最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

refugee

名詞

(特に祖国からの)亡命者,逃亡者,難民

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解説

1. 基本情報と概要


  • 単語: refugee

  • 品詞: 名詞 (countable noun)

英語の意味:

「A person who has been forced to leave their country in order to escape war, persecution, or natural disaster.」

(戦争・迫害・天災等を逃れるために国を離れざるを得なかった人)

日本語の意味:

「難民」という意味です。自国や居住地での安全が脅かされ、やむを得ず他国や他の地域へ逃れた人たちを指します。政治的迫害や宗教的迫害、紛争などの状況で使われます。

活用形


  • 単数形: refugee

  • 複数形: refugees

他の品詞になった時の例


  • 「refuge」という名詞や動詞 (「避難」「保護する」) が存在しますが、「refuged」や「refugeeing」という形は一般的な用法ではありません。


    • 例: 「refuge (名詞) = 避難所、保護」

    • 例: 「seek refuge = 避難を求める」


CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

この単語はニュースや政治的な文脈でも比較的よく登場します。中級以上の学習者がニュースを読むときなどに理解しておく必要のある単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源的構造: 「refuge (避難所、逃げ場)」 + 「-ee (~される人、~する人)」


    • refuge: 「避難所」「保護」を意味する名詞。

    • -ee: もともとフランス語由来の接尾辞で、「~される人」を表すことが多い。たとえば「employee (雇われる人)」「trainee (訓練を受ける人)」など。


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. refugee camp(難民キャンプ)

  2. refugee crisis(難民危機)

  3. political refugee(政治的難民)

  4. economic refugee(経済難民)

  5. refugee status(難民認定地位)

  6. refugee resettlement(難民の再定住)

  7. refugee agency(難民支援機関)

  8. refugee influx(難民の流入)

  9. refugee protection(難民保護)

  10. grant asylum to a refugee(難民に庇護を認める)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「refugee」という単語はフランス語の「réfugié」に由来し、さらにラテン語の「refugium (避難所)」や「refugere (逃れる)」にさかのぼります。


  • 歴史的背景:


    • 国家間の争いや政治的な迫害などが激しかった時代から使われ、国際的な問題を語る際に頻出する言葉となりました。


  • ニュアンスや感情的響き:


    • 苦しい状況を余儀なくされている印象が強い単語です。国際支援や人道的危機などの話題では深刻な響きを伴います。


  • 使用時の注意点:


    • フォーマル・カジュアル両方で使われますが、ニュース記事や政治的議論など、ややフォーマルな文脈で目にすることが多いです。

    • 個人の境遇に配慮し、「refugee」という言葉を使うときは無神経にならないよう注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): a refugee / refugees


    • 例: “One refugee is seeking help.” / “Many refugees have fled the region.”


  • 一般的な構文例


    • “(主語) + be + recognized as a refugee.” (〜は難民として認定される)

    • “(主語) + flee (場所) as a refugee.” (〜が難民として(場所)を逃れる)


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな文章やニュースレポートで使われる頻度が高いです。

    • 会話でも現代の国際情勢を議論するときには普通に使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I read an article about refugees who arrived in our city yesterday.”

    (昨日、私たちの街に到着した難民についての記事を読んだよ。)

  2. “My friend volunteers at the local refugee center.”

    (私の友人は地元の難民センターでボランティアをしています。)

  3. “They are collecting donations for refugee families.”

    (彼らは難民家族のために寄付金を集めています。)

ビジネスでの例文


  1. “Our company is partnering with a nonprofit organization to support refugee employment programs.”

    (当社は難民の雇用支援プログラムをサポートするため、非営利団体と提携しています。)

  2. “We hosted a job fair specifically for refugees and asylum seekers.”

    (私たちは難民や亡命希望者向けの就職フェアを開催しました。)

  3. “Government grants for refugee integration have significantly increased.”

    (難民の社会統合のための政府助成金が大幅に増えています。)

学術的な文脈での例文


  1. “Recent studies focus on the psychological impact of displacement on refugees.”

    (最近の研究は、難民への強制移動が精神面に与える影響に焦点を当てています。)

  2. “Policy analysts examine the long-term economic contribution of refugees to host societies.”

    (政策アナリストは、受入社会における難民の長期的な経済的貢献を調査しています。)

  3. “The legal framework for refugee protection has evolved over the past decades.”

    (難民保護に関する法的枠組みは、ここ数十年で変化を遂げてきました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. asylum seeker(亡命希望者)


      • 本国で迫害される恐れがあると主張し、庇護を求める段階の人。「refugee」は難民認定を受けた者を指す場合もあるため、微妙に異なる。


    2. displaced person(国内外で移動を余儀なくされた人)


      • 「難民」とほぼ同じ文脈で使われるが、必ずしも国境を越えたわけではない。


    3. evacuee(避難者)


      • 災害や緊急事態などで一時的に退去を余儀なくされた人を指す。国境を越えるとは限らない。



  • 反意語


    • 直接的な反意語はあまりありませんが、強いて言えば“native resident”や“citizen”のように、自国に安全に生活している人を対比的に扱う場合があります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • 米英共通: /ˌrɛf.juˈdʒiː/ または /ˌrɛf.jʊˈdʒiː/


  • アクセント (stress)


    • 第3音節の「-gee」にアクセントがきます。“re-fu-GEE”


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 大きな違いはありませんが、イギリス英語では /ju/ がやや強めに発音される場合が多いです。


  • よくある発音ミス


    • 最後を「-ji」と短く発音してしまったり、アクセントを間違えるケースがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “refugee”の最後の「-ee」を「-ie」と書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、「refuge (避難所)」との混同に注意する必要があります。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでも「世界情勢」や「時事問題」で出題される可能性があります。紛争地帯や国際問題の文章で見られることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント:


    • 「refuge (避難所) + -ee (~される人)」→「避難所を必要とする人」→「難民」

    • 「Refu*gee*」→ 「逃げる(flee)人」「避難している人」というイメージでリンクすると覚えやすい。


  • 勉強テクニック:


    • 実際のニュース記事やドキュメンタリー番組で「refugee」という単語を目にするときに、社会的な文脈ごと覚えると定着しやすいです。

    • 関連する単語(asylum, displacement, crisisなど)と一緒に学習すると理解が深まります。



以上が「refugee」の詳細解説です。ニュースやドキュメンタリーなどを観る際には必ずと言っていいほど目にする機会があるため、ぜひ覚えておいてください。

意味のイメージ
refugee
意味(1)

(特に祖国からの)亡命者,逃亡者,難民

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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