最終更新日:2025/10/28
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元となった辞書の項目

repeat

動詞

〈自分がすでに一度言ったこと)‘を'繰り返して言う / 〈他人の言ったこと〉‘を'おうむ返しに言う;…‘を'他の人に繰り返して言う / …‘を'暗記して言う,暗唱する / …‘を'繰り返して行う(do again) / (食べたあとで)〈食物の〉味が残る / 〈小数が〉循環する

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同じ質問をもう一度繰り返します。

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解説

以下では、動詞「repeat」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: repeat

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to say or do something again

意味(日本語): 何かをもう一度言う、またはもう一度行う


「もう一度繰り返す」イメージで使われる動詞です。人の言ったことをそのまま言ったり、同じ行動をもう一度したりするときに使われます。


活用形


  • 原形: repeat

  • 三人称単数現在形: repeats

  • 現在進行形: repeating

  • 過去形: repeated

  • 過去分詞: repeated

他の品詞形


  • 名詞形: repetition (繰り返し)

    例: “We should avoid unnecessary repetition.” (不必要な繰り返しは避けるべきだ)

  • 形容詞形: repetitive (繰り返しの多い)、repeated (繰り返された)

    例: “The job felt repetitive.” (その仕事は繰り返しが多くて単調に感じた)

CEFRレベルの目安


  • A2 (初級) / B1 (中級)

    「repeat」はとても頻出の単語で、初級から中級レベルの学習者にもよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

「repeat」は、ラテン語の「repetere」に由来します。


  • re-: 再び

  • petere: 求める、行く、攻撃する などの意味を持つ語根

派生語


  • repetition (名詞): 繰り返し

  • repetitive (形容詞): 繰り返しの多い

  • reiterate (動詞): 繰り返し主張する、繰り返し述べる

例のコロケーション(関連表現10選)


  1. repeat after me (私の後に続いて言う)

  2. repeat a question (質問を繰り返す)

  3. repeat an action (行動を繰り返す)

  4. repeat the process (プロセスを繰り返す)

  5. repeat each test (各テストを繰り返す)

  6. repeat the instructions (指示を繰り返す)

  7. repeat daily (毎日繰り返す)

  8. never repeat (二度と繰り返さない)

  9. repeat a mistake (同じ間違いを繰り返す)

  10. repeat the final result (最終結果を復唱する/繰り返す)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “repetere” (re + petere) → 「再び求める」「繰り返す」という意味

  • 歴史的背景: 「何度も行う/言う」という行為から、中世フランス語を経由して現代英語の「repeat」になったと考えられています。

  • ニュアンスや感情的な響き: 単に「同じ行為を繰り返す」ニュアンスのほか、謝罪するときに「同じ失敗を繰り返さない」というように強調するときにも使えます。

使用上の注意


  • 口語/文章: どちらでも使われますが、会話でも文章でも一般的です。

  • カジュアル/フォーマル: 比較的カジュアルにもフォーマルにも適用できますが、非常に改まった書き言葉では「reiterate」のほうが使われる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb) としてよく使われます。

    例: “Could you repeat that?” (それをもう一度言っていただけますか?)

  • シンプルパターン:

    “repeat + [名詞]” → 何か(言葉・動作など)を繰り返す

一般的な構文


  1. “repeat + [something]”


    • “I need to repeat the question.” (私はその質問を繰り返す必要がある)


  2. “repeat (that) S + V”


    • “He repeated (that) he was innocent.” (彼は自分が無実だと繰り返し主張した)


  3. “repeat yourself”


    • “Sorry, could you repeat yourself?” (すみません、もう一度言ってもらえますか?)


イディオム


  • “repeat after me”


    • 相手に「後について繰り返して言ってください」と指示するときに使われます。とても頻出です。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you please repeat that? I didn’t catch what you said.”

    (もう一度言ってもらえますか? 聞き取れませんでした。)

  2. “I always repeat my phone number twice so people don't misunderstand.”

