元となった辞書の項目
're
解説
1. 基本情報と概要
単語: ’re(“are” の省略形)
品詞: 動詞(be動詞 “are” の短縮形)
CEFRレベルの目安: A1(超初心者)
- be動詞の一形態としてとても初歩的で重要な単語です。
英語では、主に “you are” → “you’re” のように、be動詞 “are” を一部省略して使う形です。日本語にすると「~です/~である」といった意味合いになります。省略して使われるので、カジュアルかつ口語的な場面で頻繁に登場します。フォーマルな文書より、日常会話や友達とのやりとりでよく使われるニュアンスです。
活用形:
- are(本来の形)
- ’re(短縮形、主語によって “you’re,” “we’re,” “they’re” などとなる)
- are(本来の形)
他の品詞へ変化する例:
- 動詞 “be” の二人称複数形・一人称複数形・三人称複数形としての形であり、品詞自体は基本的に変化しません。 “are” そのものが副詞や形容詞にはなりません。
2. 語構成と詳細な意味
’re は “are” の省略(短縮形)であり、独自の接頭語や接尾語をもつわけではありません。語幹は “are” そのものです。英語では主語の後ろにつなげてアポストロフィ(')で省略を示します。
他の単語との関連性や派生語
- “are” は be動詞の一形態で、 “am,” “is,” “are,” “was,” “were,” “being,” “been” といった形に変化します。
- 短縮形でよく混同されがちなもの:
- “you’re” と “your”
- “they’re” と “their” と “there”
- “who’re” と “whore”(まったく意味が異なるので要注意)
- “you’re” と “your”
よく使われるコロケーション/関連フレーズ(短縮形での例を含む)
- “You’re welcome.”(どういたしまして)
- “You’re right.”(あなたが正しいです)
- “We’re out of time.”(私たちは時間が切れました)
- “They’re coming soon.”(彼らはすぐに来るでしょう)
- “You’re a star!”(あなたは素晴らしい人です!)
- “We’re good to go.”(準備は整いました)
- “You’re on your own.”(あなたは一人で何とかしないとね)
- “You’re in trouble.”(あなたは困った状況にあるよ)
- “They’re at the door.”(彼らがドアのところにいるよ)
- “We’re ready for the meeting.”(会議の準備ができています)
3. 語源とニュアンス
語源:
- be動詞 “are” は古英語の “aron” に由来し、それが変化して “are” となりました。
- “’re” はあくまで口語的省略形で、歴史的に省略形が文語でも容認されるようになった経緯があります。
- be動詞 “are” は古英語の “aron” に由来し、それが変化して “are” となりました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- カジュアルさ: “’re” はフォーマルな場より、日常会話やSNS、チャットなどでよく使われます。
- 誤解を招きやすい形: “you’re” と “your” の混同、 “they’re” と “their/there” の混同など、スペリングを間違えないように注意が必要です。
- ビジネスメールや公的文書では省略形を避ける場合もあります。
- カジュアルさ: “’re” はフォーマルな場より、日常会話やSNS、チャットなどでよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- be動詞 “are” の短縮形
“you’re,” “we’re,” “they’re” など、通常は主語の後ろにアポストロフィを付けて省略します。 - 可算・不可算の区別
動詞なので名詞における可算・不可算は関係ありません。 - 使用シーン(フォーマル/カジュアル)
- カジュアル: 日常会話、友達とのチャット・SNSなど。
- フォーマル: 論文や正式なビジネス文書では “are” と省略しない形を推奨。
- カジュアル: 日常会話、友達とのチャット・SNSなど。
一般的な構文やイディオム
- “You’re being ~”(あなたは今~な状態ですよ)
- “We’re going to ~”(私たちは~するつもりです)
- “They’re supposed to ~”(彼らは~することになっています)
- “You’re kidding!”(冗談でしょ!)
- “We’re all set.”(私たちはすべて準備完了です)
5. 実例と例文
ここでは “’re” を実際に含む例文を示します。
5.1 日常会話での例文(3つ)
- “You’re late again! Did you oversleep?”
(また遅刻だね!寝坊したの?) - “They’re having a party tonight. Wanna go?”
(今夜、あの人たちパーティーやるんだって。行く?) - “We’re heading to the beach; do you want to join?”
(私たちは海に行くところだけど、一緒にどう?)
5.2 ビジネスでの例文(3つ)
- “You’re responsible for preparing the presentation slides.”
