最終更新日:2025/12/03
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

initial

名詞

(語の)最初の文字 / 《複数形で》(姓名の)かしら文字,イニシャル

このボタンはなに?

恋人たちは自分たちの頭文字をかしの木に刻んだ。

このボタンはなに?
解説

名詞“initial”の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: initial

品詞: 名詞(ほかに形容詞・動詞として使われる場合もあります)

意味(英語): The first letter of a name or word

意味(日本語): 名前や単語の最初の文字を指します

「initial」は、名前や語の“最初の文字”を指す場面で使われる名詞です。たとえば、人名を省略するときに「Martin Luther King Jr.」を「M. L. K.」と表記するような場合、各文字(M, L, K)が“initial”となります。比較的フォーマルでもカジュアルでも使える単語です。

活用形


  • 通常、可算名詞として単数形「an initial」、複数形「initials」として使うことが多いです。

他の品詞としての例


  • 形容詞: “initial” = “初めの”、“最初の”


    • 例: “initial plan”(初期の計画)


  • 動詞: “to initial” = “(文書などに) 頭文字や略署名をする”


    • 例: “Please initial each page of this contract.”(契約書の各ページにイニシャルを書いてください)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

B2: 中上級レベルの単語であり、日常会話からビジネス文章まで幅広く使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “init-” (ラテン語の “initium” = “beginning, start” が由来)

  • 接頭語/接尾語: 特に顕著な接頭語・接尾語は含まれませんが、関連語として動詞 “initiate” (始める) は同じ語幹を持ちます。

関連語や類縁語


  • initial (形容詞): “最初の”

  • initiate (動詞): “始める”、“着手する”

  • initiative (名詞): “主導権”、“自主性”、“新しい取り組み”

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “sign with your initials”

    – (イニシャルで署名する)

  2. “put your initials on it”

    – (それにイニシャルを書き入れる)

  3. “name and initials”

    – (名前とイニシャル)

  4. “capital initials”

    – (大文字のイニシャル)

  5. “the initials stand for…”

    – (これらのイニシャルは...を表す)

  6. “embroidered initials”

    – (刺繍されたイニシャル)

  7. “initials on official documents”

    – (公的書類に書くイニシャル)

  8. “company initials”

    – (会社名の頭文字)

  9. “initial of one’s middle name”

    – (ミドルネームのイニシャル)

  10. “authorize with initials”

    – (イニシャルで承認する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “initium”(始まり)から派生し、中世フランス語などを経て英語に取り入れられました。

  • 歴史的な使われ方: 中世においては書簡や手紙の余白などに署名の略としてイニシャルを書く風習があり、その名残で現代でも書類等に略署名をする習慣が見られます。

  • ニュアンス・使用時の注意: 名詞の “initial” は日常でも公的文書でも幅広く使えます。ビジネスシーンではきちんとした書類や契約書でしばしば登場します。文章でも口語でも比較的自然に使われる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「an initial」「the initials」のように a/the を伴うのが一般的です。

  • 構文上の注意:


    • “My initials are ML.”(私のイニシャルは M.L. です)

    • “Please write your initials in the corner.”(隅にイニシャルを書いてください)


  • イディオム的用法:


    • 特に決まったイディオムはありませんが、「to initial something」という動詞形表現(書面にイニシャルを記入して署名の代わりとする)はよく使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3例)


  1. “Could you please tell me what your initials are?”


    • (あなたのイニシャルを教えてくれますか?)


  2. “I always write my initials on my notebooks to keep track of them.”


    • (ノートには自分のイニシャルをいつも書いて、管理しています。)


  3. “The bag looks identical to mine, but I marked my initials on the tag.”


    • (そのバッグは私のとそっくりだけど、タグにイニシャルを書いておいたからわかるんだ。)


ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “Please place your initials at the bottom of each page of the contract.”


    • (契約書の各ページの下部にイニシャルを記入してください。)


  2. “We usually use the company’s initials when labeling our documents.”


    • (会社のイニシャルを使って書類のラベリングをするのが普通です。)


  3. “Could you confirm that all documents have been initialed by our supervisor?”


    • (全ての書類に上司のイニシャルが押されているか確認してもらえますか?)


学術的な文脈での例文 (3例)


  1. “When citing multiple authors, often the initials of each author are used.”


    • (複数の著者を引用するときは、しばしば各著者のイニシャルが使われます。)


  2. “In this study, participants were identified only by their initials to maintain confidentiality.”


    • (本研究では、守秘義務を守るために参加者はイニシャル表記のみにしました。)


  3. “Authors’ initials are listed in reference entries to avoid confusion with others of the same surname.”


    • (同姓の著者との混同を避けるため、参考文献の項目には著者のイニシャルも記載します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “monogram” (モノグラム)


    • 個人のイニシャルなどを組み合わせた装飾文字。装飾的なイメージが強い。


  2. “abbreviation” (略語)


    • イニシャルを含む短縮形全般を指し、頭文字だけでなく短縮された形を含みます。


  3. “acronym” (頭字語)


    • 複数の単語の頭文字をつなげた略語(NASA, UNESCO など)。 “initial” はそれぞれの頭文字ですが、“acronym” はそれで作った単語を指します。


反意語


  • 意味上の直接の反意語は存在しませんが、“full name”(フルネーム)や “full spelling”(省略せず書く)と対比されることが多いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪˈnɪʃəl/

  • アクセントの位置: 第2音節 “-ni-” に強勢があります (“i-NI-shəl”)。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ɪˈnɪʃ(ə)l/、イギリス英語では /ɪˈnɪʃəl/ と、発音上少しだけ母音の長さや口の開き方が異なることがあります。

  • よくある発音ミス: “-ti-” とか “-shi-” の部分を誤って強く読みすぎたり、語末の “-al” を /əl/ ではなく /al/ のように発音してしまうことがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “initial” の i の数を間違えることが多いです。特に「inital」とする誤りがあります。

  • 同音異義語: 大きない同音異義語はありませんが、形容詞の “initial” と混同して文法的に誤用することがあるので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検などで書類上の略記や契約書関連用語で問われる場合があります。ライティングでは「Please initial…」という指示文が出題されることもあるので、この用法を覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすいイメージ: “初めの一歩” → “initial step” の感覚で「何かのスタートとなる文字」と結びつけると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: i-n-i-t-i-a-l と i が 3 回出てくること、真ん中の “ti” の位置を間違えないようにリズム感で覚えると良いでしょう。

  • “イニシャル”というカタカナ語とも直結するので、日本語との共通点から連想すると記憶に残りやすいです。


以上が名詞“initial”の詳細な解説です。名前や語の“最初の文字”というシンプルなイメージを、大切に覚えておきましょう。

意味のイメージ
initial
意味(1)

(語の)最初の文字

意味(2)

《複数形で》(姓名の)かしら文字,イニシャル

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★