元となった辞書の項目
high-tech
解説
1. 基本情報と概要
単語: high-tech
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): using or involving advanced technological methods or equipment
意味(日本語): 「高度な技術を使用した」「先端技術を使った」という意味です。先進的な機械や装置、システムに対して使われる形容詞で、最先端の技術を使っているニュアンスがあります。
- 「high-tech」は、「高度・先端技術を活用している」というニュアンスを持っており、コンピューター技術やエレクトロニクスなどの分野で使われることが多いです。
活用形: 形容詞のため、通常は比較級・最上級の形をとりませんが、口語では「more high-tech」「most high-tech」と言うこともあります。主に「very high-tech」など強調して使われることも多いです。
他の品詞形: 「high tech」という名詞的表現もありますが、多くは形容詞として使います。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2: 日常会話やビジネスなど、より広いトピックで自分の意見を伝えられるレベル。技術的なトピックにもある程度対応できる段階。
2. 語構成と詳細な意味
- 構成: 「high (高度な)」 + 「tech (technologyの略)」
- 接頭語や接尾語というよりは、単語「high」と名詞「tech(technology)」が複合して形容詞化しています。
関連・派生表現
- hi-tech: 「high-tech」の略記。広告やカジュアルな文脈でよく使われる表記です。
- low-tech: 反対の意味で、「低い技術の」という表現。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- high-tech gadget(ハイテク機器)
- high-tech company(ハイテク企業)
- high-tech industry(ハイテク産業)
- high-tech equipment(ハイテク装置)
- high-tech approach(ハイテクな手法)
- high-tech solution(ハイテクな解決策)
- high-tech facility(ハイテクな施設)
- high-tech product(ハイテク製品)
- high-tech sector(ハイテク分野)
- high-tech development(ハイテクな開発)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「high technology(高度な技術)」を略して生まれた表現です。
- 歴史的背景: 20世紀後半の急速な技術発展の時代に「high-technology」や「hi-tech」として広まったと言われています。
- ニュアンス・注意点:
- 「最先端」「未来的」などをイメージさせるポジティブなニュアンス。
- 最新機器や最新技術による先端的なイメージを強調したいときに使われます。
- カジュアル・フォーマルどちらでも使用可能ですが、専門技術の話題になるとよりフォーマルに聞こえる傾向があります。
- 「最先端」「未来的」などをイメージさせるポジティブなニュアンス。
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 形容詞として、名詞を修飾します。
- 例: high-tech devices, high-tech solutions, etc.
- 例: high-tech devices, high-tech solutions, etc.
- 文法上のポイント:
- 「very high-tech」などで強調する場合、「very」を前に置くのが一般的です。
- 「比較級や最上級」は口語レベルで使うことはありますが、文法書では正式な形とはされません。
- 「very high-tech」などで強調する場合、「very」を前に置くのが一般的です。
使用シーン:
- フォーマル: 技術系プレゼン、新聞記事、ビジネス文書
- カジュアル: 日常会話でガジェットや製品を説明するときなど
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I just bought a high-tech coffee machine that can make dozens of drinks.”
(新しいハイテクなコーヒーマシンを買ったんだ。いろんな種類の飲み物が作れるんだよ。) - “My neighbor has a high-tech security system installed at home.”
(隣の家はハイテクなセキュリティシステムが導入されているよ。) - “This smartphone is so high-tech that I still don’t know all its functions.”
(このスマホはすごくハイテクで、まだ全機能を把握しきれていないよ。)
(2) ビジネスでの例文
- “Our company specializes in high-tech solutions for data processing.”
(当社はデータ処理向けのハイテクなソリューションを専門としています。) - “We’re looking to invest in high-tech startups with promising innovation.”
(有望なイノベーションを持つハイテク系スタートアップに投資したいと考えています。) - “The new factory will be equipped with high-tech machinery to increase efficiency.”
(新工場には効率を高めるためにハイテク機械を導入する予定です。)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “High-tech medical devices have significantly improved patient outcomes.”
(ハイテク医療機器は患者の治療成績を大幅に向上させました。) - “Many high-tech industries rely on AI-driven data analytics.”
(多くのハイテク産業はAIを活用したデータ分析に依存しています。) - “The high-tech laboratory is equipped to conduct cutting-edge research.”
(そのハイテクラボは最先端研究を行うための設備が整っています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- cutting-edge(最先端の)
- より革新的であることを強調したい場面で使います。
- より革新的であることを強調したい場面で使います。
- state-of-the-art(最新鋭の)
- 最新の技術やデザインを取り入れたことを示します。
- 最新の技術やデザインを取り入れたことを示します。
- advanced(進んだ、先進的な)
- 幅広い分野で使われ、必ずしも技術分野に限らないニュアンスです。
反意語(Antonyms)
- low-tech(低い技術レベルの)
- 現代的な高い技術をあまり使っていない場合に使われます。
- 現代的な高い技術をあまり使っていない場合に使われます。
これらは全て「新しいもの/古いもの」「高度/低度」などの視点で区別されます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˌhaɪˈtɛk/
- アメリカ英語: [ハイ・テック](/haɪtɛk/)
- イギリス英語: [ハイ・テック](/haɪtɛk/)
- アメリカ英語: [ハイ・テック](/haɪtɛk/)
- アクセント(強勢)は「high」よりも「tech」の箇所にかかりやすいです。
- よくある間違い:
- [hi-tech] も同じ発音ですが、スペリングやスタイリングが異なるだけです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- ハイフンの有無に注意: 「high-tech」とハイフンを入れるのが一般的ですが、媒体によっては「high tech」と書く場合もあります。
- スペルミス: 「hight-tech」「hi-tech」の混在に気をつけましょう。
- 同音異義語はとくにないですが、「tech」と「text」を間違えないように注意。
- 試験対策: TOEICなどのビジネス英語でも登場しやすい単語です。最新技術や製品を説明する際に出題される傾向があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「high + tech」と分解して覚えると、「技術レベルが高い→最先端の」というイメージで定着しやすいでしょう。
- 「ハイテク」そのものがカタカナ語として日本語にもあるので、英語の「high-tech」との結びつきが強く、比較的覚えやすい単語です。
- 「high technology」を略した形というストーリーで理解すると記憶に残りやすいでしょう。
以上が「high-tech」の詳細な解説です。最新技術や先端技術のイメージを表現する際に便利な語なので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