元となった辞書の項目
seven
数詞
〈C〉(数の)7;7の記号(7,VIIなど) / 〈U〉7時,7分;7歳 / 〈C〉(カードの)7の札 / 〈C〉七つ(7人,7個)一組のもの / 〈U〉《複数扱い》7人,7個 / 71の,7人の,7個の / 《補語にのみ用いて》7歳の(で)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: seven
品詞: 数詞(cardinal number)
英語での意味: The cardinal number that is one more than six.
日本語での意味: 6に1を足した数、すなわち「7」という意味です。
「seven」は、単に数を数えるときに使われる「7」という数字の単語で、日常生活からビジネス、あらゆる場面で幅広く用いられます。とても基本的な数詞なので、誰もが知っておくべき単語です。
活用形
- 見た目の活用形はほぼありませんが、関連する形として「seventh(7番目の、7分の1の)」などの序数詞・形容詞形があります。
他の品詞になったときの例
- seventh (序数詞・形容詞): 7番目の、7番目のもの
- seventh (名詞): 第7番目のもの、7番目の人
CEFRレベル
- A1 (超初心者)
数字の表現としては、英語入門段階で学ぶ非常に初歩的な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
「seven」は、接頭語や接尾語を特に含まない、古英語由来の基本的な語です。語幹そのものが「7」という概念を表しています。
関連語や派生語
- seventh(7番目の、またはその第7番目のもの)
- sevenfold(7倍の)
- seven-day(7日間の)など、派生的な複合語
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(例を10個)
- seven days a week (週7日)
- seven seas (七つの海)
- seven wonders of the world (世界の七不思議)
- seven-year plan (7年計画)
- at seven o’clock (7時に)
- seven people (7人)
- seven hours (7時間)
- seven times (7回)
- seventh heaven (至福の状態・とても幸せな気分)
- lucky number seven (幸運の数字7)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “seofon” に由来し、さらに遡るとゲルマン祖語 “*sebun” とインド・ヨーロッパ祖語の “*septm̥” に関連があります。多くの欧米言語で「7」にあたる単語は、同じルーツを持つとされます。
- ニュアンス・使用時の注意: 数を表すだけなので、特別な感情的ニュアンスはありません。ただし、「lucky number seven(ラッキーセブン)」など、文化的に「7」は「縁起が良い」と捉えられる場面があります。
- 口語・文章・カジュアル・フォーマル: どのような状況でも使われ、形式ばった状況でも砕けた会話でも問題なく機能します。
4. 文法的な特徴と構文
- 基本用法: 「seven」は数詞ですが、名詞的に人や物の数を表す名詞扱いで使うこともできます。
- 例: “The seven of us went on a trip.”(私たち7人で旅行に行きました。)
- 例: “The seven of us went on a trip.”(私たち7人で旅行に行きました。)
- 可算・不可算の区別: 数詞そのものは可算・不可算ではなく、後ろに来る名詞に可算・不可算の性質が表れます。
- 一般的な構文:
- “seven + 可算名詞の複数形”
- 例: “seven days”, “seven people”, “seven units” など
- “seven + 可算名詞の複数形”
- イディオム:
- “seventh heaven”: 大喜び・至福の境地
- “the seven seas”: 世界中の海(転じて“世界中”と表現することも)
- “seventh heaven”: 大喜び・至福の境地
5. 実例と例文
日常会話で使われる例文
- “I usually wake up at seven in the morning.”
(普段は朝7時に起きます。) - “There are seven slices of pizza left.”
(ピザが7切れ残っているよ。) - “Can you lend me seven dollars?”
(7ドル貸してくれない?)
ビジネスシーンで使われる例文
- “The meeting is scheduled for seven o’clock sharp.”
(会議はきっかり7時に予定されています。) - “We achieved a seven-percent increase in sales this quarter.”
(今期は売り上げが7%増加しました。) - “I’ll need seven copies of the report by tomorrow.”
(明日までに報告書を7部用意してもらえますか?)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The survey included data collected from seven distinct regions.”
(その調査には、7つの異なる地域から収集したデータが含まれています。) - “Seven variables were analyzed over the course of the experiment.”
(実験を通じて7つの変数が分析されました。) - “We anticipate results within seven working days.”
(私たちは7営業日以内に結果が出ると予想しています。)
6. 類義語・反意語と比較
数詞における「類義語」は通常ありませんが、参考として前後の数を挙げ、その違いを示します。
- six (6): 7よりも1つ少ない数
- eight (8): 7よりも1つ多い数
反意語という概念は数詞には直接当てはまりづらいですが、数が増減するにつれ意味合いが大きく異なります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈsev.ən/
- アクセントの位置: se‧ven の最初の音節 “sev” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな差はありませんが、イギリス英語の方がやや “ə” をはっきり発音する傾向があります。アメリカ英語では “se-vin”(セヴン)のように聞こえ、イギリス英語では “se-ven”(セヴァン)寄りに聞こえることがあります。
- よくある発音ミス: “seven” の “v” が「b」音に近くなってしまうなど。(セベンにならないように注意)
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sevne”や“sevn”など、子音や母音の順序を間違えないようにしましょう。
- 同音異義語との混同: 同じ発音を持つ単語は特にありませんが、「heaven(天国)」の部分が似ているので文脈に注意。
- 試験対策: TOEICなどのリスニングで時間や値段、数量を聞く際に「seven」と「eleven」(発音時に「ナナ」「イレブン」の母音が似ている)を聞き間違えないように注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「7」はラッキーセブン: 「lucky number seven」というように、さまざまな場面で縁起の良い数字として登場するので、覚えやすいです。
- スペルのコツ: “sev + en” と区切っておくと覚えやすいです。
- 勉強テクニック: 1〜10までの数字をセットで声に出しながら覚えたり、「seven」の入ったフレーズ(たとえば “seven days a week”)を口に出して身につけると記憶に残りやすくなります。
数字の中でも定番中の定番、かつ縁起の良いイメージで日本でもなじみ深い「seven」。しっかり押さえておきましょう!
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(数の)7;7の記号(7,VIIなど)
意味(2)
〈U〉7時,7分;7歳
意味(3)
〈C〉(カードの)7の札
意味(4)
〈C〉七つ(7人,7個)一組のもの
意味(5)
〈U〉《複数扱い》7人,7個
意味(6)
71の,7人の,7個の
意味(7)
《補語にのみ用いて》7歳の(で)