最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

or

接続詞

《等位接続詞》《選択を表し,語句・節を結んで》《肯定文・疑問文で》…または…,…か… / 《否定文で》…も…もない / 《命令的表現の後で》さもないと / 《前出の語を言い換えたり説明したりして》すなわち,言い換えれば

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解説

以下では、接続詞「or」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: or

品詞: 接続詞 (conjunction)

意味(英語): Used to connect different possibilities or choices; indicates an alternative.

意味(日本語): 「〜または〜」「〜か〜」「〜もしくは〜」などのように、複数の選択肢や代替を示すときに用いられる単語です。日常会話の中でも「はいか、いいえか」「これか、あれか」というように、選択をするときに頻繁に使われます。

活用形:


  • 接続詞「or」には、動詞のような活用形はありません。

他の品詞:


  • 厳密には「or」は接続詞としてのみ使われるため、名詞や動詞などの他の品詞としての形はありません。

  • ただし、数学や論理学の記号・用語として「OR(論理和)」という名詞的な扱いがされる場合もあります。

CEFRレベル: A1(超初心者)


  • 英文法を学ぶ最初の段階で出てくる非常に基本的な接続詞です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 「or」自体は短い単語で、はっきりした接頭語や接尾語、語幹の区切りがありません。

  • 「or」を使った関連表現や派生語としては、構文上「either ... or ...(〜か〜かいずれか)」や「or else(さもなければ)」などがあります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “either A or B”


    • 「AかBかいずれか」


  2. “this or that”


    • 「これかあれか」


  3. “yes or no”


    • 「はいかいいえか」


  4. “take it or leave it”


    • 「受け入れるかやめるか、どちらでもいい」


  5. “like it or not”


    • 「好きだろうと嫌いだろうと」


  6. “sooner or later”


    • 「遅かれ早かれ」


  7. “all or nothing”


    • 「全てか無か」


  8. “now or never”


    • 「今やるか、それを逃すか」


  9. “ready or not”


    • 「準備ができていようといまいと」


  10. “for better or worse”


    • 「良かれ悪しかれ」



3. 語源とニュアンス


  • 「or」は古英語の “oþþe” (oththe) に由来し、選択・二者択一を示す接続詞としての役割を長く担ってきました。

  • 歴史的に一貫して「いずれかを選ぶ」というニュアンスを持ち、現代英語でも選択肢を提示する基本的な接続詞です。

  • 口語・文章どちらでも使われる、非常にカジュアルな単語です。ただし、改まった文章でも当然使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的ポイント:


    • 接続詞として、語・句・節を「選択肢」として並列するときに使います。

    • “or” は可算・不可算などの区別は不要ですが、「or」の前後にくる名詞が単・複数どちらでも可能です。


  • 一般的な構文例:


    1. “A or B” → 二者択一の形 (Ex: “Coffee or tea?”)

    2. “either A or B” → AかBのどちらか一方 (Ex: “Either you apologize or you leave.”)

    3. “or else” → 「さもないと」 (Ex: “Finish your work, or else you’ll get in trouble.”)


  • フォーマル/カジュアルの差はほとんどありませんが、ビジネス文書などでも “or” は普通に使います。



5. 実例と例文

5.1 日常会話で使われる例文


  1. “Do you want pizza or pasta for dinner?”


    • 「夕飯はピザにする?それともパスタにする?」


  2. “Let’s watch a movie or play a board game tonight.”


    • 「今夜は映画を見るか、ボードゲームをしよう。」


  3. “Either walk or take the bus. It’s too far to drive.”


    • 「歩くかバスに乗るかどっちかにしなよ。運転するには遠すぎるから。」


5.2 ビジネスシーンで使われる例文


  1. “We can schedule the meeting on Friday or next Monday.”


    • 「会議は金曜か、来週の月曜のどちらかに入れましょう。」


  2. “Please check the report or contact me if you have any questions.”


    • 「もしご不明な点があれば、レポートを確認するか、私にご連絡ください。」


  3. “You can submit the proposal via email or through the company portal.”


    • 「提案書はメールか、社内ポータルを通じて提出いただけます。」


5.3 学術的・フォーマルな文脈で使われる例文


  1. “Participants were assigned to either the control group or the treatment group.”


    • 「被験者はコントロール群または実験群のどちらかに割り振られた。」


  2. “The hypothesis can be supported or refuted based on the experimental data.”


    • 「その仮説は実験データに基づいて支持されるか、反駁される可能性がある。」


  3. “Students may use printed sources or electronic media for their research.”


    • 「学生は研究のために印刷物または電子媒体を利用してよい。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    • “either” (形容詞/副詞的に「どちらか一方」)

    • 例: “You can choose either option.” → 「どちらか一方を選べます。」

    • 「or」と併せて “either ... or ...” として使われることが多いです。

    • “alternatively” (副詞)

    • 意味: 「代わりの方法として」

    • 主に接続副詞ですが、選択肢を示す表現です。


  • 反意語


    • “and”

    • 意味: 「〜と〜」(選択ではなく併記)

    • 例: “Coffee and tea.” → 「コーヒーと紅茶(両方)」

    • “nor”

    • 意味: 「〜でもなく〜でもない」(否定形の並列)

    • 例: “He didn’t answer the phone, nor did he reply to the email.” → 「彼は電話にも出ず、メールにも返信しなかった。」



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • アメリカ英語: /ɔr/ または /ɔːr/ (地域によって /oʊr/ に近くなることもあります)

    • イギリス英語: /ɔː/ (“r”がほとんど発音されない地域も多い)


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 短い単語のため明確な強勢はありませんが、文章中では前後の単語との流れで自然に発音されます。


  • よくある発音の間違い:


    • “or” を「アー」だけで済ませたり、逆に “and” と混同してしまったりすることに注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルは “or” の2文字のみでシンプルですが、文中で “of” や “for” と紛らわしくなることがあります。

  • “and” と “or” の使い分けを間違えると、意図が大きく変わるので注意が必要です。

  • 試験(TOEIC・英検など)での文法問題では、選択肢を繋ぐ接続詞として “or” と “and” を区別する、あるいは “nor” と混在させる問題が出ることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「O(オー)」と「R(アール)」の2文字 → “O” “R” の頭文字が「選択 (Option)」と「取り替え (Replacement)」を連想させると覚える人もいます。

  • 「◯か✕か」を思い出して、「or」は常にどちらかを選ぶ感じ、とイメージしてみてください。

  • 「or」は英語学習の初期段階(一番やさしいレベル)から登場し、非常によく使うため、短い文章を作って何度も音読すると自然に身につきます。


以上が、接続詞「or」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的な文章まで、さまざまな場面で頻繁に使われる非常に重要な単語ですので、ぜひマスターしてください。

意味のイメージ
or
意味(1)

《選択を表し,語句・節を結んで》《肯定文・疑問文で》…または…,…か…

意味(2)

《否定文で》…も…もない

意味(3)

《命令的表現の後で》さもないと

意味(4)

《前出の語を言い換えたり説明したりして》すなわち,言い換えれば

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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