最終更新日:2025/11/21

電車は午後8時に駅に到着します。

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The train arrives at the station at 8 PM.

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元となった辞書の項目

arrive

動詞

着く,到着する《at, in, on ...》 / (ある目標・過程・断階などに)達する 《at ...》 / (時が)来る

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解説

1. 基本情報と概要

単語: arrive

品詞: 動詞 (intransitive verb: 自動詞)

意味(英語): to reach a place, especially at the end of a journey

意味(日本語): (目的地に)到着する、着く

「arrive」は、ある場所や目的地に到着するという意味を持つ動詞です。旅行先に着いた時や、何かの結論・地点にたどり着いた時にも使われます。「着く」というシンプルな意味ですが、「やっと目的地に到着した」というニュアンスを表します。


  • 活用形:


    • 原形: arrive

    • 過去形: arrived

    • 過去分詞形: arrived

    • 現在分詞形: arriving


  • 他の品詞形:


    • 形容詞形は直接はありませんが、形容詞的な表現として arriving (到着している最中の) という分詞構文で使われる場合があります。

    • 名詞形としては arrival (到着、到来) があります。


  • CEFR レベル: A2(初級)~B1(中級)


    • 「arrive」は日常的によく使う単語なので、初学者レベルで学ぶ人も多いですが、前置詞との使い分けなどでやや注意が必要です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 語源的には、ラテン語の「ad-(~へ)」+「rīpa(岸)」がフランス語を経由して英語に入ったものと言われています。当初は「岸にたどり着く」という意味がありました。


  • 派生語や類縁語


    • arrival (名詞) - 到着、来臨

    • arrive at (句動詞) - ~に到着する/~に達する


  • よく使われるコロケーション(10個)


    1. arrive on time : 時間通りに到着する

    2. arrive late : 遅れて到着する

    3. arrive early : 早めに到着する

    4. arrive at the airport : 空港に到着する

    5. arrive in Tokyo : 東京に到着する

    6. arrive home : 家に着く

    7. arrive at a conclusion : 結論に達する

    8. arrive safely : 無事に到着する

    9. arrive unexpectedly : 不意に到着する

    10. arrive at the station : 駅に着く



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 上記の通り、語源的にはラテン語の “ad (~へ)” + “rīpa (岸)” が語源で、「岸へ流れ着く」というイメージから、「目的地に到着する」という意味に広がりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点


    • 「arrive」は、単に「来る (come)」よりも“目的地に達する”という確かな到達感を伴います。

    • 口語・文章ともに使いやすい単語で、フォーマル度合いも幅広く、ビジネス英語から日常会話まで幅広く使用されます。

    • 「arrive to …」とは言わず、「arrive at …」または「arrive in …」を使う点に注意が必要です(小さい場所には “arrive at”、大きい都市や国には “arrive in”)。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント


    • 自動詞として使われる。目的語は取りません。

    • 前置詞 atin を伴って目的地を示します。

    • arrive at + 小さな場所(空港、駅、建物など)

    • arrive in + 大きな場所(都市、国など)

    • ただし、arrive at a conclusion のように比喩的な表現でも at を使います。


  • イディオムや構文例


    • arrive at a decision: 決定に達する

    • arrive at a conclusion: 結論に達する

    • upon arrival: 到着時に(フォーマルな文書などで使用)


  • フォーマル/カジュアル


    • どちらでも使えますが、ビジネスにおいては “We arrived at the office” などフォーマル寄りの文章で多用されます。

    • 日常会話では “I got there.” と同じような意味合いで “I arrived.” も使用されますが、ややきちんとした響きがあります。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “I usually arrive home around 7 p.m.”

    (普段は夜7時ごろに家に着くんだ。)

  2. “What time did you arrive at the park?”

    (公園には何時に着いたの?)

  3. “We arrived late because we missed the bus.”

    (バスを逃したから遅れて着いたんだ。)

5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “Our team arrived at the office early to prepare for the presentation.”

    (プレゼンの準備をするために、私たちのチームは早めにオフィスに到着しました。)

  2. “The shipment is expected to arrive next Monday.”

    (荷物は来週の月曜日に到着する予定です。)

  3. “We need to arrive at a final decision by the end of the week.”

    (今週末までに最終決定に達する必要があります。)

5.3 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Upon arriving at the laboratory, the researchers immediately began their experiments.”

    (研究者たちは研究室に到着次第、すぐに実験を始めた。)

  2. “The data indicates that the species likely arrived in this region thousands of years ago.”

    (データによると、その種は数千年前にこの地域に到着したと考えられます。)

  3. “After extensive analysis, we have arrived at the conclusion that further study is necessary.”

    (徹底的な分析の結果、さらなる研究が必要だという結論に至りました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. come (来る) - arrive よりカジュアル。場所に来る全般。

    2. reach (到着する、届く) - arrive と意味が似ているが、目的への到達という点で使いやすい。

    3. get to (~に着く) - 口語的・日常的な表現。

    4. show up (姿を現す、来る) - arrive より口語的で、ふらっと現れるニュアンス。

    5. turn up (やって来る) - 主にイギリス英語の口語。


  • 反意語 (Antonyms)


    1. depart (出発する)

    2. leave (離れる)


  • ニュアンスや使い分け


    • “arrive” は到着のタイミングに焦点。

    • “come” は単純に「来る」動作。

    • “reach” は苦労して到達したり、到達自体に注目したいときによく使う。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈraɪv/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな差はありません。


  • アクセント: 第2音節 “-rive” に強勢があります (a-RIVE)。

  • よくある発音ミス:


    • 最初の音を [ɑː] と引き伸ばす、あるいは [æ] とする誤り。実際は “ə” (曖昧母音) に近い発音です。

    • “r” の音に慣れていない人は、/əˈlaɪv/ (アライブ)と混同する場合があるので注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 前置詞の誤用:


    • 「arrive to …」は誤り。

    • 「arrive in + 都市や国」「arrive at + 建物や駅、小さな場所」を区別する必要があります。


  • スペルミス:


    • “arrive” を “arive” と書いてしまうことがあるので注意。


  • 試験対策:


    • 英検、TOEIC などでも前置詞 “in”/“at” の選択問題がよく出ます。

    • 正確に使い分けられるよう覚えておくと得点につながります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源を意識する: 「岸へ (ad + ripa)」着くイメージからスタートすると、海岸に近づくイメージが湧きやすいです。

  • スペルの覚え方: “a + r + rive” という3つの短い要素に分けて覚えるとミスを減らせます。

  • イメージ連想: 誰かが車や飛行機、電車を使って長い旅をして、ついに目的地に「降り立つ」瞬間のイメージを思い浮かべると、ニュアンスをつかみやすくなります。


以上が動詞 “arrive” の詳細な解説です。日常会話でもビジネスでも非常に出番が多い単語なので、前置詞との組み合わせに注意しながら、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
arrive
意味(1)

(ある場所に)着く,(目的地に)到着する《+at(in, on)+

意味(2)

(ある目標・過程・断階などに)達する《+at+

意味(3)

〈時が〉来る(come)

意味(4)

成功する,名声を博する

意味(5)

〈赤ちゃんが〉生まれる

和英例文問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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