最終更新日:2025/10/23

…‘を'憎む,ひどくきらう;《話》…‘を'いやだと思う

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元となった辞書の項目

hate

IPA(発音記号)
動詞

…‘を'憎む,ひどくきらう;《話》…‘を'いやだと思う

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二人は互いに憎み合っていた。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: hate

品詞: 動詞 (Verb)

英語での意味: “to feel intense or passionate dislike for someone or something.”

日本語での意味: 「強い嫌悪感を抱く」「ひどく嫌う」「憎む」という意味です。

「hate」は、相手に対して強い苦手意識や嫌悪感があるときに使われる言葉です。気分的には「大嫌い!」というニュアンスをストレートに出すことが多いので、使う場面や相手に配慮が必要です。

活用形


  • 原形: hate

  • 三人称単数現在形: hates

  • 現在進行形(動名詞含む): hating

  • 過去形: hated

  • 過去分詞形: hated

他の品詞形


  • 名詞形: hatred(ヘイトリッド) —「憎しみ」という名詞

  • 形容詞形: hateful —「憎しみに満ちた、ひどく嫌な」

  • 副詞形: hatefully —「憎々しく」

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)

    比較的頻度が高い重要単語ですが、強い感情表現を含むため、ニュアンスを理解して正確に使う必要があります。


2. 語構成と詳細な意味

「hate」は短い単語で、はっきりとした接頭語や接尾語はありません。語幹の “hat(e)” は古英語の「憎む」という意味を持つ部分とされています。

関連語や派生語


  • hatred (n.): 「憎しみ」

  • hateful (adj.): 「憎しみに満ちた、ひどく嫌な」

  • hatefully (adv.): 「憎々しく」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. hate someone for doing something

    (誰かが何かをしたことを嫌う)

  2. hate each other

    (お互いを嫌う)

  3. hate myself

    (自分自身を嫌う)

  4. love-hate relationship

    (愛憎関係)

  5. hate to say this, but …

    (こう言いたくないのですが…)

  6. hate doing the dishes

    (皿洗いをするのが嫌い)

  7. hate crimes

    (ヘイトクライム)

  8. hate speech

    (ヘイトスピーチ)

  9. can’t stand/hate the idea of …

    (…という考えが耐えられない/嫌いだ)

  10. hate mail

    (憎悪のこもった手紙)


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語 “hātian” から来ており、「憎む」「強い嫌悪を抱く」という意味でした。そこからほとんど変わらない形で現代英語に受け継がれています。

ニュアンス: 「hate」は非常に強い感情を表す動詞です。「嫌い」「苦手」というよりは、「大嫌い」「憎む」に近い感情の度合いを示します。カジュアルな会話でも使われますが、相手に伝わる印象は強烈なので、丁寧な場面、ビジネスシーンなどでは慎重に使う必要があります。


  • カジュアルかフォーマルか


    • カジュアルな会話でも頻繁に使われるが、強い感情表現なので注意。

    • フォーマルな文章ではあまり直接的につかわない場合もありますが、意図的に強調したいときには使用されることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞(transitive verb): 「誰か・何か」を嫌うときに、直接目的語が続きます。


    • 例: “I hate onions.”「私はタマネギが嫌いです。」


  • hate + 動名詞 / hate + to + 動詞の原形


    • 例: “I hate waiting in long lines.”「長い行列で待つのは嫌いです。」

    • 例: “I hate to admit it, but he was right.”「認めたくないですが、彼の言う通りでした。」


  • would hate to …


    • 例: “I would hate to miss the deadline.”「締め切りを逃すのは絶対に嫌だ。」


これらの構文は日常会話でもビジネスでも使われますが、「hate」は感情が強く表れるため、よりソフトにしたい場合は “dislike” や “don’t like” を使うのが無難な場合も多いです。


5. 実例と例文

5-1. 日常会話 (カジュアル) の例文


  1. “I hate waking up early on weekends.”

