最終更新日:2025/11/06

(手・指で)…に触れる / 《進行形にできない》(身体で)…を感じる / (心で)…を感じる, を意識する / …と思う,と堅く信じる / 〈人が〉感じる,思う / 《~ 形》〈物が〉《…の》感じがする,《…の》手触りがする

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元となった辞書の項目

feel

動詞

(手・指で)…に触れる / 《進行形にできない》(身体で)…を感じる / (心で)…を感じる, を意識する / …と思う,と堅く信じる / 〈人が〉感じる,思う / 《~ 形》〈物が〉《…の》感じがする,《…の》手触りがする

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解説

以下では、英単語「feel」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語)


  • “feel” : to experience a sensation or an emotion; to touch or sense something physically

意味(日本語)


  • 「感じる、触ってみる、心や体で何らかの感覚を得る」という意味です。また、感情的な「心の状態を感じる」という意味でもよく使われます。「痛みを感じる」「心配を感じる」「指先で触って感じる」のように、身体的・感情的な「感じる」に幅広く使える動詞です。

「自分の感覚や感情を表現するときに使われる単語です。日常会話でも非常によく使われ、相手の感覚を尋ねるときに “How do you feel?” のように使います。」

品詞


  • 動詞(主な用法)

活用形


  • 原形:feel

  • 三人称単数形:feels

  • 現在分詞・動名詞:feeling

  • 過去形:felt

  • 過去分詞:felt

他の品詞形


  • 名詞形 “feel” : 「雰囲気」や「感触」の意味で用いられることがあります。例:「This room has a cozy feel.」(この部屋は居心地の良い雰囲気がある)

  • 形容詞形はありませんが、“feeling” が名詞として「感情」「感覚」を指し、形容詞的に「感情に満ちた」「感じの良い」といった表現も可能です。

CEFR レベルの目安


  • A2(初級)程度

    A2 レベルからすでに使用される基本動詞です。発話や会話の中でよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

「feel」は短い単語で、接頭語や接尾語がついていない単純な動詞です。語幹は “feel” の部分そのものと考えられます。

関連語や派生語


  • feeling (n.):感覚、感情

  • heartfelt (adj.):心からの、心のこもった

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. feel better(気分が良くなる)

  2. feel worse(気分がさらに悪くなる)

  3. feel pain(痛みを感じる)

  4. feel the difference(違いを感じる)

  5. feel free to ~(遠慮なく〜して下さい)

  6. feel guilty(罪悪感を覚える)

  7. feel sorry for ~(〜を気の毒に思う)

  8. feel anxious(不安を感じる)

  9. feel at ease(くつろぐ、安心する)

  10. feel like ~(〜したい気分である / 〜のように感じる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “fēlan” に由来し、「触れる、知覚する」の意味から派生しました。古くから身体的感覚だけでなく、心の感情的感覚を示す意味でも使われていました。

使用のニュアンスや注意点


  • 「feel」は、非常にカジュアルな会話から、文章的な表現まで幅広く使われる、万能な動詞システムです。

  • 感情面・身体面のどちらにおいても「自分の内側からの感覚」として捉えます。同じ「感じる」でも “sense” はもう少し客観的・知覚的なニュアンスを持つ場合が多いです。

  • 特に口語では「How are you feeling?」など健康や感情状態を尋ねるときに頻繁に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文

構文例


  1. feel + 形容詞:


    • “I feel happy.”(私は嬉しく感じる)

    • “I feel sick.”(気分が悪い、体調が悪い)


  2. feel + 名詞:


    • “I feel pain in my shoulder.”(肩に痛みを感じる)


  3. feel like + 名詞 / 動名詞:


    • “I feel like a fool.”(自分が愚かに思える)

    • “I feel like eating something sweet.”(甘いものを食べたい気分)


  4. feel that + 文:


    • “I feel that this is the best choice.”(これが一番良い選択だと感じる)


他動詞・自動詞


  • 「多動詞」としては「〜を感じる」「〜に触ってみる」のように目的語をとる使い方です。

  • 「自動詞」としては「感じる」という状況を示し、目的語がなくても「I feel differently now.」(今は違った感じがする)のように使えます。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I feel so tired after work today.”

