最終更新日:2025/10/05

再び,もう一度(once more) / 《否定語とともに用いて》二度と(…しない) / また元の所へ,元のように / さらにそれだけ,…の倍も / 《しばしばthen, and thenに続いて》その上に(besides),さらに(furthermore) / 《しばしばand, and thenに続いて》また一方,ところが

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元となった辞書の項目

again

副詞

再び,もう一度(once more) / 《否定語とともに用いて》二度と(…しない) / また元の所へ,元のように / さらにそれだけ,…の倍も / 《しばしばthen, and thenに続いて》その上に(besides),さらに(furthermore) / 《しばしばand, and thenに続いて》また一方,ところが

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解説

1. 基本情報と概要

単語: again

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): “one more time” or “another time.”

意味(日本語): 「もう一度」「再び」「改めて」といった意味です。「一度行ったことを再度行う」というニュアンスで、日常会話の中でよく使われる表現です。

活用形:


  • 副詞なので、形そのものは変化しません。

  • “again”自体には複数形や過去形などの活用はありません。

関連する品詞形:


  • 「again」はほかの品詞に派生しにくい単語ですが、たとえば “again and again” (繰り返し) というフレーズは副詞句として使われます。

CEFRレベル目安: A2(初級)

A2(初級)レベルとは、日常のやり取りの中でよく使う基本的な語いを習得している状態を指します。 “again” は英語学習のごく初期に登場する頻出単語なので比較的覚えやすいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • “again” は、もともと古英語「ongeagn」から変化した単語で、明確な接頭語や接尾語で分解できる構成ではありません。

詳細な意味:


  1. もう一度(繰り返し)

    例: Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)

  2. 改めて、再度

    例: Let’s meet again next week.(来週また会いましょう。)

よく使われるコロケーション10選:


  1. once again(再び)

  2. never again(二度と〜しない)

  3. over and over again(何度も繰り返して)

  4. time and time again(何度も何度も)

  5. see you again(また会いましょう)

  6. start again(再び始める)

  7. go through it again(もう一度やってみる/確認する)

  8. bring it up again(その話題を再び持ち出す)

  9. read it again(再び読む)

  10. do it all over again(やり直す)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “ongeagn”(意味: “against, toward”)が変化して “again” になりました。中英語の段階で “agian” や “agen” と書かれていた時代もありました。

ニュアンス・使用上の注意点:


  • “again” は「もう一度」「繰り返し」という前向きなニュアンスがあります。

  • “never again” のように「二度としない」という否定的な表現にも使われます。

  • 口語でも文章でも幅広く使われますが、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで問題なく使われるため、よほど特殊な状況でない限り気軽に活用できます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 副詞としての位置:


    • 通常、動詞の後ろや文末、あるいは文頭などに置かれます。

    • 例: “I will try again.” / “Again, thank you for your help.”


  2. イディオム例:


    • again and again:「何度も何度も」

    • once again:「再び、改めて」


フォーマル / カジュアル:


  • 日常会話(カジュアル): “I’ll check again.”

  • ビジネス文書(フォーマル): “We request that you review the document again.”

他動詞・自動詞の使い分け:


  • “again” は動詞ではなく副詞のため、この区別はありません。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you say that again? I didn’t catch it.”

    (もう一度言ってもらえますか?聞き取れませんでした。)

  2. “I watched that movie again because I loved it so much.”

    (とても気に入ったので、その映画をもう一度観ました。)

  3. “Let’s go to that café again tomorrow!”

    (明日またあのカフェに行こうよ!)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Let’s review the proposal again before the meeting.”

    (会議の前に、提案書をもう一度確認しましょう。)

  2. “I’d like you to check the numbers again to ensure accuracy.”

    (正確さを期すために、もう一度数値を確認してください。)

  3. “Could you please send the data again? I seem to have lost it.”

    (データをもう一度送っていただけますか?紛失してしまったようです。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “After running the experiment, we tested the samples again to verify the results.”

    (実験を行った後、結果を検証するためにもう一度サンプルをテストしました。)

  2. “The researcher published his findings again in a revised paper.”

    (研究者は改訂版の論文で再び研究結果を公表しました。)

  3. “We need to clarify the hypothesis again before proceeding.”

    (先へ進む前に、その仮説をもう一度明確にしておく必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. once more(もう一度)


    • ほぼ同じ意味だが、少しフォーマル感あり。

    • 例: “Let me try once more.” (もう一度やらせてください。)


  2. anew(改めて)


    • よりフォーマルで書き言葉寄り。

    • 例: “He began his life anew.” (彼は新たに人生を始めた。)


  3. repeatedly(繰り返し)


    • 「何度も繰り返す」というニュアンスが強い。

    • 例: “She asked him repeatedly.” (彼女は何度も彼に尋ねた。)


反意語


  • never again(二度と〜しない)


    • “また(再び)” の真逆、「決してもう繰り返さない。」の意味。

    • 例: “I will never again trust him.” (私はもう決して彼を信用しない。)



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記:


  • アメリカ英語: /əˈɡeɪn/

  • イギリス英語: /əˈɡen/ または /əˈɡeɪn/

アクセント:


  • “a-GAIN” のように第2音節に強勢が置かれることが多いです。

よくある発音の間違い:


  • “uh-GEN” のように /e/ の音が弱まってしまう場合がありますが、第2音節をしっかり「ゲイン」や「ゲン」と発音してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “again” は “agin” や “aging” と混同しがちですので注意しましょう。

  • 発音の混同: “against” (…に反対して) と混同しないように気をつけてください。

  • 試験対策:


    • TOEIC、英検などでリスニングや会話文にしばしば登場します。

    • 視覚的に分かりやすい単語ですが、文脈上 “once again,” “never again” などのフレーズで問われることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「あ、元に戻って GAIN(ゲイン)するイメージ」で “again” と覚えると、「また同じ状態に戻る」という連想が湧きやすいかもしれません。

  • 「“a” のあとに “gain” = “再び利益を得る?”, “再び戻る?”」などと擬似的に分解して覚えることで、スペリングと意味を印象づける手助けになります。

  • 何度も復唱して実際の会話で使うのが一番の近道です。「もう一度」と言いたいときに積極的に使うようにしましょう。


以上が、副詞 “again” の詳細な解説となります。この単語は基本的かつ頻出で、学習初期から何度も目にする言葉です。場面を問わず使える便利な副詞なので、ぜひ繰り返し練習して使いこなしましょう。

意味のイメージ
again
意味(1)

再び,もう一度(once more);《否定語とともに用いて》二度と(…しない)

意味(2)

また元の所へ,元のように

意味(3)

さらにそれだけ,…の倍も

意味(4)

《しばしばthen, and thenに続いて》その上に(besides),さらに(furthermore)

意味(5)

《しばしばand, and thenに続いて》また一方,ところが

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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