development

1. 基本情報と概要

単語: development

品詞: 名詞 (noun)

意味（英語）: the process of growing, expanding, or improving something

意味（日本語）: 発展、発達、成長、開発などを表す英語の名詞です。物事が成長したり進展していく様子を指します。技術開発、地域の発展、個人の成長など、幅広く使われる単語です。

「development」は「何かが段階を経てより良い状態になること」を示し、ビジネスから日常会話までさまざまな場面で使われる便利な単語です。

• 活用形: 名詞なので時制変化はありません。複数形は developments となります。
  


• 派生形:
  
  
  
  • 動詞：develop (開発する、発達する)
    
  
  
  • 形容詞：developed (発達した、先進の)、developing (発展途上の)
    
  
  

CEFRレベル目安: B2（中上級）

• B2：自分の専門領域や抽象的な話題に関して、ある程度複雑な議論ができるレベル

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• develop + -ment
  
  
  
  • develop: 「発達する、開発する」を意味する動詞
    
  
  
  • -ment: 「動作や結果」を表す接尾語
    
  
  

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. economic development（経済発展）
   


2. software development（ソフトウェア開発）
   


3. personal development（自己啓発・個人的成長）
   


4. product development（製品開発）
   


5. real estate development（不動産開発）
   


6. community development（地域開発）
   


7. sustainable development（持続可能な開発）
   


8. business development（事業開発）
   


9. professional development（専門能力の向上）
   


10. rapid development（急速な発展）

3. 語源とニュアンス

語源

• 「develop」はフランス語の développer（包みを開く、展開する）に由来し、「覆いをとって明らかにする」というニュアンスを持ちます。そこから「物事を明らかにして成長させる」イメージが生まれました。

ニュアンス・使用上の注意

• 一般的にはフォーマルな文脈で使われることが多いですが、日常会話でも頻繁に登場します。
  


• 個人の成長から大規模プロジェクトの開発まで、対象の規模を選ばずに使われる便利な表現です。
  


• 文章で使うことが多いですが、口語でも問題なく使えます。
  

4. 文法的な特徴と構文

• 可算/不可算: 文脈に応じて可算・不可算どちらでも使われます。
  
  
  
  • 不可算で使う場合: 「The development of technology...（技術の発展）」など、抽象的・全体的な発展を指す場合。
    
  
  
  • 可算で使う場合: 「There have been several new developments in this case.（この件でいくつかの新たな進展があった）」のように、具体的な進展を数えたいとき。
    
  
  


• よく使われる構文例:
  
  
  
  • “the development of + 名詞”
    
  
  
  • “new developments in + 名詞”
    
  
  
  • “under development”
  
  

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “I’m excited about the development of new features in my favorite app.”
   
   →「お気に入りのアプリに新機能が開発されるのが楽しみです。」
   


2. “This area has seen a lot of development recently.”
   
   →「この地域は最近たくさん発展しています。」
   


3. “Her personal development is really impressive.”
   
   →「彼女の個人的な成長には本当に目を見張るものがあります。」

(2) ビジネスシーンでの例文

1. “We need to invest more in business development to stay competitive.”
   
   →「競争力を保つために、事業開発にもっと投資する必要があります。」
   


2. “Our team focuses on software development for the healthcare sector.”
   
   →「私たちのチームはヘルスケア分野のソフトウェア開発に注力しています。」
   


3. “They're planning a new product development strategy for next year.”
   
   →「彼らは来年に向けた新製品開発戦略を計画しています。」

(3) 学術的な文脈での例文

1. “The development of cognitive abilities in early childhood is a major research topic.”
   
   →「幼児期における認知能力の発達は、主要な研究テーマです。」
   


2. “Urban development often influences local ecosystems.”
   
   →「都市開発はしばしば地域の生態系に影響を及ぼします。」
   


3. “She published a paper on the development of renewable energy technologies.”
   
   →「彼女は再生可能エネルギー技術の発展に関する論文を発表しました。」

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. growth（成長）
   
   
   
   • 人や組織、経済などが大きくなることを表す。
     
   
   
   • 例: “economic growth (経済成長)” は、スケールが大きくなることに焦点がある。
     
   
   


2. expansion（拡大）
   
   
   
   • 規模・範囲を広げること。
     
   
   
   • 例: “global expansion (世界的拡大)” は、物理的・数量的に広がるニュアンスが強い。
     
   
   


3. progress（進歩）
   
   
   
   • より高い水準に進むこと。
     
   
   
   • 例: “technical progress (技術的進歩)” は、質的な向上に重きを置く。
     
   
   


4. advancement（前進、進歩）
   
   
   
   • 個人のキャリアや組織が前へ進むイメージ。
     
   
   
   • 例: “career advancement (キャリアの前進)”
   
   

反意語

• decline（衰退）
  


• regression（退行）
  

これらは「発展・成長」とは反対に後戻りする、あるいは衰えるニュアンスを持ちます。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /dɪˈvɛləpmənt/
  


• アクセント: 二つ目の音節「vel」に強勢があります（de-VEL-op-ment）。
  


• アメリカ英語・イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「ディヴェロプメント」、イギリス英語では比較的 [dɪˈvɛləpmənt] の /ɛ/ の発音がはっきりする傾向があります。
  


• よくある間違い: /-p/ が抜けて「ディヴェロメント」のように発音してしまうことや、つづりを “developement” としてしまうミスに注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス
   
   
   
   • “developement” としてしまうことが多いので、正しく “development” と書きましょう。
     
   
   


2. 同音異義語との混同
   
   
   
   • “developing” (develop の -ing 形) と “development” は別の品詞です。
     
   
   


3. 試験での出題傾向
   
   
   
   • TOEIC や英検で「software development」「economic development」「under development」のような熟語として問われたり、文法問題で可算・不可算を区別する問題が出ることがあります。
   
   

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「develop（開発/発達）＋ment（結果や状態）」と分解すると、「開発・成長した状態」をイメージしやすくなります。
  


• スペルを覚えるコツ: “de-vel-op-ment” と区切って発音しながら書くと、真ん中の “op” を抜かさずに済みます。
  


• 「“Development” は “メン（ment）”で完成する」など、語尾を意識して覚えるとスペルミスを防げます。

学習者にとっては、日常会話から仕事、学術論文まで幅広いシーンで使われるため、必須の単語です。この単語を中心に関連語彙や表現も一緒に学習すると、さらに理解が深まるでしょう。