形容詞です。例えば、「高所に立ってくらくらする」ような状況や、「急に立ち上がった時にふらふらする」ような場面で使われます。日常会話だけでなく、少し比喩的に「(あまりにいろいろなことがあって)目が回りそうだ」というニュアンスでも使われます。
品詞・活用
- 形容詞 (adjective)
- 比較級: dizzier
- 最上級: dizziest
他の品詞形
- 名詞: dizziness(めまい、ふらつき)
- 動詞形はありませんが、派生形容詞として dizzying(目まぐるしい)などがあります。
CEFRレベルの目安
- B1: 中級
「dizzy」は日常会話でよく使われる単語ですが、やや抽象的な感覚表現のため、中級程度のレベルの方におすすめです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語・接尾語: 特になし
- 語幹: 「dizzy」全体が語幹となっています。
派生語や関連語
- dizziness(名詞):めまい、頭がくらくらする状態
- dizzying(形容詞):目が回るほどの、めまぐるしい
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- feel dizzy(めまいを感じる)
- get dizzy(めまいを起こす、頭がくらくらする)
- dizzy spell(めまいの発作)
- make someone dizzy(人をくらくらさせる)
- dizzy with excitement(興奮でくらくらする)
- dizzying speed(目が回るような速度)
- dizzy heights(目がくらむほどの高さ)
- dizzying array of 〜(目が回るほど多種多様な〜)
- become dizzy(めまいがするようになる)
- dizzy head(くらくらする頭/状況)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の “dysig”(愚かな、混乱した)に由来するとされ、一時的に意識がはっきりしない状態を表していました。
- 時代とともに、「めまい、ふらつき」の意味合いが強まって現在の形容詞 “dizzy” となりました。
ニュアンスや使用上の注意
- 肉体的な「めまい」のほか、比喩的に「(状況が)あまりにたくさんあって頭が回る」といった意味でも使われます。
- カジュアルな場面から、ややフォーマルな文章でも使われますが、深刻な医学用語というよりは日常語に近い表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾するときや補語として使います。
- 例えば “I feel dizzy.” のように補語で使ったり、 “He walked with a dizzy gait.”(彼はくらくらするような足取りで歩いた)というように名詞を修飾したりします。
- 他動詞・自動詞として使う形は基本的になく、あくまで形容詞として使われる単語です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I stood up too quickly and now I feel dizzy.”
(急に立ち上がったら、今めまいがするよ。) - “This ride always makes me dizzy!”
(この乗り物、乗るといつも頭がくらくらする!) - “I get dizzy when I look down from a tall building.”
(高い建物から下を見下ろすと、くらくらするんだ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “I’m feeling a bit dizzy right now; could we reschedule the meeting?”
(ちょっとめまいがするので、ミーティングを延期してもらえますか?) - “It’s dizzying how quickly our industry can change.”
(私たちの業界が変化する速さは目が回る思いですね。) - “After working on this analysis for hours, my head is getting dizzy.”
(何時間もこの分析を続けていて、頭がくらくらしてきました。)
学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
- “Patients often report feeling dizzy when they experience a sudden drop in blood pressure.”
(患者は血圧が急に下がったとき、めまいを訴えることが多い。) - “Many astronauts describe a dizzy sensation during adaptation to microgravity.”
(多くの宇宙飛行士は、無重力に慣れる間にめまいを感じると述べています。) - “The data presents a dizzying complexity that requires careful statistical analysis.”
(そのデータは、目が回るほど複雑で、綿密な統計解析が必要だ。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- lightheaded(ふらふらする)
- woozy(頭がぼんやりする)
- faint(意識が遠のくような)
- giddy(浮ついたような、めまいがする)
いずれも「めまい」や「ぼんやり感」を表しますが、 “giddy” は興奮や高揚に伴う浮ついた感覚にも使われる点が特徴です。 “lightheaded” は「頭がふわっと軽くなるようなめまい」を指し、“woozy” は薬や酔いなどによって起こる頭のふらつきを表す場合が多いです。
反意語 (Antonyms)
- steady(安定した)
- stable(しっかりした、安定した)
“dizzy” とは逆に、しっかり踏ん張れている、落ち着いている様子を表す単語です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- /ˈdɪzi/(アメリカ英語・イギリス英語 共通)
第一音節 “diz” に強勢(アクセント)がきます。
アメリカ英語とイギリス英語で大きな発音上の違いはほとんどありません。
よくある間違いとして、/ˈdaɪzi/(ダイジィ)と誤って発音する人がいますが、正しくは /ˈdɪzi/ です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “dizy” や “dizzyy” とスペルを誤るケースがありますが、“dizzy” が正しいつづりです。
- 同音異義語との混同はほぼありませんが、同じ “di-” から始まる単語(dizzy, dizzily など)とごっちゃにならないよう注意してください。
- 試験でのポイント: TOEICや英検などでも、体調を表す単語の一つとしてリスニング問題や語彙問題で出題される可能性があります。「めまいがする」を英語で言えるかどうか問う問題で使われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「dizzy」という単語は “ディズニー” (Disney) と似ていると覚えると面白いかもしれません。「ディズニーランドの乗り物に乗ったらくらくらする(dizzy)」とイメージすると記憶に残りやすいでしょう。
- “dizzy” の語感から “ディ” の短い発音に強勢があるのを意識することで、スペリングの混同を減らせます。
- 体感的にイメージしやすい単語なので、立ちくらみや乗り物酔いなどのシーンを想像して覚えると定着しやすいです。
以上が形容詞 “dizzy” の詳細な解説です。頭がくらくらするような状態から、さまざまな状況で「目が回る」という比喩的な使い方まで、幅広く使える表現ですので、ぜひ使い方をマスターしてください。
《補語にのみ用いて》(…で)浮き浮きした《+with+名》
愚かな,ばかな
《名詞の前にのみ用いて》(場所・状況などが)めまいを起こさせる,目をくらませるような
(人が)めまいがする,ふらふらする