最終更新日:2025/10/14

〈地面・穴など〉‘を'掘る / …‘を'掘り出す《+up+名,+名+up》 / (…から)…‘を'見つけ出す,探り出す《+名+from+名》 / …‘を'突く;(…に)…‘を'突っ込む《+名+in(into)+名》 / 《俗》…‘を'理解する,好む / 地面を掘る,掘り返す / 《話》(資料などを)丹念に調べる《+at+名》

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元となった辞書の項目

dig

動詞

〈地面・穴など〉‘を'掘る / …‘を'掘り出す《+up+名,+名+up》 / (…から)…‘を'見つけ出す,探り出す《+名+from+名》 / …‘を'突く;(…に)…‘を'突っ込む《+名+in(into)+名》 / 《俗》…‘を'理解する,好む / 地面を掘る,掘り返す / 《話》(資料などを)丹念に調べる《+at+名》

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アナグマは深い穴を掘る。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dig

品詞: 動詞 (他動詞/自動詞)

意味(英語)


  • to break up and move earth or other material using hands, a tool, or a machine

意味(日本語)


  • 土や砂などを、手や道具、機械などで掘ること

  • 「掘る」「掘り進める」といった感覚で、地面などを崩して何かを探したり、道を作ったりする時に使います。

「dig」は、「地面や土を掘る」という場面でよく使われる動詞です。日常の庭仕事や建築工事の文脈だけでなく、比喩的に「深く調べる」「探る」というニュアンスでも使われます。例えば「Let’s dig into the details.(詳しく掘り下げてみよう)」というようにも言えます。

活用形


  • 現在形: dig

  • 過去形: dug /dʌɡ/

  • 過去分詞形: dug /dʌɡ/

  • 現在分詞形: digging

他の品詞形


  • 名詞の形「dig」:例えば「We had a good dig in the garden.(庭でよい掘削作業をした)」のように、行為そのものを表すときに名詞として使われることがあります。

CEFRレベルの目安: B1 (中級)


  • 「dig」は、基本的な動作や行為を表すため比較的早い段階で学習する単語ですが、派生表現や比喩的な用法もあるため、学習者にとっては中級レベルの単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語や接尾語がつく形はあまり一般的ではありませんが、動詞の中でも特に短い単語です。

  • 語幹: “dig”

関連語・派生語


  • digger (名詞): 掘る人、掘削機

  • dig up (句動詞): 掘り起こす、(情報などを)探し出す

  • dig in (句動詞): 食事を始める、腰を据えて本格的に始める

  • dig out (句動詞): 掘り出す

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. dig a hole → 穴を掘る

  2. dig into the ground → 地面を掘り下げる

  3. dig deeper → さらに深く掘る / 探る

  4. dig up dirt → 泥を掘り起こす / (人の秘密などを)あら探しする

  5. dig the garden → 庭を掘る・耕す

  6. dig for treasure → 宝物を探すために掘る

  7. dig into details → 詳細を掘り下げる

  8. dig out the truth → 真実を掘り出す / 真相を探る

  9. dig one’s heels in → 自分の意見を頑固に曲げない

  10. dig around → あちこちを掘る / 情報をあれこれ探す


3. 語源とニュアンス

「dig」は中英語(Middle English)に由来し、さらに古英語に関連する形から派生したと考えられています。元々は「earthを動かして穴を作る」という非常に具象的な意味から始まった言葉です。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 比喩的表現: 「詳しく調べる」「核心に迫る」といった意味合いでの比喩的用法が多い。

  • カジュアル度: 通常は日常的に口語でも文章でも使われます。フォーマルな文章で使う場合は、「investigate(調査する)」や「excavate(発掘する)」という語に置き換えることもあります。

  • 感情的な響き: 「dig up negative information(ネガティブ情報を暴く)」など、探り回るイメージで少しネガティブな響きを伴うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞としての用法: そのまま「(人が)掘る」という動作を表すときに使われる。

    例: “They began to dig in the backyard.” (彼らは裏庭で掘り始めた)

  • 他動詞としての用法: 「何を掘る」の目的語が来る。

    例: “They are digging a hole.” (彼らは穴を掘っている)

イディオム・構文例


  • dig up something: 何かを掘り起こす

  • dig one’s heels in: 頑固に意見を曲げない

  • dig into something: 深く探究する / 食べ物にガツガツ取りかかる

一般的には可算・不可算の区別は特にありませんが、名詞として使う場合は可算名詞として扱われることが多いです(“a dig”, “two digs” など)。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you help me dig a hole for the new plant?”