    (人に勘違いされないよう、電話番号はいつも2回繰り返します。)

  3. “Please repeat after me: ‘Good morning, everyone.’”

    (次の言葉を後に続いて言ってください。「おはようございます、みなさん。」)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Let me repeat the main points of today’s meeting before we end.”

    (終了する前に、本日の会議の要点をもう一度お伝えします。)

  2. “We need to repeat this test to ensure accuracy.”

    (正確さを確保するために、このテストをもう一度行う必要があります。)

  3. “I’ll repeat the instructions for clarity.”

    (分かりやすくするために、もう一度指示を繰り返します。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Researchers decided to repeat the experiment under controlled conditions.”

    (研究者たちは、統制された条件下で実験を繰り返すことに決めた。)

  2. “It’s essential to repeat such studies to validate the findings.”

    (その研究結果を検証するために、このような研究を繰り返すことが不可欠です。)

  3. “The professor repeated his hypothesis to ensure we understood it correctly.”

    (教授は、私たちが正しく理解するように仮説を繰り返し述べました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. reiterate (繰り返し主張する、強調する)


    • “reiterate”は「同じ考えや意見を繰り返し強調する」ニュアンスが強め。

    • 例: “She reiterated her demand for lower taxes.” (彼女は減税を求める主張を繰り返した。)


  2. echo (反復する、こだまする)


    • 音が反響するイメージで、内容をそのまま繰り返すときにも使われます。

    • 例: “Her remarks echoed what the previous speaker said.” (彼女の発言は先の発言者が言ったことを反響する(繰り返す)ものだった。)


  3. replicate (再現する、複製する)


    • 特に学術的文脈で「同じ環境を再現する」「同じものを複製する」ニュアンス。

    • 例: “They tried to replicate the results of the earlier study.” (彼らは前の研究の結果を再現しようとした。)


反意語


  • stop (やめる)


    • “We decided to stop repeating the same error.” (同じ間違いを繰り返すのをやめることに決めた。)


  • cease (中断する、終わる)


    • よりフォーマルな「やめる」の表現。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈpiːt/


    • 強勢(アクセント)は 後ろの peat に置かれます。


  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • 発音の違いはほとんどありませんが、アメリカ英語は「リピート」とカタカナに近い発音、イギリス英語も母音の長さや「r」の発音が微妙に異なる程度です。


  • よくある間違い:


    • 最初の “re-” を弱めに発音し過ぎると伝わりにくいことがあるかもしれません。アクセントをしっかり /rɪˈpiːt/ と意識しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “repete” と書いてしまうミスが多いので注意。

  2. 同音異義語との混同: とくにはありませんが “receipt” (領収書) など “re-” で始まる別単語と混同しないように。

  3. 試験対策: TOEICや英検でも「繰り返す・言い直す」ニュアンスを表す問題で出題されることがあります。“Could you repeat 〜?”という表現に慣れておくとリスニングやスピーキングで役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「re- (再び) + petere (求める)」という意味で、また同じところを「求めに行く」感覚で捉えると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • フレーズ「Repeat after me(後に続けて言って)」を覚えると自然にスペリングと発音を身につけられます。

    • わからないときの「Could you repeat that?」は英会話の基本フレーズとしてよく使うので、積極的に口にして覚えるのがおすすめです。



以上が、動詞「repeat」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的なシーンまで幅広く使われる便利な単語なので、さまざまな例文で使い方を確認しながら身につけてください。

意味のイメージ
repeat
意味(1)

〈自分がすでに一度言ったこと)‘を'繰り返して言う

意味(2)

…‘を'暗記して言う,暗唱する

意味(3)

…‘を'繰り返して行う(do again)

意味(4)

(食べたあとで)〈食物の〉味が残る

意味(5)

〈小数が〉循環する

意味(6)

〈他人の言ったこと〉‘を'おうむ返しに言う;…‘を'他の人に繰り返して言う

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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