cycling
1. 基本情報と概要
単語: cycling
品詞: 名詞 (動作や活動としての「自転車に乗ること」)
- 意味 (英語): The activity or sport of riding a bicycle.
- 意味 (日本語): 自転車に乗ること、または自転車競技としての活動全般を指します。レジャーとして楽しんだり、健康維持のために行ったり、競技として本格的に取り組んだりするときに使われる単語です。
「自転車に乗る行為そのものや、自転車に乗るスポーツを指し、運動や趣味、交通手段、レースなど、さまざまな文脈で用いられます。」
活用形
- 名詞なので直接的な活用はありませんが、動詞形としては “cycle” (cycles / cycling / cycled) があります。
例: “I cycle to work.” (私は職場まで自転車で行きます)
他の品詞形
- 動詞: “to cycle” (自転車に乗る)
- 形容詞: “cyclic” (循環的な) - ただし、これは「自転車に乗る」という意味ではなく、「(周期的に)循環する」という意味で使われます。
CEFRレベルの目安: A2 (初級)
A2レベルでは日常生活や簡単な趣味を説明する語彙が増えてきます。その中で “cycling” は趣味や移動手段としてよく出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- cycle(語幹) + ing(動名詞・現在分詞の接尾辞)
もともと “cycle” は「循環」や「自転車に乗る」という意味を持つ単語です。そこに “-ing” が付くことで、動作や活動そのものを表す名詞になります。
他の単語との関連性 / 派生語・類縁語
- cycle (動詞・名詞)
- cyclic (形容詞: 循環的な)
- bicycle (名詞: 自転車)
コロケーション(共起表現)10選
- go cycling(サイクリングに行く)
- enjoy cycling(サイクリングを楽しむ)
- cycling route(サイクリング用のルート)
- cycling gear(サイクリング用の装備)
- cycling event(サイクリングイベント)
- indoor cycling(室内サイクリング)
- cycling club(サイクリングクラブ)
- mountain cycling(マウンテンバイクでのサイクリング)
- road cycling(ロードバイクでのサイクリング)
- cycling trip(サイクリング旅行)
3. 語源とニュアンス
語源
- cycle はギリシャ語の “kyklos” (円、輪) に由来し、「循環するもの」「輪」を意味します。
- そこから英語に取り入れられ、乗り物としての「自転車」という意味や「循環・周期」という意味へ広がりました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「体を動かす軽いスポーツ」というイメージが強いため、健康的・アクティブな響きがあります。
- 競技として「サイクリング」を指す場合と、移動手段として日常的な「自転車利用」を指す場合があり、文脈で使い分けます。
口語・文章・カジュアル・フォーマル
- カジュアル: “I love cycling.”(自転車に乗るのが大好き)
- フォーマル/ビジネス寄り: サイクリングイベントを紹介したり、健康や環境に関するフォーマルな場面で使うときにも問題なく通用します。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (不可算名詞)
“cycling” は「サイクリングという行為」を指すので、可算扱いにはなりません。
例: “Cycling is good for your health.” (サイクリングは健康に良い)動詞との使い分け
- 名詞: “Cycling is fun.”
- 動詞: “I cycle every weekend.”
- 名詞: “Cycling is fun.”
一般的な構文
- “Subject + be + into + cycling.”
- 例: “I’m really into cycling these days.” (最近サイクリングにハマっています)
- 例: “I’m really into cycling these days.” (最近サイクリングにハマっています)
- “go + cycling”
- 例: “Let’s go cycling this weekend.” (今週末サイクリングに行こう)
- “Subject + be + into + cycling.”
イディオムとしては “take up cycling”(サイクリングを始める)などと言うこともあります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話で使う例文 (3つ)
“I usually go cycling on Sunday mornings.”
- (私は普段、日曜の朝にサイクリングに出かけます)
“Cycling helps me stay in shape.”
- (サイクリングは健康維持に役立ちます)
“Do you want to join me for a cycling trip next weekend?”
- (来週末、一緒にサイクリング旅行に行かない?)
(2) ビジネスシーンで使う例文 (3つ)
“Our company organizes a monthly cycling event to promote employee wellness.”
- (当社では従業員の健康増進のため、月に一度サイクリングイベントを開催しています)
“We could encourage our staff to cycle to work to reduce our carbon footprint.”
- (二酸化炭素排出を減らすために、社員に自転車通勤を推奨するのもいいでしょう)
“Cycling can enhance teamwork and morale if done as a group activity.”
- (グループで行えば、サイクリングはチームワークや士気を高める助けとなります)
(3) 学術的な文脈で使う例文 (3つ)
“Recent studies show that regular cycling significantly lowers the risk of heart disease.”
- (最近の研究によると、定期的なサイクリングは心臓病のリスクを大幅に下げることがわかっています)
“The environmental impact of cycling as a primary mode of transportation is considerably lower than that of cars.”
- (主な移動手段として自転車を利用する場合、車に比べて環境への影響は著しく低いです)
“In urban planning, the introduction of cycling lanes has been shown to improve traffic flow and reduce pollution.”
- (都市計画において、自転車レーンの導入は交通の流れを改善し、汚染を減らすことが示されています)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
biking (自転車に乗ること、特にカジュアルに使われる)
- “biking” は “cycling” よりも口語的に使われます。
- “biking” は “cycling” よりも口語的に使われます。
bicycling (自転車に乗ること)
- 意味はほぼ同じですが、より直接的に “bicycle” という単語に関連しています。
- 意味はほぼ同じですが、より直接的に “bicycle” という単語に関連しています。
riding (乗ること)
- 一般的な「乗る」行為を指しますが、自転車だけでなく馬やバイクなどにも使えます。
反意語
- driving (運転すること:車など)
- walking (徒歩)
これらは自転車ではなく、別の移動手段を意味します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈsaɪklɪŋ/
- アクセント: “cyc-” の部分にストレスがあります。
- アメリカ英語: [ˈsaɪk.lɪŋ]
- イギリス英語: ˈsaɪk.lɪŋ
- アメリカ英語: [ˈsaɪk.lɪŋ]
よくある発音の間違い
- “cycle” の “cy-” を「シ」と「サイ」の中間のように曖昧に発音しないように注意してください。「サイ(k)」としっかり区別することが大事です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cyling” や “cyclig” のように、-ing のつづりや母音を間違えやすい。
- 同音異義語との混同: “psyche” (サイキー: 心や精神) などとは発音が似ている部分もありますが、まったく別の意味です。
- TOEIC・英検など試験対策
- 日常生活の話題や健康・環境に関する文脈で出題されやすいです。
- “cycling” はよく「健康維持」「交通手段」「趣味」に関する話題で出てくるため注意しましょう。
- 日常生活の話題や健康・環境に関する文脈で出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “cycling” の中心には “cycle” = “円” や “循環” というイメージがあります。
自転車の車輪が回る様子を思い浮かべると覚えやすいでしょう。 - “cycle” と “-ing” の組み合わせをイメージして、「循環する車輪の動き」→「自転車に乗る活動」という連想で覚えると、つづりと意味を結びつけやすくなります。
- 「サイクロン(cyclone)」や「サイクリック(cyclic)」などの単語と同じ語源(“kyklos”) だと意識すると、覚えやすいでしょう。
以上が “cycling” の詳細解説となります。自転車を使った移動やレジャー、競技など幅広い含みを持ち、健康面や環境面でもよく注目される単語なので、ぜひ使いこなしてみてください。
自転車に乗ること,サイクリング