(あなたがプレゼン資料の準備を担当しています) - “They’re finalizing the contract details with the client.”
(彼らはクライアントと契約内容を最終調整しています) - “We’re aiming to increase our market share by 10%.”
(私たちは市場シェアを10%増やすことを目指しています)
5.3 学術的な文脈での例文(3つ)
- “You’re expected to submit the research proposal by next Friday.”
(あなたは来週の金曜日までに研究計画書を提出することが求められています) - “They’re analyzing the statistical data to verify the hypothesis.”
(彼らは仮説を検証するために統計データを分析しています) - “We’re exploring new methodologies in cognitive science.”
(私たちは認知科学における新しい研究手法を探っています)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “are”(同じく be動詞)
- 意味は同じですが、省略しないフォーマルな形です。
- “am,” “is,” “was,” “were” (be動詞の他の活用形)
- 文法上の人称や時制が異なり、意味合いも異なる形になります。
- “are”(同じく be動詞)
反意語:
- be動詞にははっきりした「反意語」はありませんが、文章の意味として “am not,” “are not,” “is not” などが対比となる場合があります。
- 短縮形では “aren’t” になります。
- be動詞にははっきりした「反意語」はありませんが、文章の意味として “am not,” “are not,” “is not” などが対比となる場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ɑːr/(イギリス英語), /ɑr/ または /ɑɹ/(アメリカ英語)
- 短縮形としては “you’re” /jʊər/ or /jʊr/, “we’re” /wɪər/ or /wɪr/ など主語によって発音が大きく変わります。
- 短縮形としては “you’re” /jʊər/ or /jʊr/, “we’re” /wɪər/ or /wɪr/ など主語によって発音が大きく変わります。
- アクセント・強勢位置:
- 通常は強勢をあまり置きません。主語+“are” の部分は弱く発音されることが多いです。
- 通常は強勢をあまり置きません。主語+“are” の部分は弱く発音されることが多いです。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- アメリカ英語では “r” をはっきり発音しますが、イギリス英語(特にイングランド南部。非どく音地域)では “r” の音が弱くなる(あるいは脱落)場合があります。
- アメリカ英語では “r” をはっきり発音しますが、イギリス英語(特にイングランド南部。非どく音地域)では “r” の音が弱くなる(あるいは脱落)場合があります。
- よくある誤発音:
- “You’re” が /jʊər/ でなく “your” /jɔːr/(英)/jɔr/(米)と混同されやすい。
- スペルが似ているので、日本人学習者は発音と綴りが合わず混乱することがあります。
- “You’re” が /jʊər/ でなく “your” /jɔːr/(英)/jɔr/(米)と混同されやすい。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “you’re” と “your” の混同
- “they’re” と “their,” “there” の混同
- “you’re” と “your” の混同
- 発音の混同:
- 短縮形と所有格などの混同により、正しく発音できないケースが多い。
- 短縮形と所有格などの混同により、正しく発音できないケースが多い。
- 試験対策:
- TOEIC や英検で “you’re / your” の区別を問う問題が出る場合があります。
- 文法問題で主語+動詞の省略形を正しく理解しているかが問われることがあります。
- TOEIC や英検で “you’re / your” の区別を問う問題が出る場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ:
“You + are → you’re” というふうに、主語 + “are” からアポストロフィで “a” を省略している、と頭の中でイメージしましょう。 - 覚え方のコツ:
- 口に出して“ユーアー”が“ユーァ”になり“ユーァ(ー)” → “you’re” と自然につながる感覚をつかむ。
- 自分のスマホでメッセージを打つときに、積極的に “you’re,” “we’re,” “they’re” などの形を使って手を慣らす。
- 口に出して“ユーアー”が“ユーァ”になり“ユーァ(ー)” → “you’re” と自然につながる感覚をつかむ。
- スペリング・発音一致のポイント:
- “your (あなたの)” は “ア” の音が強いイメージ、“you’re (あなたは~です)” は “ユーアー” という二つの音がつながったイメージ。
- “they’re” と “their,” “there” それぞれで文中の役割を確認し、品詞(代名詞、所有格、副詞など)を意識すると混乱を防げます。
以上が短縮形 “’re” の詳細な解説です。省略形として、文法上は “are” と同じ役割を果たしつつ、カジュアルさや会話的なニュアンスを加えられる便利な形です。混同しやすい単語との区別をしっかり押さえると、より自然で正確な英語が使えるようになります。
意味のイメージ
意味(1)
areの短縮形