    (新しい植物を植えるために穴を掘るのを手伝ってくれない?)


  2. “My dog loves to dig in the backyard.”

    (私の犬は裏庭を掘るのが大好きなんだ。)


  3. “I’m going to dig through my closet to find my old jacket.”

    (古いジャケットを探すためにクローゼットを引っ掻き回してみるよ。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Let’s dig deeper into the customer feedback to find out what the real issue is.”

    (顧客からのフィードバックをもっと深く掘り下げて、本当の問題を突き止めましょう。)


  2. “We need to dig up any previous data on market trends for our sales pitch.”

    (セールスピッチのために、過去の市場動向データを掘り起こす必要があります。)


  3. “The company decided to dig into new technologies for future growth.”

    (会社は今後の成長のために、新しい技術を積極的に探求することに決めました。)


学術的・アカデミックな文脈(3つ)


  1. “Archaeologists are planning to dig at this ancient site to uncover more artifacts.”

    (考古学者たちは、この古代遺跡でさらに多くの遺物を発見するため興味深く発掘作業を行う予定です。)


  2. “In order to fully understand the phenomenon, researchers need to dig into the underlying principles.”

    (その現象を完全に理解するには、研究者はその根本的な原理を深く掘り下げる必要があります。)


  3. “The geologists have been digging core samples to analyze the soil composition.”

    (地質学者たちは、土壌の組成を分析するためにコアサンプルを掘り出しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. excavate(発掘する)


    • より専門的・正式な印象。考古学的文脈や工事現場などでしばしば使われる。


  2. burrow(巣穴を掘る)


    • 動物が地面にトンネルを掘るイメージ。日常会話ではあまり使わない。


  3. shovel(シャベルですくう)


    • シャベルで土や雪などをすくう動作にフォーカスした言葉。


  4. delve(掘り下げる・探究する)


    • より抽象的に深く調べるニュアンス。主に比喩的な文脈で使われる。


反意語 (Antonyms)


  1. fill(満たす、埋める)


    • 掘った穴を「埋める」イメージ。


  2. bury(埋める)


    • 物を土の中に載せて覆い隠すイメージ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語/イギリス英語共通): /dɪɡ/

  • 1音節なのでアクセント(強勢)は特に“dig”全体の母音「ɪ」の部分にかかりやすいイメージです。

  • アメリカ英語・イギリス英語ともにほとんど同じ発音ですが、若干イギリス英語のほうが「ɪ」が短く感じられる傾向があります。

  • よくある間違いとしては、[i:] と長く伸ばして「ディーグ」のように発音してしまうケースが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “dig” は短い単語なのであまり起こりませんが、過去形“dug”を “dugg”と書いてしまうミスが起こりやすいです。

  • 同音異義語との混同: 同じ発音で紛らわしい単語はあまりありませんが、“dog” /dɔɡ/ と混同しないよう注意。

  • TOEICや英検などでの出題傾向: “dig”が直接問われるよりも、句動詞 “dig up,” “dig into” などがイディオムとして出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「小さな犬が地面を掘るイメージ」を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。“dig” → “犬(dog)が地面を掘る”という連想でイメージを固めるのも一つの手です。

  • また、本文を「ディグ」とカタカナで読むイメージで覚え、過去形「dug(ダグ)」もセットで覚えると、動詞の変化がわかりやすいでしょう。

  • 句動詞としての「dig up」「dig into」のように、「掘って何かを見つける」というイメージを常に持つと、比喩的表現でも混乱しにくくなります。


以上が、動詞「dig」の詳細な解説です。ぜひ庭仕事から情報収集まで幅広く使ってみてください。

意味のイメージ
dig
意味(1)

〈地面・穴など〉‘を'掘る

意味(2)

…‘を'掘り出す《+up+,++up

意味(3)

(…から)…‘を'見つけ出す,探り出す《++from+

意味(4)

…‘を'突く;(…に)…‘を'突っ込む《++in(into)+

意味(5)

《俗》…‘を'理解する,好む

意味(6)

地面を掘る,掘り返す

意味(7)

《話》(資料などを)丹念に調べる《+at+

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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