最終更新日:2025/12/01
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

quantity

名詞

〈U〉量 / 〈C〉《...の》量,数,額,高 《of ...》 / 〈C〉多量,多数 / 〈C〉(数学で)量,数量

このボタンはなに?

彼女はスーパーマーケットで大量のリンゴを買いました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英語: quantity

日本語: 量、数量

「quantity」は、「あるものの量や数の多さ」を表すために使われる名詞です。たとえば「何かの量」や「どれくらいの分量」のように、対象がどのくらいあるのかを示すときに使われます。日常会話やビジネス、学術的な文脈など幅広いシーンで、「量」について述べたいときに使う便利な単語です。


  • 品詞: 名詞 (countable: a quantity / many quantities)

  • 活用形: 単数: quantity / 複数: quantities

他の品詞形


  • quantify (動詞): 〜の量を定量化する

  • quantitative (形容詞): 量的な, 定量的な

  • quantitatively (副詞): 定量的に

CEFR レベルの目安


  • B1(中級): 「量」や「数」の概念を比較的しっかり表す必要があるため、基礎的な英語学習を終えた中級レベル以降で頻繁に扱われる語だと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: *quant*

    ラテン語の “quantus”(どれくらい)に由来して、量や大きさを表すニュアンスがあります。

  • 接尾語: *-ity*

    名詞化を表す一般的な接尾語。形容詞や動詞などから名詞をつくり出すはたらきがあります。

関連する派生語


  • quantify: (動) 〜を数値化する、量を示す

  • quantitative: (形) 量の観点から見た

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. large quantity → 大量

  2. small quantity → 少量

  3. sufficient quantity → 十分な量

  4. limited quantity → 限られた量

  5. a quantity of data → 大量のデータ

  6. in great quantities → 大量に

  7. vast quantities (of ...) → 膨大な量(の...)

  8. express the quantity → 量を示す

  9. measure quantity → 量を測定する

  10. bulk quantity → 大口の量、大量購入の際など


3. 語源とニュアンス


  • 語源

    ラテン語 “quantus”=「どれくらい大きいか」に由来するとされます。中世フランス語 “quantité”が英語に入ったといわれています。


  • ニュアンス・使用時の注意点


    • 主に「量の多さ」自体を客観的に述べるときに使われ、感情的なニュアンスは比較的少ないです。

    • ビジネスや学術的シーンで「数量の正確さ」を表すために用いられたりしますが、カジュアルに「たくさんある/ほとんどない」のような表現にも使いやすいです。

    • 書き言葉・口頭どちらでも用いられる比較的フォーマル寄りの単語ですが、日常会話でも十分に通じます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable)

    通常は可算名詞として、a quantity of + 【不可算名詞や可算名詞】で用いられます。複数形も “quantities” で使います。


  • 一般的な構文例


    • a (large/small) quantity of + 名詞

    • the quantity of + 名詞

    • in + 形容詞 + quantities (例: in large quantities)


  • フォーマル/カジュアル


    • フォーマル: ビジネス文書や学術論文でも使われる

    • カジュアル: 口頭でも「量が多い/少ないよね」というときに “large/small quantity” と使う



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “We need a small quantity of milk for this recipe.”

    (このレシピには少しの量の牛乳が必要だよ。)


  2. “There’s a huge quantity of leaves in the yard after the storm.”

    (嵐の後、庭に大量の落ち葉があるよ。)


  3. “Could you check the quantity of sugar left in the jar?”

    (瓶の中にどのくらい砂糖が残っているか確認してくれる?)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We should place an order for a larger quantity of raw materials.”

    (より多くの原材料を発注すべきです。)


  2. “The invoice contains a breakdown of each product’s quantity and price.”

    (請求書には各製品の数量と価格の内訳が記載されています。)


  3. “To get a discount, we have to purchase in bulk quantities.”

    (割引を受けるためには、大量購入が必要です。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers need to quantify the exact quantity of chemical used.”

    (研究者は使用した化学物質の正確な量を定量化する必要があります。)


  2. “The study focuses on the effect of large quantities of data on machine learning models.”

    (その研究は、大量のデータが機械学習モデルに及ぼす影響に焦点を当てています。)


  3. “A precise measurement of the substance’s quantity is crucial for accurate results.”

    (正確な結果を得るには、その物質の量を正確に測定することが極めて重要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. amount(量, 金額)


    • 比較的小さめの「量」についても広く使われる。


  2. volume(体積, ボリューム)


    • どちらかというと立体的な「容積」や「大量さ」を表すときに使われる。


  3. measure(測定した量)


    • ある特定の測定による量や大きさを強調。


  4. total(合計, 総計)


    • 合計値を強調。


  5. extent(範囲, 程度)


    • 量の多さというより「範囲・程度」を指すときに使われる。


反意語 (Antonym)


  • 質の対立概念としてしばしば挙げられるのが「quality(質)」ですが、文脈によっては反意語というより対比される用法です。純粋な数や量に対する概念として「zero(ゼロ)」や「lack(不足)」も文脈上の反意語として使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ˈkwɑːn.t̬ə.t̬i/

  • IPA (イギリス英語): /ˈkwɒn.tɪ.ti/

それぞれ最初の “quan-” 部分にストレス(アクセント)が置かれます。


  • アメリカ英語では “kwɑːn” とやや長めの発音。

  • イギリス英語では “kwɒn” と口をやや丸める音。

よくある間違いとしては、「quan*tity」のティの部分が曖昧に発音されたり、「kwana*tity」のように聞こえてしまったりする場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “quantaty” “quantitty” などスペルを間違いやすいので注意してください。

  • 同音異義語との混同: 同じ発音で意味が異なる語はありませんが、見た目が似ている “quality(質)” との混同に気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEIC や英検では商品の数量や統計データを扱うパッセージでよく登場します。グラフや表など定量的な情報を説明する問題で見かける機会が多いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「量 = quant」 の印象で。“quant” は「いくらか?」のイメージがあり、「量を測る」「どれくらい」を聞かれたら “quantity” が頭に浮かぶようにすると覚えやすいです。

  • 「quant*ity*」なんだと、「quan-ti-ty」と音節ごとに区切って覚えるとスペルミスを減らせます。

  • 「quality」と「quantity」の綴りの違いに注目して、Q-u-a-l / Q-u-a-nの違いに注意することで、単語ペアとして一緒に覚えるのもおすすめです。

以上が quantity の詳細解説です。学習や実践に役立ててみてください。

意味のイメージ
quantity
意味(1)

〈U〉

意味(2)

〈C〉(…の),数,額,高《+of+

意味(3)

〈C〉多量,多数

意味(4)

〈C〉(数学で)量,数量

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★