最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

personality

名詞

〈C〉〈U〉(他人と区別する)個性, 性格 / 人格 / 〈C〉(特にある方面での)著名人,有名人

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彼女は素晴らしい性格を持っています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: personality

品詞: 名詞 (noun)

活用形:


  • 単数形: personality

  • 複数形: personalities

意味 (英語):

“The combination of characteristics or qualities that form an individual’s distinctive character.”

意味 (日本語):

「人の性格や個性、魅力など、その人ならではの特徴や傾向のことです。たとえば、社交的で明るい、内向的でおとなしい、頑固でマイペース、などのように人が持つ特有の性格的特徴を表わします。」

「“personality” は、人の性格的要素や個性、言動の特色について語るときによく使われる単語です。心理学的な文脈から、日常会話や自己PRまで、幅広く使われます。」

他の品詞形:


  • 形容詞: personal (個人的な)

  • 副詞: personally (個人的には)

  • 動詞: personify (人格化する) など

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2レベル: 日常会話をスムーズにこなせる人が、より抽象的な話題や専門的な内容について話すときに理解できるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • person(人)

  • -al(形容詞化の接尾語)

  • -ity(名詞化の接尾語)

“person” がもとになり、「個人に関する/個人的な」を意味する “personal” に接尾語 “-ity” が付いて「個人的な特徴の総体」というイメージがあると考えられます。

関連・派生語


  • persona(ペルソナ、仮面、個人の内面像)

  • personal(個人的な)

  • impersonal(非個人的な)

  • personify(人格化する)

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. strong personality(強い個性)

  2. outgoing personality(社交的な性格)

  3. warm personality(温かい人柄)

  4. magnetic personality(人を惹きつける魅力的な性格)

  5. distinct personality(はっきりとした個性)

  6. personality trait(性格特性)

  7. personality development(人格の発達 / 性格形成)

  8. personality clash(性格の衝突)

  9. TV personality(テレビタレント)

  10. personality test(性格診断テスト)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の「persona(仮面、役、登場人物)」がもととなり、古フランス語や中世英語を経て「人の特徴や性質」を表すようになりました。もともとは舞台で仮面を被って役を演じることに由来し、「表に出る人の個性や特色」というニュアンスが含まれています。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 「性格・個性」だけでなく、「有名人」という意味合いでも使われる(例:a TV personality)。

  • 非常にカジュアルな日常会話から、心理学や自己啓発などフォーマルな場面でも登場する単語です。

カジュアルかフォーマルかにかかわらず広く使われますが、人の評価や描写に使うため、ときに主観が入ることに注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞か不可算名詞か

    多くの場合は「U(不可算)」のように扱われることが多いですが、文脈によっては「C(可算)」として使われることもあります。たとえば、“He has a strong personality.”(彼は強い個性を持っている)では不可算的に使われる一方で、“He’s a well-known TV personality.”(彼は有名なテレビタレントだ)では特定の人を指すため可算扱いになります。


  • 一般的な構文例


    • have + (形容詞) + personality

    • show one’s personality

    • develop one’s personality


  • イディオム的表現は少なめ

    personality自体はあまりイディオムを構成しませんが、「personality clash」など一部固有の言い方があります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “She has such a warm personality that everyone feels comfortable around her.”

    「彼女はとても温かい人柄で、皆がそばにいると落ち着くんです。」


  2. “His outgoing personality makes him the life of the party.”

    「彼は社交的な性格なので、パーティの盛り上げ役なんですよ。」


  3. “You can see her real personality when she talks about her hobbies.”

    「趣味について話しているときに、彼女の本当の性格がよくわかるよ。」


ビジネスの場面(3つ)


  1. “Our company values employees’ diversity in personality and background.”

    「当社では、従業員の多様な性格や背景を重視しています。」


  2. “It’s important to adapt your communication style to each client’s personality.”

    「顧客それぞれの性格に合わせたコミュニケーションスタイルを取ることが大切です。」


  3. “His strong personality can be an asset in negotiations, but it may intimidate some coworkers.”

    「彼の強い個性は交渉では強みになる一方、同僚を委縮させるかもしれません。」


学術的な文脈(3つ)


  1. “Recent studies suggest that personality traits are influenced by both genetics and environment.”

    「最新の研究では、性格特性は遺伝と環境の両方から影響を受けると示唆されています。」


  2. “In psychology, personality is often measured by standardized tests such as the Big Five Inventory.”

    「心理学において、人の性格はビッグファイブテストなどの標準化されたテストで測定されることが多いです。」


  3. “Researchers debate the extent to which personality remains stable over a lifetime.”

    「研究者たちは、性格が生涯を通じてどれほど安定しているかについて議論しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. character(性格・特徴)


    • 「人の内面的な性質」を強調。

    • 例: “He has a complex character.”(彼には複雑な性格がある。)


  2. temperament(気質・気性)


    • 生まれ持った気質や傾向に焦点を当てる。

    • 例: “Her temperament is calm and patient.”(彼女の気質は落ち着いていて我慢強い。)


  3. nature(本質・性質)


    • 物事や人の生まれつきの性質を示す。

    • 例: “It’s in his nature to be generous.”(彼には気前が良いという性質がある。)


  4. disposition(性格・気質)


    • かなりフォーマルで、ひとを評価するときに使う。

    • 例: “She has a sunny disposition.”(彼女は明るい性格だ。)


  5. identity(自我・アイデンティティ)


    • 「主体性・自己存在の定義」の意味合いが強く、より深い概念。

    • 例: “He struggled with his identity in his teenage years.”(彼は10代で自己の存在について葛藤した。)


反意語


  • impersonality(人間味のないこと、非個性)


    • 集団的・機械的で個性がない状態を指す。あまり日常的には使われないが概念としては対照的。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˌpɝːsəˈnæləti/

  • イギリス英語: /ˌpɜːsəˈnælɪti/

強勢(アクセント): 「‐nal‐」の部分にアクセントがあります。「per-so-NAL-i-ty」のように、「NAL」の音をはっきり強めに発音します。

よくある間違い:


  • l と r の発音を混同しやすい

  • “personality” の “a” の部分を曖昧にしてしまう

  • 多音節語なので、アクセントがずれると聞き取りにくくなる


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “personality” の中の “-ality” を “-ality” ではなく “-ability” と書いてしまうミスが起こりがち。

  • 同音異義語: とくに似た発音の語はありませんが、“personal” と書き間違えるなどスペルの混同は注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで出題される場合、「個性や性格」以外にも「有名人(テレビパーソナリティ)」という文脈で登場することがあります。また、派生語 “personalize,” “personnel” などとの区別も出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “persona”=「仮面(舞台の面)」のイメージ

    もともと「仮面」を被って演じる「役割」を指す言葉がルーツなので、「その人が“表に見せている性格や個性”」という連想で覚えると良いです。


  • スペルのコツ

    “person” + “-al” + “-ity” と分解して、「人」「形容詞化」「名詞化」と段階的にイメージすると覚えやすいです。


  • 勉強テクニック

    性格を表す形容詞 (outgoing, shy, stubborn, friendly) と組み合わせてフレーズを作りながら覚えると実用的です。



「personality」は日常会話でもビジネスでも学術分野でも広く使える便利な単語です。人の性格を豊かに描写するときにぜひ活用してください。

意味のイメージ
personality
意味(1)

〈C〉〈U〉(他人と区別する)個性,性格

意味(2)

〈U〉〈C〉人格,人柄,風格

意味(3)

〈C〉(特にある方面での)著名人,有名人

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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