    (今日は仕事の後とても疲れたよ。)

  2. “How do you feel about going out for dinner?”

    (夕食を食べに外に行くのはどう?)

  3. “I feel like watching a movie tonight.”

    (今夜は映画が観たい気分だな。)

ビジネスシーン


  1. “I feel this proposal aligns with our company’s vision.”

    (この提案は弊社のビジョンに合致していると感じます。)

  2. “Let me know how you feel about the new plan by tomorrow.”

    (明日までに新しい計画についてどう感じるか教えてください。)

  3. “We feel confident that the project will succeed.”

    (我々はこのプロジェクトが成功すると確信しています。)

学術的・フォーマルな文脈


  1. “Many researchers feel that this theory lacks empirical support.”

    (多くの研究者はこの理論が実証的な裏付けに欠けると感じている。)

  2. “It is generally felt that further studies are required to validate the hypothesis.”

    (この仮説を検証するためにはさらなる研究が必要だと一般的に考えられている。)

  3. “Some scholars feel uneasy about the methodological approach taken in the analysis.”

    (一部の学者は、その分析で用いられた方法論に不安を感じている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. sense(〜を感知する、察知する)


    • 「知覚する」ニュアンスで、より客観的に外的な情報を感じ取るイメージ


  2. experience(〜を経験する)


    • 「実際に経験して感じる」というややフォーマルな表現


  3. perceive(〜を知覚する、認識する)


    • 知性で捉えるニュアンスが強く、学術的文章で好まれる


  4. touch(触れる、接触する)


    • 物理的に「触る」ことに焦点がある


反意語


  • 直接の反意語はあまり存在しませんが、「感じない」という意味では “ignore” (無視する) や “numb” (感覚がない) が間接的に反対の状態を表現します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:/fiːl/(米・英 共通)

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに同じ発音がほとんどです。

  • 強勢(アクセント)は単音節なので特に問題なく、 /fiːl/ とそのまま伸ばすイメージ。

  • よくある発音の間違いとして、短い「フィル /fɪl/」と発音してしまう例が見られます。実際は「フィール /fiːl/」と、母音をしっかり伸ばすのが正しい発音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルは “feel” で “ee” の部分を間違えないように注意してください。 “fell” としてしまうと「fall」の過去形になってしまいます。

  • “fill”(満たす)ともスペリングが紛らわしいので区別しましょう。

  • 試験でも頻出の基本動詞なので、口語表現、熟語(feel like 〜 など)、品詞転換(feeling)を押さえておくと得点につながります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fee” + “l” と、アルファベットを区切ってイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • 「長く伸ばした『フィー』+『ル』」と発音する(同音類似語:heel, peel, reel などと同じ母音)。

  • 「自分の内面を意識してアンテナを張る」イメージで覚えると、感情も身体も “feel” で捉えられます。


以上が、動詞「feel」の解説です。身体的・感情的な感覚を表す英語の基本動詞のひとつで、日常会話やビジネス、フォーマルな文脈まで幅広く使われる単語です。しっかりとニュアンスや文法的特徴を押さえて使いこなしてみましょう!

意味のイメージ
feel
意味(1)

(手・指で)…‘に'触れる,触って調べる

意味(2)

(身体で)…‘を'感じる(進行形にできない)

意味(3)

(心で)…‘を'感じる,意識する

意味(4)

〈事件・状況など〉‘で'苦しむ,‘から'打撃を受ける(進行形にできない)

意味(5)

…‘と'思う,堅く信じる,悟る

意味(6)

…‘が'分かる

意味(7)

感覚がある,(感触として)感じる

意味(8)

〈人が〉感じる,思う

意味(9)

feel+》〈物が〉(…の)感じがする,(…の)手触りがする

意味(10)

(…を)探る,手探りする《+around(about)for(after)+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 4択問題

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