最終更新日:2025/11/20
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元となった辞書の項目

figure

IPA(発音記号)
動詞

〈他〉を計算する / を考える / を図形に表す / 〈自〉現れる / 計算する

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彼はひとつの原理を考えだした。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: figure

品詞: 動詞 (ただし、名詞としても使われる)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • ある程度英語に慣れた学習者が、会話や文章中で「〜だと思う」「〜と推測する」という意味で利用するレベル。

英語での意味


  1. to think or decide that something is the case.

    「何かが事実だと考える、推測する」という意味。


  2. to be a significant or noticeable part of something.

    「何かの重要な部分になる、組み込まれる」という意味。


  3. (口語) to calculate or compute.

    「計算する、見積もる」という意味。


日本語での意味と概要


  1. 「(〜だと)思う・判断する・推測する」

    例: “I figure we should leave now.”(もう出発した方がいいと思うよ。)

    → 自分の判断や推測を柔らかく伝えるニュアンスの動詞です。日常会話でよく使われます。


  2. 「(〜が)重要な役割を果たす・関係する」

    → 「関係してくる」「計画に含まれる」といったニュアンスを伝えます。


  3. 「(数値などを)計算する」

    → 計算するときにも使われますが、口語では「figure out」として「解決する」「理解する」の意味になることが多いです。


動詞の活用形


  • 原形: figure

  • 三人称単数現在形: figures

  • 現在進行形: figuring

  • 過去形: figured

  • 過去分詞形: figured

他の品詞になった時の例


  • 名詞: “figure” 例: “He has a great figure.”(彼は素晴らしい体格をしている/彼女は素晴らしい体のラインをしている)


    • 物の形、数字、人物像など、幅広い意味で使われる。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: figur-

  • 接尾語: -e(英語としては動詞形をとる際には直接的な大きな接尾語はなく、そもそもラテン由来の “figura” がもと。)

派生語・類縁語


  • figure out: 「理解する、解決する」(句動詞)

  • figurative (形容詞): 「比喩的な」

  • configuration (名詞): 「配置、構成」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. figure out the problem → 問題を解決する(問題を理解する)

  2. figure prominently in something → 何かで顕著に(重要な役割を)果たす

  3. figure in the equation → 計算(方程式)に含める

  4. figure it’s time to … → …する時間だと考える

  5. figure on doing something → 何かをするつもりでいる

  6. can’t figure him/her out → 彼/彼女のことが理解できない

  7. figure the odds → 確率(勝算)を見積もる

  8. figure costs → コストを計算する

  9. figure in a plan → 計画に組み込む

  10. figure in one’s mind → 心に思い浮かべる


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “figura” (形状、姿)に由来し、フランス語を経由して英語に入ったとされています。

  • はじめは「形を作る」「姿を描く」という意味合いが強かったが、そこから転じて「考える、計算する」という意味も持つようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「考える・推測する」ニュアンスが強く、カジュアルな日常会話で「I figure …」とよく使います。

  • “figure out” は「理解する、解決する」という意味でカジュアルまたはビジネスでも頻出。

  • フォーマルな文書では “calculate” や “estimate” に置き換えられることが多いですが、会話調の表現としては “figure” のほうが自然な印象があります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 単体の他動詞として 「…だと判断する」


    • 例: “I figure you’re right.”(あなたが正しいと思う)


  2. 句動詞構文: figure + 副詞/前置詞


    • figure out: 「解決する、わかるようになる」

    • figure in: 「含める、計算に入れる」

    • figure on: 「予期する、計画する」


  3. 仮定法やthat節の導入:


    • 例: “I figure (that) we should go.” (that は省略可)


フォーマル / カジュアル


  • “I figure …” は比較的カジュアルで口語的。

  • ビジネス文書やアカデミックライティングでは、より明確に “I believe …,” “I consider …,” “I estimate …” などを使うことが多い。


5. 実例と例文

日常会話での使用例 (3つ)


  1. “I figure we can watch a movie tonight if you’re free.”


    • 「もし時間があるなら、今夜映画を見られると思うんだけど。」


  2. “I can’t figure out why the TV isn’t working.”


    • 「テレビが壊れている理由がわからない。」


  3. “Do you figure they’ll come to the party tomorrow?”


    • 「明日、彼らはパーティーに来ると思う?」


ビジネスでの使用例 (3つ)


  1. “We need to figure the total cost before submitting the proposal.”


    • 「提案書を出す前に、総コストを算出する必要があります。」


  2. “Let’s figure out a way to improve our sales strategy.”


    • 「販売戦略の改善方法を考え出しましょう。」


  3. “I figure adding more team members could speed up the project.”


    • 「チームメンバーを増やしたら、プロジェクトを早められると思います。」


学術的な文脈での使用例 (3つ)


  1. “Researchers are trying to figure out the cause of the sudden climate change.”


    • 「研究者たちは、突然の気候変動の原因を解明しようとしています。」


  2. “We must figure precise values for our statistical model.”


    • 「統計モデルのために正確な値を算出しなければなりません。」


  3. “He figured prominently in the debate on artificial intelligence ethics.”


    • 「彼は人工知能の倫理に関する討論で重要な役割を果たしました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. think(考える)


    • 一般的に「考える」ときに使う基本動詞。意味は幅広い。


  2. guess(推測する)


    • 根拠が薄い・直感による判断というニュアンスが強い。


  3. calculate(計算する、見積もる)


    • 数値的に算出するニュアンスが強く、よりフォーマル。


  4. estimate(見積もる)


    • 長期的・大まかな推定に使われる。


反意語


  • 「わからない」「無視する」「無関係にする」の正反対としては直接の「反意語」はないが、用法や文脈により “ignore,” “disregard,” “miscalculate” などが「正しく計算しない、考慮しない」などの反意的な意味として使われる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈfɪɡ.jər/ (イギリス英語), /ˈfɪɡ.jɚ/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 最初の “fi” の部分に強勢が置かれる (FI-gure)。

  • イギリス英語では「フィギャ」(rが弱め) に近く、アメリカ英語では「フィガー」(rを強め) の発音になる。

  • よくある間違いとして “fai-gure” のように “ai” と発音してしまうことや、語尾の “-ure” をはっきり「ユーアー」と発音しすぎる場合がある。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “figure” を “figur” や “fingure” と書き間違えることがあるため注意が必要。


  2. “figure out” との混同


    • “figure out” は「解決する・理解する」の句動詞。単なる “figure” と意味が変化するので、文脈でしっかり区別する。


  3. TOEIC・英検での出題傾向


    • ビジネス関連の英語では「コストを試算する」「解決する・理解する」という意味でよく登場する。

    • 会話表現として出題される際は “I figure …” のように推測や提案を表す用法が問われることがある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “I figure …” = “I think …” という置き換えを覚えると、会話がしやすくなる。

  • “figure” は “数字” (フィギュア) と関連づけると、「計算する、思考する」というイメージを記憶しやすい。

  • “figure out” は「問題を解決する」→ 「パズルのピースを組み立てるイメージで理解する」と覚えるとわかりやすい。


以上が、動詞「figure」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く登場する表現なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
figure
意味(1)

…‘を'計算する;…‘を'合計する《+up+名,++up

意味(2)

《おもに米話》…‘を'考える

意味(3)

…‘を'(…の)図形に表す,(…の)模様で飾る《++with+

意味(4)

現れる; (…で)目立つ,異彩を放つ《+in+

意味(5)

計算する,合計する

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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