最終更新日:2025/02/25

I found the book I was looking for in the aisle.

正解を見る

私は通路で探していた本を見つけました。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

aisle

名詞

〈C〉(教会・劇場・列車・旅客機などの)座席間の通路 / 側廊(教会堂で本堂(nave)の両側にある通路)

このボタンはなに?

私は通路で探していた本を見つけました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: aisle

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A passage between rows of seats, shelves, or other structures.

意味(日本語): 座席や棚と棚の間にある通路のことです。飛行機や劇場、スーパーマーケットなどで、人が通れるように設計された細長いスペースを指します。

「座席の間の通路」、「棚の間の通路」というように、人が通れるための道というニュアンスで使われます。

活用形:


  • 名詞なので、通常 “aisle” が単数形、複数形は “aisles” です。

他の品詞:


  • “aisle” は基本的に名詞として使われます。他の一般的な品詞形はありません。

CEFRレベル: B1 (中級)


  • 場所や空間をイメージしながら理解できれば学習がしやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「aisle」は、もともとの綴り “isle” (島) と似ていますが、接頭語・接尾語が加わっているわけではありません。語源的にはラテン語や古フランス語からの変化によって “aile” → “aisle” となったもので、発音とスペルが一致しない、英語でよくある単語の一つです(詳細は3.語源で解説します)。

その他の関連語


  • “aisle seat” (通路側の座席)

  • “aisle runner” (結婚式でバージンロードとして敷かれる細長い布)

  • “aisle chair” (通路沿いの席) など

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. walk down the aisle(通路を歩く / 結婚式でバージンロードを進む)

  2. aisle seat(通路側の席)

  3. aisle runner(バージンロードとして敷く布)

  4. grocery aisle(スーパーマーケットの食料品売り場の通路)

  5. airplane aisle(飛行機の通路)

  6. theater aisle(劇場の座席間の通路)

  7. wide aisle(幅広の通路)

  8. narrow aisle(狭い通路)

  9. aisle end display(通路の端の商品の陳列)

  10. end of the aisle(通路の端)


3. 語源とニュアンス

「aisle」という単語は、古フランス語の “aile”(翼)に由来するとされ、そこから教会の側廊を翼に見立て、「翼の部分」→「側廊」→「通路」という意味合いへと変遷していったといわれます。

中英語で “ele” や “isle” といった綴りで呼ばれましたが、綴りの変化により “aisle” へと落ち着きました。

結婚式では「花嫁が歩くバージンロード」を “walk down the aisle” と表現し、ロマンチックかつフォーマルな響きがあります。一方、日常的にはスーパーマーケットや飛行機など、どこにでもある「通路」を親しみやすく指すカジュアルな単語でもあります。会話・文章ともに日常的によく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: “aisle” は可算名詞です。したがって「一本の通路」「いくつもの通路」のように数えられます。

    例) one aisle / two aisles


  • 一般的な構文:


    • “There is an aisle between the shelves.”(棚と棚の間に通路がある)

    • “Take the aisle to reach the exit.”(出口にたどり着くにはその通路を通ってください)


  • イディオム/フレーズ:


    • “walk down the aisle” はイディオム的に「結婚式を挙げる」という意味にも使われます。


  • フォーマル / カジュアル:


    • どちらでも使えますが、結婚式で使われる場合はややフォーマル、一方スーパーマーケットなどでは日常的・カジュアルです。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you move your cart to the side? I can’t get through the aisle.”

    (カートを横に寄せてもらえますか?通路が通れないんです。)

  2. “I’m looking for the bread aisle; do you know where it is?”

    (パン売り場の通路を探しているんだけど、どこにあるか知ってる?)

  3. “Let’s meet at the end of the aisle near the produce section.”

    (青果コーナーの近くの通路の端で会おう。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Please make sure the aisles are clear for the fire inspection.”

    (消防検査に備えて通路が塞がっていないようにしてください。)

  2. “We need to ensure that all emergency aisles are properly marked.”

    (すべての非常通路に正しく表示がされているか確認する必要があります。)

  3. “Could you reorganize the displays so that customers have wider aisles to walk through?”

    (お客様が歩きやすいように、ディスプレイを再配置して通路を広くしていただけますか?)

学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “The cathedral’s nave is flanked by two aisles separated by rows of columns.”

    (その大聖堂の身廊の両側には、列柱によって仕切られた2つの側廊がある。)

  2. “Architectural studies often focus on the spatial arrangement of the aisles in places of worship.”

    (建築学の研究では、礼拝所における通路の空間配置に注目が集まることが多い。)

  3. “Aisles play a critical role in crowd management and evacuation procedures.”

    (通路は、群衆の管理や避難計画において重要な役割を果たす。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “corridor”(廊下): 建物内部にある長い廊下を指す。主に学校やオフィスなどで使われる。

    2. “passage”(通路): 一般的に何かの間を通り抜けるための道。室内外問わず広く使われる。

    3. “lane”(車線・小道): 車が通る“道路の区画”や、細い道を指す。


  • 反意語:


    • 通路に対する明確な「反意語」はありませんが、混み合ったり、障害物で塞がれ通る場所がないという意味で “obstruction” (障害物)などが対照的なイメージを持ちます。


  • ニュアンスの違い:


    • “aisle” は座席や棚などに挟まれた「細長い通路」という意味が強いです。

    • “corridor” は学校やビルなどの「建物内の長い廊下」を指すことが多いです。

    • “passage” はもう少し広義で、屋内外関係なく通り道全般を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /aɪl/


    • 最初の “a” が “アイ” の音になるのがポイントです。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /aɪl/

    • イギリス英語: /aɪl/

    • 基本的に同じ発音です。


  • スペリング内の “s” は発音しませんので、最初は“isle”と間違いやすい点に注意が必要です。

  • ストレス(強勢): 1音節なので特に強勢を置く部分は “aisle” 全体になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “aisle” の“s”は発音されないので、よく “ile” と書き間違えたり、“isle” (意味:島)と混同したりすることがあります。

  • 同音異義語: “isle”(島)と “aisle”(通路)は同音異義語です。英語学習者が混乱しやすいので要注意です。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、飛行機の座席やスーパーマーケットの売り場の説明文に頻出する単語です。リスニングの際に「アイスル?」と聞こえたりするので、誤解しないように慣れておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “aisle” と “isle” が同じ発音であることをイメージで覚えると面白いです。

    “isle”(島)は“海のなかで孤立した陸地”を指し、“aisle”(通路)は“座席や棚などに取り囲まれた細長いスペース”を指す、どちらも“何かに囲まれている”イメージで連想するのも一案です。

  • スペルの中に “s” が含まれるのに発音されない特殊な例なので、何度も書いて指先の記憶とセットで学ぶのがおすすめです。


以上が「aisle」の詳細解説です。座席や棚の間を通る通路、特に飛行機や映画館、結婚式などでよく使われる場面を意識して覚えると、記憶に残りやすいでしょう。

意味のイメージ
aisle
意味(1)

(教会・劇場・列車・旅客機などの)座席間の通路

意味(2)

側廊(教会堂で本堂(nave)の両側にある通路)

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★