最終更新日:2025/12/10
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元となった辞書の項目

graduate

IPA(発音記号)
名詞

卒業生

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解説

1. 基本情報と概要

単語: graduate

品詞: 名詞 (「卒業生」「学士取得者・修了者」の意味など)


  • 英語での意味: a person who has successfully completed a course of study or training, especially a person who has been awarded an undergraduate or higher academic degree.

  • 日本語での意味: 卒業生、大学を卒業した人、修了者など。


    • 大学や専門課程などを修了した人を指し、「学士取得者」としてのニュアンスも含まれます。主に「卒業して学位を得た人」という意味合いで使われます。


活用形


  • 名詞としては、複数形は “graduates” (グラジュエイツ)。

  • 動詞としては “graduate (from) …” 「…を卒業する」の形で使われます。

  • 形容詞形としては “graduate” を修飾的に用いる例 (“graduate program” など) があります。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2: 日常会話をかなりスムーズに行えるレベル。一定の専門的内容にも対応できる。学術領域では頻繁に使われる語。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • grad(語幹): ラテン語の「段階・ステップ (gradus)」に由来

  • -ate(接尾語): ラテン語由来の動詞・名詞化接尾語がもとになった形

関連語や派生語


  • graduate (v.): 卒業する

  • graduation (n.): 卒業、卒業式

  • undergraduate (n.): 学部生(まだ学士を取得していない学生)

  • postgraduate (n.): 大学院生(学士号取得後、修士や博士の課程に進む人)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. recent graduate → 最近の卒業生

  2. college graduate → 大学卒業生

  3. high school graduate → 高校卒業生

  4. graduate school → 大学院

  5. graduate degree → 大学院の学位

  6. fresh graduate → 新卒 (就職活動で使われる)

  7. graduate class → 大学院課程のクラス

  8. successful graduate → 成功を収めた卒業生

  9. proud graduate → 誇りに思っている卒業生

  10. outstanding graduate → 傑出した卒業生


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “gradus”(ステップ、段階)から派生した “graduatus” が英語に取り入れられて “graduate” となりました。学位取得を「一段上に進む」というイメージから来ています。

ニュアンスや使用上の注意


  • 「卒業生」と書くときは比較的フォーマル・カジュアルどちらでも使えます。

  • アメリカ英語では「学士を取得した人」、イギリス英語では「大学などのコースを修了した人全般」を指すニュアンスが強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “a graduate” / “two graduates” というように数えられます。

  • 他の用法との混同: 同じスペルで動詞として “to graduate (from…)” という形もあるため区別が必要です。

一般的な構文・イディオム例


  • “He is a college graduate.” 「彼は大学の卒業生だ。」

  • “graduate school” は大学院を指す表現。

  • “graduate studies” や “graduate program” も大学院レベルの研究や課程を表します。

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • 一般に “graduate” という語自体は形式ばらず、日常会話でも学術的文脈でも使われます。論文やレジュメ(履歴書)などでも好まれる表現です。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “My sister is a recent graduate, and she’s looking for a job.”

    (私の妹は最近卒業したばかりで、就職活動をしているの。)

  2. “I met an old high school graduate friend at the mall yesterday.”

    (昨日ショッピングモールで高校の卒業生仲間に会ったんだ。)

  3. “Are you a college graduate or still studying?”

    (大学はすでに卒業していますか、それともまだ在学中ですか?)

ビジネス


  1. “We’re looking to hire a fresh graduate with strong communication skills.”

    (コミュニケーション能力が高い新卒を採用したいと考えています。)

  2. “Our company offers internship programs for graduate students.”

    (当社では大学院生向けのインターンシップ制度を推進しています。)

  3. “He’s a graduate of a prestigious university and has extensive research experience.”

    (彼は名門大学の卒業生で、研究経験が豊富です。)

学術的文脈


  1. “The conference will have a separate session for graduate students to present their research.”

    (この学会では、大学院生が研究発表を行うセッションが別途設けられています。)

  2. “Graduate programs often require a thesis or dissertation before awarding a degree.”

    (大学院のプログラムでは、学位授与の前に論文の提出が求められることが多いです。)

  3. “Many graduate researchers focus on specialized areas of study.”

    (多くの大学院研究者は専門分野に特化した研究に取り組みます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “alumnus/alumna” (アラムナス/アラムナ)


    • 日本語訳: 卒業生(性別によって使い分けるラテン語起源の語)

    • ニュアンス: よりフォーマルで、「同窓生」の意もあります。


  2. “postgraduate” (大学院生)


    • 日本語訳: 大学院生

    • ニュアンス: 主にイギリス英語で大学院生を指す。アメリカ英語では“graduate student”とほぼ同義。


  3. “degree holder” (学位取得者)


    • 日本語訳: 学位取得者

    • ニュアンス: すでに学位を取得した人ならどの段階でも使える表現。


反意語


  • “undergraduate” (学部生)


    • 日本語訳: まだ学士を取得していない学生

    • ニュアンス: 「卒業をまだしていない」という意味で“graduate”の反対。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈɡrædʒuˌeɪt/

  • イギリス英語: /ˈɡrædʒuət/ または /ˈɡrædʒuˌeɪt/

強勢の位置


  • 最初の “gra-” に強勢が置かれます (GRAD-u-ate)。

  • アメリカ英語では語尾の “-ate” の部分がはっきり発音されやすいですが、イギリス英語ではそこが少し短くなる傾向があります。

よくある発音の間違い


  • 語尾を誤って「グラジュエット」と伸ばしすぎる場合がありますが、アメリカ英語では “-ate” 部分が “エイト” に近い音、イギリス英語では “イット” に近い音になるイメージを持つとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “gradate” などと書いてしまうミスがあるので注意。

  • 動詞と名詞を混同: 文脈に応じて “He is a graduate.”(名詞) と “He will graduate.”(動詞) の使い分けをしっかり区別する。

  • 同音異義語との混同: “graduate” に同音異義語はほぼありませんが、“undergraduate” との意味差を混同しがちなので注意。

  • 試験での出題傾向: TOEIC、英検などでも “graduate from college” や “graduate student” のように名詞・動詞で頻出するため、文型やコロケーションをおさえておくと良い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “grad” = 「段階(step)」というラテン語が由来。「次のステップに進む人」というイメージで覚えるとよい。

  • スペルで “grad-u-ate” と “u” を入れることで、「あなた (you) が次のステップに行く」イメージにもつなげられます。

  • 「卒業する (動詞)」と「卒業生 (名詞)」が同じ綴りのため、シーンごとの使い分けを意識すると混同しにくくなるでしょう。

以上が名詞 “graduate” の詳細な解説です。学位取得や新たなステップを表す単語として、フォーマルでもカジュアルでも頻繁に使われるので、ぜひ覚えて活用してください。

意味のイメージ
graduate
意味(1)

卒業生

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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