最終更新日:2025/10/05

〈構造など〉‘を'設計する / …‘の'下絵を描く,図案を描く / …‘を'計画する,頭の中で考える(plan) / …‘を'予定する

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元となった辞書の項目

design

動詞

〈構造など〉‘を'設計する / …‘の'下絵を描く,図案を描く / …‘を'計画する,頭の中で考える(plan) / …‘を'予定する

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彼がその車を設計した。

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解説

以下では、動詞「design」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: design

品詞: 動詞 (他の品詞として名詞も存在)

英語の意味: to create, plan, or conceive the form and structure of something before making it

日本語の意味: 「何かを作る前に、形や構造を考えて計画すること」

「design」は、モノを形にするための計画を練ったり、プロトタイプを作る前の構想をしたりする場面で使われる単語です。たとえば、服のデザイン、ウェブサイトのレイアウト設計、建築物の設計に使います。ニュアンスとしては「意図的にどのように作るかを考える」「創造的に計画する」という感じです。

活用形


  • 現在形: design / designs

  • 過去形: designed

  • 過去分詞形: designed

  • 現在分詞・動名詞形: designing

他の品詞


  • 名詞形: design (例: “The design of this building is unique.”)

  • 形容詞形: (直接の形容詞形はなく、「designed(分詞)」や「designer(名詞+erで人を表す形)」などが用いられます)

CEFRレベル


  • B2 (中上級)

    学習者にとってはやや専門的な場面でも使われる単語であり、プロジェクトや具体的な仕事の場面で活用されることが多いため、B2レベル程度の単語として捉えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: sign(中核となるラテン語“signare”=印をつける、意味づける)

  • 接頭語・接尾語: de- + sign という形で、もともとは “指し示す/印をつける” ことから派生して「構想を与える、計画する」という意味につながっています。

詳細な意味


  1. 計画を立てる: 建築や機械、製品について設計図やプランを綿密に作る。

  2. 意図する: 何らかの目的をもって企画・構想する。

  3. デザイン(意匠)をする: 見た目や使い勝手がよくなるように、外観やレイアウトを工夫する。

コロケーション(関連表現10個)


  1. design a product(製品をデザインする)

  2. design a building(建物を設計する)

  3. design a logo(ロゴをデザインする)

  4. design a website(ウェブサイトをデザインする)

  5. design an app(アプリをデザインする)

  6. design a system(システムを設計する)

  7. design a plan(計画を立案する)

  8. design a layout(レイアウトをデザインする)

  9. design for accessibility(アクセシビリティを考慮してデザインする)

  10. design a prototype(試作品を設計する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “designare” = “指し示す、描写する” からフランス語 “designer” を経由して英語に入りました。

  • 歴史的な使用: もともとは「印をつける・指名する」という意味があり、それが「具体的な形を思い描く」「設計する」という意味へ発展してきました。

  • ニュアンス・注意点: “design” は「芸術的・機能的に創造する」というイメージが含まれ、単なる計画にとどまらず、見栄えや使いやすさなど美的要素の考慮や工夫を意図的に行うニュアンスがあります。英語上ではフォーマル・カジュアルどちらの文脈でも使われますが、プロの仕事の雰囲気がある言葉です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞: 他動詞として使われ、後ろに「何をデザインするか」という目的語が続きます。

    例: She designed a new logo.

  • 名詞形: design (countable/uncountable どちらにもなりうる)

    例: “Her design is innovative.” (countable) / “He is good at design.” (uncountable、概念)

  • よくある構文


    1. “design + 目的語”


      • “He designs furniture for a living.”


    2. “be designed to + 動詞”


      • “This course is designed to help beginners learn coding.”




5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I want to design a birthday card for my friend.”

    (友達のためにバースデーカードをデザインしたいんだ。)

  2. “She’s designing her own T-shirt for the school event.”

    (彼女は学校行事のために自分のTシャツをデザインしているよ。)

  3. “Let’s design a simple poster for the party this weekend.”

    (今週末のパーティーのために、シンプルなポスターをデザインしよう。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our team is designing a new marketing campaign for the product launch.”

    (私たちのチームは新製品発売のために新しいマーケティングキャンペーンを企画中です。)

  2. “He designed the company’s website, focusing on user experience.”

    (彼は会社のウェブサイトをデザインし、ユーザー体験に重点を置きました。)

  3. “We need to design an effective training program for our employees.”

    (従業員向けに効果的な研修プログラムを設計する必要があります。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The researchers designed an experiment to test their hypothesis.”

    (研究者たちは仮説を検証するための実験を設計しました。)

  2. “This study was designed to explore the effects of low light on plant growth.”

    (この研究は、弱い光が植物の成長に与える影響を探るように設計されています。)

  3. “They designed a new model for analyzing social interactions.”

    (彼らは社会的相互作用を分析するための新しいモデルを設計しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. plan(計画する)


    • 「計画する」という点では似ていますが、必ずしも「形や構造を考える」という創造的なニュアンスは強くありません。


  2. devise(考案する)


    • 新しいアイデアや手法を「考案する」意味で使われ、テクニカルなニュアンスがあります。


  3. create(創造する)


    • より広い意味で何かを「作り出す」という意味。必ずしも計画するプロセスを含まない場合があります。


反意語


  • destroy(破壊する)


    • 「作る」行為の反対。「壊す・破壊する」の意味です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dɪˈzaɪn/

  • アクセント: 第2音節の「-sign」に強勢があります (di-ZINE)。

  • アメリカ英語・イギリス英語: 両方とも /dɪˈzaɪn/ で大きな違いはありません。

  • よくある間違い: 「デザイン」とカタカナ表記すると /de-/ として発音しがちですが、英語では最初は /dɪ/ (ディ) になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: design は「g」も入っているため、しっかり「desi-g-n」と確認する。

  2. 同音異義語との混同: ほぼ同じ発音をもつ単語はあまりありませんが、語尾が「-sign」の他の単語(resign, assign など)と混乱しないように注意。

  3. 試験対策: TOEICや英検などでビジネスや研究の文脈で頻出。「製品開発」「プロジェクト計画」を表すときに出てくる場合が多いので、目的語に注意して読む・訳すことで理解を深められます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「de + sign(印をつける)」 →「目に見える形に“印”を描く」イメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングでは、「desi + g + n」とgがサイレントであることに注意しておけば混乱を防げます。

  • 覚え方のコツとしては、「最初はディ(dis)」「最後はザイン(zain)」と自分で音を区切ってみるなど音読練習がおすすめです。


以上が動詞「design」の詳細解説です。創造や計画の文脈で非常に幅広く使われる単語なので、日常会話から専門分野までさまざまな場面で活用してみてください。

意味のイメージ
design
意味(1)

〈構造など〉‘を'設計する

意味(2)

…‘の'下絵を描く,図案を描く

意味(3)

…‘を'計画する,頭の中で考える(plan)

意味(4)

…‘を'予定する

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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