最終更新日:2025/10/05

下方へ向かって,低い位置へ / 下方で,低い位置で / (記述で)以下に,下記に

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元となった辞書の項目

below

副詞

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解説

1. 基本情報と概要

単語: below

品詞: 副詞 (ただし前置詞としても用いられます)

意味(英語)


  • In or to a lower position

  • To a lower degree or level

意味(日本語)


  • 「下方に」「下に」「より低い位置に」

    「above(上に)」の反対で、何かより低い場所や状態を指すときに使われます。たとえば「テキストの下にある図をご覧ください」とか、「温度が一定の水準を下回っている」などの文脈で用いられます。日常会話からビジネス文書まで、幅広く使われる比較的やさしい副詞です。

活用形


  • 副詞のため、動詞のような変化形はありません。

他の品詞形


  • 前置詞: “below the surface” (表面の下に) など。

難易度(CEFR レベルの目安)


  • A2 (初級): 基本的な英語表現の中で使われる頻度が高いため、初級段階でもよく見かける単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “below” は接頭語・語幹・接尾語という明確な区切りがなく、古英語由来の単語です。

他の単語との関連性


  • 類縁語に “beneath” (やや文語的またはフォーマル) があります。

  • 前置詞としても使われるため、“below average” 「平均より下」などの表現でよく使われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10 個)


  1. below average(平均以下)

  2. below the surface(表面下)

  3. below the line(線の下、基準以下)

  4. below the belt(ベルトの下 ⇒ 卑劣な、ずるい)

  5. below freezing(氷点下)

  6. below ground level(地面より下)

  7. as mentioned below(以下に述べるように)

  8. see below(下記参照)

  9. listed below(以下に列挙された)

  10. below deck(船の甲板下)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “be-” (〜のそばに、〜のあたりに) と “lówe” (低い) に由来すると考えられています。

ニュアンス


  • “below” は物理的に下にある場合や、数値やレベルが下回る場合のいずれにも用いられます。

  • “beneath” よりもカジュアルで、日常的に使われるイメージがあります。

  • ビジネスメールや論文などのフォーマルな文脈でも “see below” のように普通に使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 副詞的用法


    • “Please refer to the figure below.”(図を下に参照してください)


  2. 前置詞的用法


    • “The temperature dropped below zero.”(気温が氷点下に下がった)


フォーマル/カジュアル問わずよく使われますが、文末に置かれることが多いのが副詞的用法の特徴です。前置詞として使うときは文の中で「below + 名詞」という形をとります。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルな場面)


  1. “Look below! There’s a beautiful river.”

    「下を見てごらん!きれいな川があるよ。」

  2. “He lives in the apartment below ours.”

    「彼は私たちの下の階のアパートに住んでいます。」

  3. “The cat is hiding below the table.”

    「猫がテーブルの下に隠れているよ。」

ビジネス (フォーマルな場面)


  1. “Please see the details in the table below.”

    「詳細は下記の表をご覧ください。」

  2. “Our sales were slightly below expectations this quarter.”

    「今期の売上は、予想をわずかに下回りました。」

  3. “For further information, refer to the policy outlined below.”

    「詳しい情報については、以下に示したポリシーを参照してください。」

学術的な文脈 (レポートや論文など)


  1. “As shown below, the results indicate a strong correlation.”

    「以下に示すように、結果は強い相関を示しています。」

  2. “Temperatures remained below freezing for most of the experiment.”

    「実験の大部分において、気温は氷点下に留まりました。」

  3. “See the data below for the complete statistical analysis.”

    「完全な統計解析については、下記のデータを参照してください。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “under”(下に)


    • “under” は真下または覆われているイメージが強い → “under the table” (テーブルの下)


  2. “beneath”(下に)


    • “beneath” は文語的/フォーマルな表現で、比喩的に「身分が下」という意味合いにも使われる。


  3. “lower down”(もっと下)


    • より口語的で、物理的な位置が下方であることを強調する。


反意語


  • “above”(上に), “over”(上に)


    • “above” は「より高い位置」、「over」は「真上」というニュアンスがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bɪˈləʊ/ (英), /bəˈloʊ/ (米)

  • アクセントは後ろの “-low” の部分にあります。

  • イギリス英語: [bəˈləʊ], アメリカ英語: [bəˈloʊ]

  • “below” の /ɪ/ や /ə/ の母音が弱くなりがちなので、/bə-ˈloʊ/ のように「ベロウ」という響きを意識するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “below” のスペルが “bellow” (牛などが鳴く、怒鳴る) と間違えられることがあります。全く別の意味になるため注意が必要です。


  2. 同音異義語との混同


    • “billow”(大きくうねる)などと間違いないように注意してください。


  3. 前置詞か副詞か


    • “below the surface” (前置詞) と “The details are below.” (副詞) など、用法によって文の構造が変わります。


TOEIC や英検などでも、位置や量の比較を問う問題で “above” や “below” が選択肢に出ることが多く、見落とさないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Be-low” → “低い (low) ところにある” とイメージすると覚えやすくなります。

  • “below” は文中や文末でよく使われるので、例文をまるごと暗記すると使いやすくなります。

  • 「上か下か」の観点で “above” の反対語としてよくペアで覚えると便利です。

「下にあるものは below」というイメージをインプットすると、スペリングやニュアンスが身につきやすいでしょう。

意味のイメージ
below

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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