最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

remind

動詞

〈人〉‘に'思い出させる,念を押す:

このボタンはなに?

私は母に食料品を買うように思い出させる必要があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: remind

品詞: 動詞 (verb)

活用形:


  • 現在形: remind

  • 過去形: reminded

  • 過去分詞形: reminded

  • 現在分詞形: reminding

意味(英語): to cause someone to remember something

意味(日本語): (人)に何かを思い出させる、気づかせる

「remind」は、「誰かにある事柄を思い出させる」というニュアンスで使われます。「忘れないでね」と注意を促すイメージもあります。例えば、「お母さんが宿題をするように子どもに言う」といったシーンでも使われます。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

日常会話でかなり頻繁に出てくる動詞です。主に会話やEメールの中で「〜を思い出してね」と伝えるときに使い、シンプルな意味なので中級レベルに位置づけられます。


  • 他の品詞例


    • 名詞: reminder (「思い出させるもの」「注意喚起のメモ」など)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語「re-」: 「再び」「もう一度」のニュアンス。

  • 語幹「mind」: 「心」「思考」、ここでは「思い出す」という意味合いを含む。

まとめると、「思考(mind)を再び(re-)呼び起こす」というイメージです。

派生語・類縁語など


  • reminder (名詞): 思い出させるもの、注意喚起

  • mind (名詞/動詞): 心、意識 / 気にする、注意する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. remind someone of something

    (人)に何かを思い出させる

  2. remind someone about something

    (人)に何かについて思い出させる

  3. gently remind

    優しく思い出させる

  4. constantly remind

    絶えず思い出させる

  5. remind (someone) to do something

    (人)に〜することを思い出させる

  6. remind me later

    後で私に思い出させて

  7. remind everyone in the meeting

    ミーティングに参加している全員に思い出させる

  8. remind oneself

    自分自身に言い聞かせる(思い出す)

  9. strongly remind

    強く思い出させる / 念押しをする

  10. keep reminding

    繰り返し思い出させる


3. 語源とニュアンス

この単語は「re- (再び) + mind (心に留める)」という構成から来ています。もともと「再び心に留めさせる」という意味合いから発生しました。歴史的には中英語などを経由し、古英語の「gemynd(心・記憶)」の影響もあります。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 直接的/間接的に「念押しをする」ニュアンスを伴う場合があるため、カジュアルに使う際は「Could you remind me...?」など丁寧な表現にすることもあります。

  • 口語でもビジネス文章でも頻繁に使われますが、ビジネスシーンでは「I’d like to remind you that…」のように少しフォーマルに使うと丁寧です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 「remind + 目的語 + of/about/that/to不定詞」の形で使われることが多いです。


    1. remind + 目的語 + of + 名詞

      例: This photo reminds me of my childhood.

    2. remind + 目的語 + about + 名詞(行事・予定など)

      例: I reminded her about the meeting.

    3. remind + 目的語 + that + 節

      例: She reminded me that we had a deadline.

    4. remind + 目的語 + to + 動詞の原形

      例: Please remind John to call me.


  • フォーマルかカジュアルかは文全体の語調によります。ビジネスEメールや手紙などではフォーマルに用いられることが多い一方、口語でも日常的に使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you remind me to buy milk on the way home?”

    (家に帰る途中で牛乳を買うように思い出させてもらえる?)

  2. “This song reminds me of our trip last summer.”

    (この曲を聞くと、去年の夏の旅行を思い出すよ。)

  3. “I have to remind myself to drink more water.”

    (もっと水を飲むように自分自身に言い聞かせなきゃ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “I’d like to remind you that the deadline is next Monday.”

    (締め切りが来週月曜日であることをお忘れなく。)

  2. “Please remind the team about the scheduled meeting tomorrow.”

    (明日の定例ミーティングをチームに再度案内してください。)

  3. “Could you remind me to send the invoice by the end of the day?”

    (今日中に請求書を送るように思い出させてくれますか?)

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Allow me to remind you of the key findings in our previous study.”

    (前回の研究の重要な発見を、改めて述べさせてください。)

  2. “This historical reference reminds us that cultural context is crucial.”

    (この歴史的言及は、文化的背景が重要であることを思い起こさせます。)

  3. “I must remind the committee to review the latest data before the conference.”

    (委員会の皆さんに、会議前に最新のデータを確認するよう念押しをしておかねばなりません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. inform (知らせる)


    • 「inform」は単に情報を与えるイメージ。「remind」は既に知っていることを「忘れないように教える」という違いがあります。


  2. recall (思い出す/思い出させる)


    • 「recall」は自分が意図的に頭の中の記憶を呼び出すニュアンスが強い。 「remind」は外からの刺激によって思い出すニュアンス。


  3. prompt (きっかけを与えて思い出させる)


    • 「prompt」は「行動するよう促す」「思いつくように刺激する」意味合いが強い。 「remind」は単に「忘れないようにさせる」感じ。


反意語


  • forget (忘れる)

    「remind」は「思い出させる」なので、その反意語は「忘れる」を意味する「forget」となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈmaɪnd/

  • アクセント (強勢): 第2音節「-mind」に強勢があります (rɪ-MIND)。

  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きな違いはほぼありませんが、アメリカ英語では「r」の音がやや強めにはっきり出ます。

  • よくある間違い: 「re-mind」と区切るように発音してしまい、「ri-mind」とつながりがちになるとリズムが崩れる場合があります。アクセントを意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「remember」との混同

    “remember”は「自分が思い出す」という意味、一方“remind”は「他者に思い出させる」という意味。文法構造も異なるので注意が必要です。


  2. 前置詞の違いに注意


    • remind someone of something: 何か具体的なモノや思い出など

    • remind someone about something: 行事や予定、やるべきこと

    • remind someone to do something: 「~するように思い出させる」


  3. TOEIC・英検などでの出題傾向

    TOEICのパート5(文法問題)などでよく「remind」の用法(to不定詞 / of / about / that節など)を問う問題が見られます。英検などでも同様に「remember」との使い分けや構文が出題されやすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re + mind」=「もう一度、心に留めさせる」という直感的イメージで覚えましょう。

  • 「あなたの“mind”に再度アクセスするから“re-mind”!」というイメージで、スペリングと意味を結びつけると覚えやすいです。

  • こまめに付箋やリマインダーアプリを使って「reminder」として実生活で単語を目にする習慣をつけると印象づけられます。


以上が動詞「remind」の詳細な解説です。日常会話でもビジネスでも頻繁に登場する単語なので、ぜひ使い慣れてください。

意味のイメージ
remind
意味(1)

〈人〉‘に'思い出させる,念を押す:

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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