最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

terrorist

名詞

テロリスト,暴力主義者,恐怖政治家

このボタンはなに?

昨日、警察は容疑者のテロリストを逮捕しました。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: terrorist

品詞: 名詞 (countable noun; 「可算名詞」)

意味(英語): A person who uses violence, intimidation, or terror for political or ideological purposes.

意味(日本語): 政治的・思想的目的のために、暴力や恐怖を利用する人のことです。ニュースなどで耳にする「テロリスト」とは、国や社会に対して不安や恐怖を与える行動を起こす人を指します。主に違法で極端な手段を用いて主張を通そうとする場合に使われます。


  • 活用形:


    • 単数形: terrorist

    • 複数形: terrorists


  • 他の品詞例:


    • 形容詞: terrorist(「テロリストの」「テロリストに関する」の意味で形容詞的に用いられることがあります。例: “a terrorist attack”)

    • 動詞形は直接 “terrorist” からは派生しませんが、関連動詞として “to terrorize” (恐怖を与える) があります。


  • CEFR レベルの目安: B2 (中上級)

    ニュース記事や政治関連の文章などを読むときに出てくる語で、中上級レベル以上の学習者がよく目にします。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • terror (恐怖) + -ist (〜の活動をする人・主義者を示す接尾辞)


  • 関連語・派生語:


    • terror (名詞): 恐怖

    • terrorize (動詞): 恐怖で脅す、 terror を与える

    • terrorism (名詞): テロリズム、テロ行為


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


    1. terrorist attack(テロ攻撃)

    2. terrorist group(テロ組織)

    3. terrorist threat(テロの脅威)

    4. terrorist act(テロ行為)

    5. suspected terrorist(テロ容疑者)

    6. apprehend a terrorist(テロリストを逮捕する)

    7. terrorist bombing(テロ爆破事件)

    8. domestic terrorist(国内テロリスト)

    9. terrorist cell(テロリストの小規模組織)

    10. combat terrorism(テロと戦う)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “terror” はラテン語で “恐怖” を意味する “terror” に由来します。フランス革命期(18世紀末)の恐怖政治 (Reign of Terror) などの歴史を背景に、政治的目的のために恐怖を利用する行為やその担い手を指す言葉に派生しました。


  • ニュアンス・使用時の注意:

    非常に重い意味合いを持つ言葉で、特に国際的ニュースや政治・社会問題の文脈で用いられます。カジュアルな場面で使うことはほぼなく、主にフォーマルまたは報道・政治的な文脈で使われます。感情的にも強い衝撃を与えやすい単語なので、安易に使うことは避けるべきです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “a terrorist” / “terrorists” として、単数・複数形が存在します。

  • 使用シーン: 主に報道、政治談話、社会学、国際ニュースなどフォーマルな文脈で提示されることが多いですが、ドラマや小説でも出てきます。

  • 一般的な構文例:


    • “A terrorist carried out an attack in the city.”

    • “They identified several terrorists involved in the plot.”


  • イディオムや構文上のポイント:

    “Terrorist” は単語そのものが特定のイディオムを形成するケースは少ないですが、しばしば “terrorist organization,” “terrorist activity,” “terrorist network” などと複合的に使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I saw a news report about a terrorist who was arrested yesterday.”

    (昨日逮捕されたテロリストについてのニュースを見たよ。)


  2. “People are worried about potential terrorist threats these days.”

    (最近、人々はテロの脅威を心配しているよ。)


  3. “It’s scary how even small groups can turn out to be terrorists.”

    (小さな集団でもテロリストになる可能性があるのは恐ろしいね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company updated its emergency protocols to prepare for any terrorist attack.”

    (当社ではテロ攻撃に備えて緊急対応マニュアルを改訂しました。)


  2. “Corporate travel guidelines now include information on terrorist hotspots.”

    (企業の出張ガイドラインには、現在テロの多発地帯に関する情報も含まれています。)


  3. “We must follow government regulations when reporting alleged terrorist activities.”

    (疑わしいテロリスト活動を報告する際は、政府の規定に従う必要があります。)


学術的・専門的な文脈の例文


  1. “Scholars discuss how terrorist groups use social media to recruit members.”

    (学者たちはテロ組織がソーシャルメディアをどのように使ってメンバーを勧誘しているかを論じています。)


  2. “The study examines the psychological factors that can lead an individual to become a terrorist.”

    (その研究は、ある人がテロリストになるに至る心理的要因を調査しています。)


  3. “Understanding the root causes of terrorism is crucial to preventing terrorist activities.”

    (テロの根本的な原因を理解することは、テロリストの活動を防ぐ上で極めて重要です。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. extremist(過激主義者)


      • 目的達成のために極端な思想や行動をとる人。必ずしもテロ行為を行うとは限りませんが、近いニュアンスを持ちます。


    2. insurgent(反乱者)


      • 政府や体制に対して武力などで反乱を起こす人。政治的背景は似ていますが、テロ行為と反乱は少し異なった行動形態を指します。



  • 反意語:


    1. peacemaker(平和をもたらす人)


      • 紛争や対立を平和的に解決しようとする人。テロリストとは逆の立場にあると言えます。


    2. pacifist(平和主義者)


      • 暴力を否定し、平和的手段を重んじる人。テロリストとは反対の理念を持っています。



  • 使い分け例:


    • “A terrorist” は実際に暴力行為を行う人を明確に指す言葉。

    • “An extremist” は思想的に極端な主義を持つが、行動の形態にテロや暴力が含まれるとは限らない。

    • “An insurgent” は反政府武装行動などを行う人で、必ずしも民間人を標的にするわけではありません。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈtɛr.ər.ɪst/ (アメリカ英語), /ˈter.ə.rɪst/ (イギリス英語)

  • 強勢の位置: 最初の音節 “ter-” にアクセントが置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: “テラーリスト” のように “r” が明確に発音される

    • イギリス英語: “テラリスト” のように “r” の後の母音がやや弱くなる


  • よくある発音の間違い:

    “tErrorist” のように “er” を過度に伸ばす発音になったり、アクセントの位置がずれると不自然に聞こえます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:

    “terrorist” の “double r” (r が2つ)と “-ist” の部分を混同して “terorist” のように書き間違えないようにしましょう。

  • 同音・類似語との区別:

    “terrOrist” と “terrOr” はスペリングが似ていますが、品詞や意味がまったく異なるので注意が必要です。

  • 試験対策:

    TOEICや英検などのニュース記事に関する長文読解や時事問題の作文・スピーチなどで出題される可能性があります。使い方だけでなく、関連表現や背景知識も理解しておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “terrorist” を覚えるときは、同じ語根 “terr- (恐怖)” を含む “terrify,” “terrible,” “terror” などと関連づけると、意味がイメージしやすくなります。

  • 語尾の “-ist” は「〜の活動をする人・信奉者」を表す接尾語で、 “artist” (芸術家) や “scientist” (科学者) のように「その分野・主張の担い手」を示すことを思い出すと覚えやすいでしょう。

  • 文字通り “terror (恐怖) + ist (〜する人)” と覚えるとスムーズです。


以上が名詞 “terrorist” の詳細解説です。政治ニュースや社会情勢のトピックの際によく使われ、強い否定的・危険なニュアンスを含む重要な単語ですが、扱いには注意が必要です。ぜひ関連する背景知識とともに理解を深めてみてください。

意味(1)

テロリスト,暴力主義者,恐怖政治家

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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