    (週末に早起きするのが大嫌いだよ。)


  2. “Don’t you just hate it when your phone dies in the middle of a call?”

    (電話中にバッテリーが切れると、嫌にならない?)


  3. “I hate to say this, but your cooking is too salty.”

    (こんなこと言いたくないけど、あなたの料理はしょっぱすぎるよ。)


5-2. ビジネス (フォーマル寄り) の例文


  1. “I hate to interrupt, but may I ask a quick question?”

    (お話の途中ですみませんが、ちょっと質問してもいいですか?)


  2. “Service delays are something we hate to inconvenience our customers with.”

    (サービスの遅延でお客様にご迷惑をおかけするのは、本意ではありません。(非常に残念です))


  3. “I would hate to lose such a talented employee.”

    (こんなに有能な従業員を失うのはとても惜しいことです。)


5-3. 学術的・書き言葉の例文


  1. “Some individuals exhibit an intense fear or hate of technology, known as ‘technophobia.’”

    (一部の人々は「テクノフォビア」と呼ばれる、技術に対する強い恐れや嫌悪感を示します。)


  2. “The study analyzes various factors contributing to hate speech in online communities.”

    (この研究では、オンラインコミュニティにおけるヘイトスピーチに寄与するさまざまな要因を分析しています。)


  3. “Hate towards certain groups often stems from historical prejudice and societal bias.”

    (特定の集団に対する嫌悪は、しばしば歴史的偏見や社会的バイアスに由来します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. dislike(嫌う・好まない)


    • “dislike” は「嫌い」程度の感情。表現がやや弱め。

    • 例: “I dislike loud music.”


  2. detest(ひどく嫌う)


    • “hate” よりさらに文語的で強い印象。

    • 例: “She detests cheating in any form.”


  3. loathe(心底から嫌悪する)


    • “hate” よりもさらに激しい嫌悪感を感じさせる。

    • 例: “He loathes getting up before sunrise.”


反意語 (Antonyms)


  1. love(愛する、大好きである)

  2. adore(崇拝する、大好きである)

これらの類義語・反意語を使い分けるときは、嫌い・好きの度合いで区別するとよいでしょう。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /heɪt/

  • アクセント: 単音節語なので、特にアクセント位置が動くことはありません。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: ともにほぼ同じ [heɪt] です。

  • よくある間違い:


    • /eɪ/ の部分を /æ/(「hat」と同じ音)と混同して発音してしまうことがあるので注意。

    • スペルが “hate” で終わるときは “-e” を読み落とさずしっかり「ヘイト」のように発音するイメージをもちましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “hate” と “heat” が混同されがちですが、最後の母音が異なります。

  • 強い言葉である点: カジュアルに使いやすい反面、相手に強烈な印象を与えます。ビジネス文書などでは、もう少し柔らかい “dislike” や “find it unpleasant” などに言い換えるのも手です。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでも頻出の基本動詞のひとつですが、特に注意すべきポイントは文型(hate + 動名詞 / hate + to 不定詞)の使い分けくらいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “I ate something I hate.”(食べたくないのに食べる)というように、「ate(食べた)」と “hate(嫌う)” は文字が似ています。韻を踏んだフレーズとして記憶するのも一つの方法です。

  • スペリングのポイント: “hat” に “e” をつけると「ヘイト」。最後の “e” で大きく意味が変わる単語なので注意。

  • 勉強テクニック: 自分が嫌いなこと・ものを声に出して “I hate 〜.” と言ってみると発音練習にもなり、意味も記憶に残りやすいです。


以上が「hate」の詳細な解説です。「hate」は強い感情を表す便利な単語ですが、その感情の強さゆえに使い方には少し注意が必要です。状況や相手を選んで、適切に使ってみてください。

意味のイメージ
hate
意味(1)

…‘を'憎む,ひどくきらう;《話》…‘を'いやだと思う

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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