最終更新日:2025/06/28
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彼は不正直であることで知られている。

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元となった辞書の項目

dishonest

形容詞

(人が)『不正直な』,不誠実な / (人の行為・手段などが)不正な,ごまかしの

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dishonest

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): not honest; intending to deceive or cheat.

意味 (日本語): 正直ではない、嘘をつく・騙す意図がある状態や態度を表す形容詞です。

「他人をごまかそうとするときに使われる単語で、人の誠実さが欠けている様子を指します。」

活用形: 形容詞のため、直接的な活用形(動詞変化など)はありません。


  • 副詞形: “dishonestly” (不正直に)

  • 名詞形: “dishonesty” (不正直、誠意のなさ)

他の品詞への派生:


  • 名詞: “dishonesty”

  • 副詞: “dishonestly”

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)


  • 「dishonest」はやや抽象的な道徳的概念を示す単語で、ある程度英語力のある学習者が使い始める語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語 (prefix): dis- (「反対、不〜」などの意味を表す)

  • 語幹 (root): honest (「正直な」)

“dis-” は “not” の意味合いを強調する接頭語として働き、“honest” に「正直」「誠実」という意味があるので、組み合わせると「正直ではない」という含意を持つ形容詞になります。

関連する派生語・類縁語:


  • honest (形容詞)「正直な」

  • honesty (名詞)「正直さ」

  • dishonesty (名詞)「不正直、不誠実」

  • dishonestly (副詞)「不正直に」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. be dishonest about (~について不正直である)

  2. a dishonest act (不正直な行為)

  3. dishonest behavior (不正直な振る舞い)

  4. seem dishonest (不正直に見える)

  5. dishonest intention (不正直な意図)

  6. dishonest practices (不正直な行為慣行)

  7. accuse someone of being dishonest (誰かを不正直だと非難する)

  8. dishonest scheme (不正直な企て)

  9. prove someone dishonest (誰かが不正直であると証明する)

  10. dishonest dealings (不正直な取引)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • dishonest はラテン語の “honestus”(尊敬されるべき、誠実な)と、否定や反対を表す “dis-” が組み合わさった英語表現です。

  • 中世英語にも “dishonest” という形があり、伝統的に「名誉を傷つける、不名誉な」という意味合いで使われてきました。

ニュアンス:


  • 「正直さに欠ける」「騙そうとする気持ちがある」として、道徳的非難を含む単語です。

  • 感情的にはやや強めで、相手や話題に対して厳しい評価を下す際に用いられます。

使用時の注意点:


  • 人の信用性や道徳性を強く否定するときに使うため、直接使うときは注意が必要です。

  • カジュアルな会話でも使われますが、相手を責めるニュアンスが強くなる可能性があります。文章でも広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞や代名詞を修飾する際に使われます。

  • 「主語 + be動詞 + dishonest」という構文で「(主語)は不正直である」と述べることができます。

  • 比較級・最上級: “more dishonest”, “most dishonest”(「より不正直な」「最も不正直な」)

  • 可算・不可算の区別はなく、人や行為などの性質を表します。

一般的な構文やイディオム:


  1. “It would be dishonest to say…”


    • 「…と言うのは不正直でしょう」


  2. “He is being dishonest about his past.”


    • 「彼は自分の過去について不正直にふるまっている」


  3. “Call out someone’s dishonest behavior.”


    • 「誰かの不正直な行いを指摘する」


フォーマル/カジュアル:


  • フォーマルな文脈でもカジュアルな会話でも使用可能ですが、相手への非難の度合いが非常に強い単語なので注意が必要です。


5. 実例と例文

ここでは場面ごとに3つずつ例文を示します。

日常会話


  1. “I think it’s dishonest to hide your true feelings from your friends.”

    「友達に本当の気持ちを隠すのは不正直だと思うよ。」

  2. “He’s a bit dishonest when it comes to splitting bills.”

    「彼は割り勘のときにちょっと不正直なんだ。」

  3. “It was dishonest of her to lie about where she was last night.”

    「彼女が昨晩どこにいたかについて嘘をついたのは不正直だったよ。」

ビジネス


  1. “A dishonest report could damage the company’s reputation.”

    「不正直な報告は会社の評判を傷つけかねません。」

  2. “Our policy strictly forbids any dishonest practices in sales.”

    「当社の方針では、営業におけるいかなる不正直な行為も厳しく禁じています。」

  3. “Being dishonest with clients will eventually ruin the business relationship.”

    「顧客に対して不正直であることは、最終的にビジネス関係を壊すことになるでしょう。」

学術的・フォーマル


  1. “Dishonest behavior undermines the foundations of ethical research.”

    「不正直な行動は倫理的な研究の基盤を揺るがします。」

  2. “A dishonest approach in data collection leads to invalid conclusions.”

    「データ収集における不正直なやり方は、無効な結論に繋がります。」

  3. “The study highlights the consequences of dishonest communication in corporate governance.”

    「その研究は企業統治における不正直なコミュニケーションの影響を強調しています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. “deceitful” (騙すような)


    • “dishonest” よりも、意図的に人を欺くニュアンスが強い。


  2. “fraudulent” (詐欺的な)


    • 法的な面での「詐欺行為」や「不正」な意味を含む。


  3. “underhanded” (卑劣な、不正な)


    • やり方が陰険でずるい、裏工作的なニュアンスを持つ。


反意語 (Antonyms):


  1. “honest” (正直な)


    • 最も直接的な反意語。


  2. “sincere” (誠実な)


    • 素直さ、偽りのない感情を表す。


  3. “truthful” (真実を述べる)


    • 言っていることが事実であることを強調。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɪsˈɒnɪst/ (イギリス英語), /dɪsˈɑːnɪst/ (アメリカ英語)

  • アクセントは “o” の母音部分にあります (dis-hon-est)。

  • イギリス英語では /ɒ/ (口をあまり開かず短めの「オ」) に近く、アメリカ英語では /ɑː/ (口を大きく開けた長めの「ア」) に近い発音になります。

  • “h” 音が弱まって “disonest” のように聞こえてしまうケースがあるので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dishonest” の “h” を抜かして “disonest” と書く間違いなどに注意。

  • 同音異義語との混同: 似た音の単語はあまり多くありませんが、 “disheartened” (落胆した) などとは要注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検では語彙問題の選択肢として “dishonest” が並ぶことがあります。反意語を答えさせる問題などで出やすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「正直 (honest) に ‘dis-’ (反対) がつく → dishonest = 正直じゃない」と覚えましょう。

  • “dishonest” の冒頭 “dis-” は否定や逆の意味というイメージを常に持つと、ほかの “dis-” 系単語(disagree, dislike, disappearなど)とも関連付けやすくなります。

  • 人間関係において「うそをつく or 誠実でない」というイメージで捉えると、使い方を想起しやすいです。

以上が形容詞 “dishonest” の詳細な解説です。文章でも会話でも比較的よく使われる単語なので、「正直さ」や「誠実さ」の対極として覚えておくとよいでしょう。

意味のイメージ
dishonest
意味(1)

(人が)不正直な,不誠実な

意味(2)

(人の行為・手段などが)不正な,ごまかしの

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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