元となった辞書の項目
when
解説
接続詞 when
の詳細解説
1. 基本情報と概要
品詞
- 接続詞 (conjunction): 例) “I was eating dinner when you called.”
- 副詞 (adverb): 例) “When did you arrive?”
- 関係副詞 (relative adverb): 例) “I remember the day when we first met.”
意味(英語)
- “when” は主に「at the time that(〜するときに)」や「at what time(いつ)」の意味を持ちます。
意味(日本語)
- 接続詞としては、「〜するとき」「〜したとき」という時間的なつながりを示す単語です。何かが起こるタイミングを表すときに使います。
- 副詞としては、「いつ」という疑問の意味を示します。「いつ来たの?」など、時間を尋ねるときに使われます。
- 関係副詞としては、「〜する時に」という関係節を導くときに使います。
「何かの動作や出来事が起こる“タイミング”を強調したいときに利用する、非常に使用頻度の高い語です。日常会話でもビジネスシーンでも、時間に関わる表現ならほぼ必ず登場する重要な単語です。」
活用形
- 接続詞・副詞・関係副詞で形は変わらず、単一形です。
- when / when / when(変化なし)
他の品詞への派生例
- 「whenever」(接続詞/副詞):いつでも、〜する場合はいつでも
- “Whenever I see you, I feel happy.”
CEFRレベル
- A1(超初心者): 時間に関する basic な質問 “When do you ~?” “When is your birthday?” などで、初期段階から頻出する単語。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「when」は短い単語で、接頭語や接尾語は持たず、起源としては古英語の “hwænne” (どの時に) などが由来とされています。
派生語・類縁語
- 「whenever」: “when” + “ever” で「いつでも」、「〜するときはいつでも」の意味。
- 「whensoever」(非常に古風・文語的): 動詞 + soever “いかなるときでも”。現代ではほとんど使われません。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- “when in doubt” → 迷ったときには
- “when it comes to (something)” → (何か) の話となると
- “since when” → いつから (驚きや不信感を込めて)
- “by the time when…” → …するまでには
- “if and when” → もしそうなったら、そのときには
- “when necessary” → 必要なときに
- “when possible” → 可能なときに
- “remember when…” → …したときのことを覚えている?
- “when the time is right” → 適切な時期に
- “when you least expect it” → もっとも予想していないときに
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 “hwænne” から来ており、「いつ」「どの時に」を表す言葉でした。中英語 “whanne” を経て現代の “when” になったといわれています。
ニュアンスと使用時の注意点
- 日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使える非常に汎用的な語です。
- 質問文で “When?” 単独で使うとフランクに「いつ?」と尋ねる感じになります。
- 接続詞として使うときには、文頭や文中に置いて「~したときに」という従属節を導きます。
使用シーン(口語・文章、カジュアル・フォーマル)
- 口語:カジュアルに「いつ来ますか?」と尋ねるときに非常によく使われる。
- 文章:フォーマルでも問題なく利用でき、報告書やメールなどのビジネス文書においても広く使われる。
4. 文法的な特徴と構文
- 従属接続詞: “when” は従属節を導き、主節との時間的な関係を示します。
- 例: “I will call you when I arrive.”
- 例: “I will call you when I arrive.”
- 疑問副詞: 質問文で「いつ」という意味。
- 例: “When do you plan to leave?”
- 例: “When do you plan to leave?”
- 関係副詞: 名詞を修飾し、「〜したときに」という節を導く。
- 例: “I remember the day when she got her first job.”
文法上のポイント
- 接続詞としての “when” の節(副詞節)は、文章の前後どちらにもつけられます。
- 疑問副詞としては “When + 助動詞/Be動詞 + 主語 + 動詞?” などの形が基本です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “When do you usually wake up in the morning?”
- 朝は普段何時に起きるの?
- 朝は普段何時に起きるの?
- “I was watching TV when you rang the doorbell.”
- 君がドアを鳴らしたとき、テレビを見ていたよ。
- 君がドアを鳴らしたとき、テレビを見ていたよ。
- “Let me know when you’re ready to go.”
- 出かける準備ができたら教えてね。
(2) ビジネスシーン
- “When will you be able to send the revised report?”
- 修正したレポートはいつ提出できますか?
- 修正したレポートはいつ提出できますか?
- “Please inform me when the meeting schedule changes.”
- ミーティングのスケジュールが変更になるときは教えてください。
- ミーティングのスケジュールが変更になるときは教えてください。
- “When the project is approved, we will move to the next phase.”
- プロジェクトが承認され次第、次の段階に進みます。
(3) 学術的・フォーマルな文脈
- “When analyzing the data, one must consider all variables.”
- データを分析するときには、すべての変数を考慮しなければならない。
- データを分析するときには、すべての変数を考慮しなければならない。
- “The phenomenon occurs when temperature drops below zero.”
- その現象は気温が氷点下に下がるときに起こる。
- その現象は気温が氷点下に下がるときに起こる。
- “When conducting research, ethical considerations are paramount.”
- 研究を行う際には、倫理的考慮が最も重要です。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “while” (〜する間に): 「同時進行」に焦点を当て、長い期間を感覚的に示す場合が多い
- 例: “I listen to music while I work.” (仕事をしている間に音楽を聴いている)
- 例: “I listen to music while I work.” (仕事をしている間に音楽を聴いている)
- “as” (〜するときに、〜しながら): 「ほぼ同時」で徐々に変化する様子
- 例: “As I was leaving, it started to rain.” (出発しかけたときに雨が降り始めた)
- 例: “As I was leaving, it started to rain.” (出発しかけたときに雨が降り始めた)
- “whenever” (〜するときはいつでも): 不特定のすべての場合を指す
- 例: “Whenever I see him, he looks tired.” (彼に会うときはいつも疲れているように見える)
※“when” は一点のタイミングを示す傾向が強いのに対し、 “while” や “as” は「同時進行の期間」イメージを持つ場合があります。
反意語
- 直接的な反意語はありませんが、タイミングや期間を表す他の単語と比較するときに注意を払う必要があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /wen/
- アメリカ英語: [wen] (実際には /wɛn/ と表す場合が多い)
- イギリス英語: [wen]
- どちらも単音節で、強勢は語全体にかかります(特に強いアクセントの差はありません)。
- よくある間違いとして、「th」を入れて “when” と “then” を混同しやすい点に注意 ( “when” は /w/ 、「then」は /ð/ )。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “wen” (良性皮膚腫瘍を指す名詞) として綴ってしまうミス。
- “then” との混同: 発音も綴りも似ていますが、意味がまったく異なります。
- “than” との混同: 比較を表す “than” と綴りや音が紛らわしい場合があります。
- TOEICや英検などの試験対策: 基本的な接続詞・疑問詞問題で必ず出題される頻出単語です。リスニングでも “When’s the meeting?” などの形でよく出ます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “When?” は “時間はいつ?” とイメージしよう
- 多くの “wh-” 疑問詞と同じく “w + h” で始まり、時に関連すると覚えやすい。
- 多くの “wh-” 疑問詞と同じく “w + h” で始まり、時に関連すると覚えやすい。
- “w” と “h” の順序に注意: “hwen” と綴るミスは稀ですが、口頭で “then” と混同しやすいので発音練習をしておく。
- 語呂合わせ: “When I want to know the time, I ask ‘When?’” と唱えると、自然と口から出やすくなります。
“when” は英語学習の初期段階で必ず出会う頻出単語ですが、使い方の幅がとても広いので、ぜひ色々な例文に触れて感覚をつかんでください。日常・ビジネス・学術すべてのシーンで活躍する重要語です。
意味のイメージ